【鍼灸整骨院が教える】初夏の腰痛対策の新常識!「〇〇」を活用した改善法

腰痛
こんにちは、いりえです。
ようやく暖かくなりはじめましたが、まだまだ肌寒い日も続いていますね。
これから先、少しずつ初夏に近づいていきますが、過ごしやすくなったと喜ばしい反面
この時期特有の悩みが「腰痛」という方も実は増えてきます。

当院に来られる方も
「梅雨入り前の不安定な気圧のせいかな…」
「なんとなく体がだるくて、腰も重い…」
とお悩みの方が毎年多いんですね。

初夏の腰痛には、実は意外な落とし穴が潜んでいるんです。

そこで今回は
鍼灸整骨院の視点から、そんな初夏の腰痛に対する新常識とも言える改善法を、ズバリお伝えします。

なぜ初夏に腰痛が悪化しやすいのか?

まず、なぜこの時期に腰痛を感じやすいのか、その背景にある要因をいくつか見ていきましょう。
わかりやすいように列記しました。

■寒暖差による自律神経の乱れ: 春から夏への移行期は、気温の変化が激しく、自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れは、筋肉の緊張を引き起こし、腰痛につながることがあります。

■気圧の変化: 梅雨入り前は、気圧が不安定になりがちです。気圧の変化は、関節や神経に影響を与え、慢性的な痛みを悪化させる可能性があります。

■薄着による体の冷え: 気温が上がってきたとはいえ、朝晩は冷えることも。薄着で過ごしていると、意外と体が冷え、筋肉が硬くなって腰痛を引き起こすことがあります。

■活動量の増加: 行楽シーズンを迎え、外出や運動の機会が増える方も多いでしょう。普段以上に体を動かすことで、腰に負担がかかりやすくなります。

■水分不足: 汗をかきやすい時期ですが、水分補給が不足すると、血液の循環が悪くなり、筋肉の柔軟性も低下。これも腰痛の原因の一つとなります。

初夏の腰痛対策の新常識!驚きの改善法

さて、これらの要因を踏まえた上で、今回ご紹介する初夏の腰痛対策の新常識、それは…
「インナーユニット」を活用した改善法です!

「インナーユニットって何?」と思われた方もいるかもしれません。
インナーユニットとは、体の深部にある4つの筋肉(横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群)の総称です。

これらの筋肉は、体の軸となる部分を支え、姿勢を安定させる非常に重要な役割を担っています。
まるで、天然のコルセットのような存在と言えるでしょう。

コルセットと呼ばれる理由は脊柱や骨盤を安定させる役割を担っているからです。

このインナーユニットの機能が低下すると、
体幹の安定性が失われ、わずかな動作でも腰に負担がかかりやすくなります。
そして姿勢が悪くなり、腰椎や骨盤に不自然なストレスがかかるようになります。
さらに、衝撃を吸収する能力が低下するため、腰への負担が増大し、
深部の血行が悪くなり、筋肉が硬くなりやすいという悪循環を引き起こすことに。
これが慢性的な腰痛や、ぎっくり腰などの急性腰痛を引き起こす原因となりえるんです。

インナーユニットがいかに大切かということがわかりますよね。

でも、「インナーユニットが大切!」と言われても、具体的に
何をすれば良いのか分からない方もいるでしょう。
なので、ご自宅で簡単にできるインナーユニットを意識したエクササイズを2つご紹介します。

インナーユニットを意識した簡単エクササイズ

1.ドローイン

①仰向けに寝て、膝を立てます。
②息をゆっくりと吐きながら、お腹を凹ませていきます。「おへそを背骨に近づける」ようなイメージです。
③お腹を凹ませた状態を5秒ほどキープします。
④ゆっくりと息を吸いながら、お腹を元の状態に戻します。
⑤これを10回程度繰り返しましょう。

ポイント: 腰が反らないように注意しましょう。お腹を凹ませる際に、呼吸が止まらないように意識してください。

2.バードドッグ

①四つん這いになります。手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。
②息を吐きながら、右腕と左足を床と平行になるようにゆっくりと持ち上げます。この時、お腹をキュッと引き締めることを意識しましょう。
③上げた状態を2~3秒キープします。
④息を吸いながら、ゆっくりと元の四つん這いの姿勢に戻ります。
⑤反対側の左腕と右足も同様に行います。
⑥左右交互に5回ずつ程度繰り返しましょう。

ポイント: 体がグラグラしないように、体幹を安定させることを意識しましょう。腕や足を高く上げることよりも、インナーユニットを意識することが大切です。

鍼灸整骨院だからできる!さらに効果的なアプローチ

「インナーユニットを鍛えるエクササイズはしているけど、なかなか効果を感じられない…」
「もっとダイレクトにインナーユニットにアプローチする方法はないの?」
と感じている方には
鍼灸と整体の融合が、あなたの長年の腰痛に新たな光を照らすかもしれません。

どういう意味かというと、
鍼灸治療では、インナーユニットを直接的に刺激することは難しいものの、
その周辺の筋肉や神経系に働きかけることで、間接的に機能改善を促すことができます。

下記に鍼灸での筋肉群へのアプローチについて列記します。

1.腹横筋へのアプローチ

腹横筋は、お腹をコルセットのように覆っている筋肉で、インナーユニットの中でも特に重要な役割を果たします。鍼治療では、腹部の特定のツボ(例:気海、関元など)に細い鍼を注意深く刺入することで、腹横筋の緊張を緩和し、収縮力を高める効果が期待できます。また、微弱な電気を流すことで、さらに深部の筋肉への刺激を促すこともあります。

