四十肩・五十肩の痛みは放っておかない事!

こんにちは。今回は四十肩・五十肩のお話です。

よく、肩コリと間違いやすいですが、四十肩・五十肩と肩コリは別物です。

基本的に肩コリは筋肉の疲労によっておこり、四十肩・五十肩は炎症をおこしている状態です。

肩コリがひどくなったから四十肩・五十肩になったというのは間違いです。

肩コリは痛みがでても肩を自由に動かせますが、

四十肩・五十肩は腕を上げたりする事が困難になります。

可動域が狭まってこうした肩の動きに制限がかかります。

肩が動くかどうか…この点が肩コリと四十肩・五十肩の判断基準となります。

四十肩・五十肩の症状は先ほど述べたように、

肩を動かした場合の痛みです。

腕が上がらない、服の脱ぎ着の時（シャツの腕を通すなど）に痛みがあるなど日常生活でかなりしんどい思いをしますね。片方の肩のみ症状がでる場合もあれば、一方で発症後、もう片方の肩が発症する…というケースもあります。ですが「動かすと痛い」だけでなく、そのうち「動かさなくても痛い」となります。

安静にしていても痛み始めます。特に夜間の痛みは苦痛ですね。寝ている時に痛みが増すんです。仰向けになっている態勢だとズキズキと痛みが増します。疼くような痛みで寝られない…と当院に来られる方もいらっしゃいます。痛みによって睡眠がままならないというのはかなりキツイ事ですよね。

四十肩・五十肩は筋肉疲労ではなく肩周辺の関節が炎症をおこしています。

正式には「肩関節周囲炎」という名称です。関節の動きをなめらかにするために潤滑油のような役割をする液体が関節の周囲にはあります。滑液包（かつえきほう）と呼ばれ、筋肉や腱の間にあるんですが、何らかの原因によって滑液包、筋肉、腱などに炎症が起きると痛みとなって現れます。

老化によることが大きいとされていますが、実際のところはっきりとした原因は明確にされていません。

結論からいえば「治ることもあります」。

平均すると1〜2年で治るんですが、中にはずっと痛みが続いたり痛みがなくなっても可動域が制限されたままだったりという方もいらっしゃいます。下手すると関節の癒着が起こります。手術などが必要となる場合もあります。

ただ、僕からしたら、なぜそんなになるまで我慢するのか、と思うんですよね。

日常生活に支障をきたすくらい痛みがあったり動かなかったり…。それなのに

放っておくのはなぜ?

きちんと処置すればしっかり治るのですから、早めに対処するべきです。

「ちゃんと病院に行った」「でも治らない」「湿布と痛み止めをもらった」

う〜ん、、、、、。

病院によって、また症状によって対応は異なると思いますが、

整形外科を受診してレントゲンなどを撮ることは非常に大事と思います。

四十肩・五十肩と思っていたら違った!ということもあるからです。

同じような症状で肩が痛くなるのが

・腱板断裂

・石灰沈着性腱炎

などなど。

まずはしっかりと自身の状態、症状の把握ですね。

絶対です。

患者様の状態、原因をしっかりし探った上で施術プランを立てます。

初期症状では炎症を少しでもやわらげるためにアイシングなどの措置を施します。

炎症がおさまると、固まっている関節を痛みのない範囲で動かし、筋肉を緩め拘縮を防ぐようにし、鍼灸での治療も加えたりします。すぐには治らないのでしばらく通っていただくことになりますが、

再発の防止、症状の悪化を防ぐために、我慢して通ってきてください。

そのかわり、少しでも早く痛みがなくなりますし、予後の不安もありません。

ちゃんと正常な状態に回復させますから。

一番やっかいなのが、

自分で勝手に動かしたり、または動かないように固定することです。

症状によって適切な時期とタイミングがありますから。

動かしてはいけない時期に動かしたり、逆に動かした方がいい時期に動かなかったりすると

良くなるものも良くなりません。

まずは、プロに任せてみてください。

治療と同時に痛みを緩和する姿勢や、再発を防止するためのアドバイスもさせていただきます。

とにかく、放っておかないこと。

そして我流で終わらせないこと。

これ、大事ですよ。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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