片頭痛が起きやすい環境って?

片頭痛
こんにちは、いりえです。
今日は片頭痛が起きやすい環境についてです。
具体的には
光、匂い、音など。

片頭痛はこうした光などに非常に影響を受けやすい頭痛です。
特に昨今は自宅で仕事をする方も多いので
環境改善はとても重要です。
もちろん、環境だけで片頭痛が治るわけではないのですが、
引き金となるものは少しでも排除する方が良いですよね。

では環境因子を一つずつ見ていきましょう。

片頭痛持ちの方が不快と感じる光とは

さて、環境因子の一つである光は片頭痛と特に関係が深いことはご存知でしょう。
片頭痛患者さんにおいては半数以上の光過敏の症状が発作時に起きると言われています。
光過敏の症状は明るい光を不快と感じる症状で、
片頭痛患者さんにおいては、その光が原因で頭痛が起きるケースもあります。

片頭痛に影響する光は色々ありますが、
ハロゲン電球よりも白色蛍光灯や白色LEDの方が片頭痛患者さんは
眩しく感じる傾向があります。

光はその波長により色が変化します。
大体赤・緑・青が混じって光を構成していますが、
片頭痛患者さんは赤や緑の光より青い光を不快に感じるようです。

また、一般的に片頭痛を持っていない方と比較して、片頭痛の方は
弱い光を好むようです。

屋外では、太陽光や自動車のヘッドライト、ブレーキランプが頭痛の引き金として
よくあります。屋内ではまず室内の照明ですが、家電量販店・コンビニなどの白く明るい照明が
不快感を感じることが多いようです。
また、コンサート会場や映画館、太陽光線の強い夏の浜辺などは危険スポットです。
まぶしい光は頭痛発作を誘発します。
また、スマホやモニターの光も頭痛の引き金になります。ブルーライトは眼にも影響しますね。
眼から頭痛を起こすことはよく知られています。

片頭痛持ちの方が不快と感じる匂い・音とは

音・匂いに敏感な片頭痛患者さんもいらっしゃいます。
不快感を感じ、頭痛の引き金になる匂いの代表的なものは香水やタバコの匂い

音であれば、救急車やパトカーのサイレン・踏切の音・クラクションや
中にはセミの鳴き声にも反応するとか。
カラオケボックスなど大きな音が鳴り響く空間は、脳を刺激して頭痛を
誘発する可能性があるようです。

発作時に部屋を暗くして静かな場所で安静にする。
というのが片頭痛の発作時の対処法ですね。
まさにその通り、光や音・匂いを遮断する必要があるようです。

環境工夫で片頭痛に対処しよう

【工夫、その1】照明

白色で明るい照明を好む方は多いですね。ですが、片頭痛の方で光過敏の症状が出る方であれば
自宅の照明は白色照明ではなく電球色へ変更しましょう。
調光・調色機能が付いているLED照明であれば、明るさを落としたり、電球色への変更で効果があります。
蛍光灯にも電球色のものはありますが、気をつけたいのは
ちらつきです。古くなったとき蛍光灯はちらつきがでますね。
そのちらつきが頭痛の引き金になることがありますので早めに交換してください。

また、LEDは本来、光過敏の方には刺激が強い光源です。
なので購入する際は、光源を拡散板で覆ってあり、
光がふわっと均一に照射される製品が好ましいですね。
それから、部屋全体ではなく作業する場所や作業対象など必要な部分だけを明るくする
タスク・アンビエント照明も照明の使い方としてありでしょう。

【工夫、その2】壁紙

白色の壁紙は光を反射しやすいためあまりよくないです。それとストライプなど
コントラストの強い模様も適していません。
とにかく片頭痛の方は刺激に弱いので強いカラーリングが頭痛を起こす原因になります。
優しいクリーム色や淡いグリーンカラーなどの単色の壁紙が良いでしょう。
あと、匂いに敏感な方は消臭機能付きの壁紙も検討してみましょう。

【工夫、その3】デジタルデバイス

スマホやPCなどのデジタルデバイスのモニターは
明るすぎず暗すぎない、適切な輝度設定とします。
また、デジタルデバイスの長時間の使用は片頭痛だけではなく、
緊張型頭痛やVDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群の
原因にもなります。ですから、できるだけ長時間の利用を避けることが重要です。


ほかにも、生活の工夫次第で片頭痛を防げます。
例えば、イタリアンを食べるより和食の方が頭痛を起こすことが少ない傾向があります。
ポリフェノールやチラミンなどが頭痛の原因となるようですが、
これらの物質はオリーブオイル、チーズ、赤ワイン、ハム・サラミなど
イタリアンに多く含まれていますね。
あと、チョコレートや柑橘類も頭痛を誘発する場合があります。

これらは血管を拡張・収縮される物質を含んでいる食品です。
この物質を避ける必要がありそうですね。

また、乗り物に乗る際は座る位置も関係すると言われています。
乗り物には特有の匂いや振動や気圧変化がありますから、
その変化の影響をできるだけ防ぐことが必要なんですね。

例えば、高速で流れる車窓の風景を見ていると頭痛が起きたり、日差しも引き金になります。
窓際の席であればこれらにきをつけたいですね。

高速バスならエンジンの振動が伝わる後部座席、タイヤの真上の座席は衝撃を受けやすいので
避けた方が無難です。新幹線は新幹線同士がすれ違う場合に気圧変化が激しくなるので
通路側が良いでしょう。

頭痛薬では治りにくい頭痛に鍼灸

片頭痛は基本的に頭の神経や血管の異常で起きるとされています。
でも、意外と薬の多用による頭痛も多いんです。MOHと呼ばれ、月に10日以上
(薬の種類によっては、15日以上)頭痛薬を服用してしまうと、
薬が効きにくくなり、さらに薬を飲み過ぎてしまう悪循環が生まれ、
MOHになるリスクが高まります。

そうしたケースを防ぐために鍼灸治療が注目されています。
頭痛や慢性痛の診療ガイドラインでも推奨されており、医療機関でも
標準的な治療に加えて取り入れるケースが増えているといいます。

鍼灸治療では肩や首のコリを和らげる効果があります。
緊張型頭痛はもちろん、片頭痛の場合でも「体のコリ」は大敵です。
そして、鍼灸は脳の働きを改善する効果もあります。
慢性頭痛患者さんの脳では、「痛みを感じるメカニズム」に
異変が生じているケースが多く、「過剰に痛みを感じやすくなる=頭痛が慢性化」している
ことが頭痛を慢性化させている原因にもなっています。

鍼は末梢神経から脊髄を経て脳に届き、痛みを感じる脳の働きを改善させると考えられています。


生活習慣や環境改善も大事ですが、体を改善することも大切です。
片頭痛にお悩みの方はぜひ、ご相談ください。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)