2.多裂筋へのアプローチ

多裂筋は、背骨のすぐ脇に位置する小さな筋肉で、脊柱の安定に大きく貢献します。この筋肉の機能低下は、腰痛の大きな原因となります。鍼治療では、背骨の近くのツボ(例:腰眼、志室など)に斜めに鍼を刺入することで、多裂筋の緊張を緩め、活性化を促します。

3.横隔膜へのアプローチ

横隔膜は呼吸に関わる筋肉ですが、インナーユニットの一員としても重要な役割を果たします。鍼治療では、胸部や背部のツボ(例:膻中、膈兪など)を刺激することで、横隔膜の動きをスムーズにし、呼吸を深くすることで、インナーユニット全体の協調性を高める効果が期待できます。

4.骨盤底筋群へのアプローチ


骨盤底筋群は、骨盤の底にある筋肉で、内臓を支え、排泄機能にも関わります。この筋肉の機能低下は、腰痛だけでなく、尿漏れなどの原因にもなります。鍼治療では、下腹部や会陰部のツボ(例:曲骨、会陰など)を慎重に刺激することで、骨盤底筋群の緊張を調整し、機能を回復させることを目指します。

それから、自律神経の調整にも一役買います。
というのも、インナーユニットの機能は、自律神経のバランスとも深く関わっています。鍼治療では、手足や耳のツボを刺激することで、自律神経の乱れを整え、インナーユニットが本来の力を発揮しやすい状態へと導きます。

次に、整体でもインナーユニットの機能を最大限に引き出すことができます。
整体では、骨盤や背骨の歪みを調整することで、インナーユニットが働きやすい土台を作ることが可能なんですね。

1.骨盤矯正によるインナーユニットの活性化

骨盤の歪みは、インナーユニットの筋肉のアンバランスを引き起こし、正常な機能を妨げます。整体による骨盤矯正は、骨盤の位置を正しい状態に戻すことで、インナーユニットの筋肉が適切に働くための基礎を築きます。特に、仙腸関節の動きを改善することは、インナーユニット全体の安定性向上に不可欠です。

2.筋膜リリースによる深部筋肉へのアプローチ

インナーユニットの周りの筋膜が癒着すると、筋肉の動きが制限され、機能低下につながります。整体の筋膜リリースという手技は、皮膚や筋肉の表面的な部分だけでなく、深部の筋膜の緊張を緩めることで、インナーユニットの動きをスムーズにし、本来の力を取り戻します。

3.呼吸法や姿勢指導による意識改革

整体では、施術だけでなく、正しい呼吸法や姿勢の指導も行います。横隔膜を意識した深い呼吸は、インナーユニット全体の活性化に繋がります。また、日常生活での正しい姿勢を身につけることで、インナーユニットへの負担を減らし、良い状態を維持することができます。

4.インナーユニットを意識した運動療法

状態に合わせて、インナーユニットを効果的に働かせるための運動療法も指導します。ドローインやバードドッグといった基本的なエクササイズに加え、より専門的なトレーニング方法も提案することで、インナーユニットの持続的な強化を目指します。

鍼灸×整体の融合がもたらす相乗効果は?

鍼灸治療で体の内側のバランスを整え、深部の筋肉や神経系に働きかけ、整体で骨格の歪みを調整し、
インナーユニットが働きやすい環境を整える。この二つの施術法を組み合わせることで、

■より深いレベルでの筋肉の緩和と活性化
■骨格の安定と、それに伴うインナーユニットへの負担軽減
■自律神経のバランスが整い、体の回復力向上
■痛みの根本原因への多角的なアプローチ


これらが可能になり、単独の施術では得られないより高い治療効果が期待できます。

鍼灸×整体の相乗効果で、より深い改善へ

前述のように鍼灸と整体は、それぞれ単独でも高い効果を発揮しますが、
組み合わせることで、より相乗的な効果が期待できます。

鍼灸で体の内側からアプローチし、全体のバランスを整え、整体で骨格や筋肉の歪みを直接的に調整することで、
痛みの根本原因に多角的にアプローチできるのです。

実際に、当院で鍼灸と整体を併用された多くの方が、

「長年の腰痛が嘘みたいに楽になった!」
「体の奥からポカポカして、調子が良くなった!」
「姿勢が良くなり、腰への不安がなくなった!」


といった喜びの声を寄せてくださっています。


もしあなたが、
長年の腰痛に悩んでいたり、インナーユニットを鍛えているのに効果を感じられない、根本的に腰痛を改善したい

と思っているなら、ぜひ一度、当院にご相談ください。
鍼灸と整体の専門的な知識と技術を駆使し、あなたの体の状態を丁寧に評価した上で、
最適な施術プランをご提案いたします。

「どんな施術をするんだろう?」
「本当に効果があるのかな?」

と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では初めての方にも安心して施術を受けていただけるよう、
丁寧な説明を心がけております。

「どこに行っても良くならなかった…」という方も、諦めずに当院の施術を試してみてください。
インナーユニットへのアプローチを通じて、きっとあなたの体に変化を感じていただけると信じています。

まずは、お気軽にお問い合わせください。あなたの健康な未来を、共に創っていきましょう。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)