膝の痛みに悩んでませんか?膝の関節痛の原因とメカニズムを徹底解説！

さて、膝の関節痛は、様々な原因が考えられますが
そもそもの膝の関節痛が起こるメカニズムについてお話しておきますね。
膝の関節は、複雑な構造をしています。この構造の中で、様々な要素が絡み合うことで
痛みを引き起こします。

痛みを引き起こす主だった要素は以下のものです。

■関節軟骨のすり減り: 関節軟骨は、クッションの役割を果たし、関節を保護しています。
この軟骨がすり減ると、骨と骨が直接こすれ合い、痛みや腫れが生じます。
■炎症: 関節リウマチや滑液包炎など、関節に炎症が起こると、痛みや腫れ、熱感を感じます。
■神経の圧迫: 関節の周囲の神経が圧迫されると、痛みや痺れを感じることがあります。

こうした要素があった上で、さらに膝の関節痛を悪化させる要因というものもあります。
つまり、ただでさえ膝の具合が悪いのにさらに悪化させる事柄ですね。
それを以下に挙げました。

■運動不足: 運動不足は筋肉を弱らせ、関節への負担を増大させます。
■肥満: 体重が増えると、膝の関節への負担が大きくなり、痛みを悪化させることがあります。
■間違った運動: 膝に負担のかかる運動を続けると、痛みを悪化させることがあります。
■冷え: 冷えは血行を悪くし、関節の回復を遅らせます。
■ストレス: ストレスは免疫機能を低下させ、炎症を悪化させることがあります。

特に冬には痛みが増すことが多い関節痛。
冬の関節痛は気圧の変化や気温・湿度の低下、血行不良が大きく関係します。

■気圧の変化: 冬は気圧の変化が激しく、それが関節内の圧力に影響を与え、痛みを誘発することがあります。
■気温の低下: 寒さによって筋肉が硬くなり、関節の動きが制限されることで痛みを感じやすくなります。
■湿度の低下: 空気が乾燥すると、関節の潤滑油が減少し、摩擦が増えて痛みを引き起こすことがあります。
■血行不良: 寒さによって血管が収縮し、血行が悪くなると、関節への栄養供給が不足し、
痛みやこわばりが生じやすくなります。

関節には季節的な要因が関わっていることになりますね。
関節痛だけでなく痛み全般ですが、冬や季節の変わり目にはもれなく悪化します。

膝の関節痛を引き起こしている疾病は様々あります。
関節痛は放っておいても治ると思ってらっしゃる方もいらっしゃいますが、
いずれ、以下のような疾病に移行するケースがあるので
要注意。また、現在すでにその疾病にかかっている可能性もあります。

■変形性膝関節症: 加齢や繰り返しの負荷によって、関節軟骨がすり減り、
骨と骨が直接こすれ合うことで痛みを生じます。
■半月板損傷: 膝のクッションの役割をする半月板が損傷すると、痛みや腫れ、
関節の動きづらさを感じます。
■靭帯損傷: 膝の関節を安定させる靭帯が損傷すると、関節が不安定になり、
痛みや腫れが生じます。
■滑液包炎: 関節の動きをスムーズにする滑液包に炎症が起こると、
痛みや腫れを感じます。
■関節リウマチ: 自身免疫疾患の一種で、関節に炎症が起こり、
痛みや腫れ、こわばりを感じます。
■痛風: 尿酸が関節に沈着し、結晶となって関節を刺激することで
激しい痛みが起こります。
■オスグッド・シュラッター病: 成長期の男の子に多く見られる病気で、
膝蓋骨（お皿の骨）の下の骨が引っ張られて痛みを生じます。

膝の痛みを感じたら、自己判断せず、必ず医師に相談しましょう。
なぜなら、前述のような疾病がある可能性があるからです。
適切な治療のためには
症状や検査結果から、原因となる病気を見つけ出す必要があります。

実際に治療をする場合、膝の関節痛の治療法としては次のような方法が取られます。
膝の関節痛の治療法は、もちろん原因によって異なります。

■薬物療法: 消炎鎮痛剤やステロイド剤など、痛みや炎症を抑える薬が用いられます。
■物理療法: 温熱療法や超音波療法など、物理的な刺激を与えることで、痛みを軽減します。
■運動療法: 筋肉を強化し、関節の動きを改善する運動を行います。
■手術療法: 関節の損傷がひどい場合や、他の治療法が効果がない場合は、
手術が行われることがあります。

最悪、手術に至るケースもありますが、
そうなる前に少しの違和感でも見逃さないことが重要です。

また、手術になるまで悪化させるのではなく
痛みの原因をしっかり把握した上で回復に務めれば
手術を防ぐこともできます。

上記の治療法以外にも鍼灸治療なども有用です。
鍼灸治療は薬物療法で効果がない、または合わない方でも比較的スムーズに行える治療法です。

また、当院のような鍼灸整骨院では温熱療法や超音波療法、電気治療も行えるので
病院でなかなか痛みが引かない、改善されないという方は相談してみてください。



さて、治療の前にこうした関節痛を防ぐ方法もお伝えしますね。

膝の関節痛を予防するためには、以下のことに注意しましょう。
■適度な運動: 筋肉を強化し、関節を柔軟にする運動を心がけましょう。
■体重管理: 肥満は膝の関節への負担を増大させるため、適正体重を維持するようにしましょう。
■正しい姿勢: 日常生活の中で正しい姿勢を心がけることで、膝への負担を軽減できます。
■ウォーミングアップ: 運動の前には必ずウォーミングアップを行い、筋肉を温めてから運動を始めましょう。
■クールダウン: 運動の後にはクールダウンを行い、筋肉の疲労を回復させましょう。

最後に冬の関節痛に悩んでいる方にむけ、
冬の関節痛を和らげるための対策もお伝えします。
冬の関節痛を和らげるためには、以下の対策が効果的です。

■保温: 手足など冷えやすい部分をしっかりと保温しましょう。手袋、靴下、マフラーなどを着用し、暖かい服装を心がけましょう。
■運動: 軽い運動をすることで血行が促進され、関節の柔軟性が向上します。ただし、無理のない範囲で行うことが大切です。
■ストレッチ: 日常的にストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、関節の動きをスムーズにすることができます。
■お風呂: 温かいお風呂にゆっくりと浸かることで、筋肉がリラックスし、血行が改善されます。
■湿度の調整: 加湿器を使用するなどして、室内の湿度を適切に保ちましょう。
■バランスの取れた食事: カルシウムやビタミンDなどの栄養素をバランスよく摂取することで、骨や関節の健康を維持しましょう。
■休養: 十分な睡眠をとることで、体の疲れを癒し、関節の痛みを軽減することができます。

意外と当たり前の生活が難しくなっている現代では
膝の関節痛に悩む方も多いと思います。

ですが、膝の関節痛は、様々な原因が考えられるため、自己診断せず、必ず医師に相談することが大切です。
適切な治療を受けることで、痛みを軽減し、日常生活の質を向上させることができます。

また、病気と診断されなくても些細な違和感は放っておかないこと。
病院にかからなくても当院のような施術院でも良いので
相談してみてください。

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