自律神経の乱れが体調不良を起こしやすいのはなぜ?

自律神経の乱れに悩む
ここのところ、めっきり寒さが増してきましたね。
こんにちは、いりえです。
今回は冬と自律神経についてお話します。

この寒さで体調不良を起こしている方も大勢いらっしゃると思います。
冬の体調不良の原因としてあげられるのは
「自律神経の乱れ」です。

ブログでもなんどもテーマにしてきましたが、
この自律神経が乱れると
不調もひとそれぞれ、症状もひとそれぞれで
ものすごく様々なところに不調が起こるんですよね。

しかも、「なんとなく不調…」という
曖昧な感じで病院に行っても釈然としない、
または、なかなか治らない、はたまた病院にも行かない…など
原因不明というか治療も不明というか
とにかく、はっきりしないんです。
なので、僕のところにも
そんな患者さんがよくいらっしゃるんですよ。

自律神経の乱れは冬に限らず
それこそ年中起こるものなんですが、
特に冬場の自律神経の乱れは
やはり「寒暖差」ですね。それと「日照時間の短さ」。

寒暖差は人間の体に大きな負担を課します。
必要以上に疲れを生むんです。
「寒暖差疲労」って聞いた事ないですか?
人間の体は寒かったら熱をつくろうとします。
逆に暑ければ熱を冷まそうとします。

熱をつくろうとしたり、冷まそうとしたり、この働きに大きく関与するのが
「自律神経」です。

交感神経と副交感神経を上手く切り替えることで
寒暖の環境に体を順応させています。

ところが寒暖差のある環境にいると
しょっ中切り替えないといけなくなるんですね。
そのため、エネルギーも相応に消費します。
また、自律神経もキャパオーバーで上手く切り替えのバランスがとれなくなります。
寒いところから暖房の効いたあったかい部屋へ、またその逆もしかり。
寒暖差疲労が起こるのは温度差が5から10度の時と言われています。
さて、皆さんの暖房の設定温度はどうですか?

自律神経の乱れはどのように治す?

さあ、ここからが本題です。
自律神経の乱れが引き起こす症状も色々あるので
患者さん自身も原因がわからず不安になりがちです。

頭痛、めまい、肩こり、むくみ、ほてり、不眠、吐き気、慢性疲労、イライラ、食欲不振…。
冬はその寒さのため、
血管の外側を覆う筋肉も硬くなりがちです。
血流の悪さで冷えも発生します。
自律神経が乱れている上、冷えにも悩まされている
と、悩んで当院にいらっしゃる方が多いんですよね。

当院では、まずは問診をしっかりするようにしています。
症状など診断に必要な事を
シートに記入してもらうのがまず最初にしていただく事なんですが、
この時点で自律神経が疑わしいことが
なんとなくわかったりします。

長年、患者さんに接していると
不思議とわかってくるんですよね。
例えばシートに症状を書く時、自律神経に問題がある方は
びっしり書き込まれるケースがわりとあります。
全てではないですが。

不安や心配がそうさせているんでしょう。
こうしたストレスは自律神経に悪影響を与えるので
当院ではまず「リラックス」していただく事を優先しています。

特に初めて整体や鍼灸など受けられる方は
「不安」「怖れ」を抱いていらっしゃいます。

何をされるんだろう、痛いんだろうか…など
緊張しているのがすごく伝わってきます。


そんな患者さまに対して、いきなり
「針」を打ちましょう!!は、ないですよね。
ないです。だめです。

ストレスを余計に与えてはだめです。
本来は鍼灸が一番効くんですが、
前から申し上げているように、無理やり押し付けるような治療は
一利もない
と僕は思います。

患者さんの体と心は密接に関係しています。
緊張してこわばっている状態で治療してもいい結果が出るとは思えません。

なので、問診やカウンセリングで症状を確認しながら、
そして緊張もほぐし、リラックスしてもらえるようにしていくのが
僕流の治療の最初の一歩です。

まずは僕という人間に慣れていただいて信頼をしていただかないと。

最初は電気で筋肉をほぐしたり温めたりしつつゆるやかに緊張を取り去り、
もし恐怖がなければ針もすすめてみたりします。
もちろん鍼灸以外で治療を終える事もざらにあります。
針自体も細く短い針からすすめて、
慣れてくると少し太く、長い針を使うようにしたり、
段階を経て治療しています。

急激に、というのは本当に良くないので
じっくりと患者さんに向き合いつつすすめていくのが
正しい治療のあり方だと思うんです。

そうして交感神経と副交換神経のバランスを正していきます。
この時、気をつけないといけない一番大事なことは
決して強い刺激を与えない事、です。
交感神経と副交感神経のバランスを整えるのは
軽い刺激が原則です。
強い刺激は交感神経に強く作用し、
症状を亢進させます。
よけいにバランスを崩す要因になります。

鍼といっても様々な針の種類がありますし、
症状により使い分けるのがあたりまえですので
しっかりとその症状に合わせた治療法を行うのがベストです。

また、針といっても痛みを感じないくらい細い針があるので
怖いと思っている方、安心してくださいね。

自律神経には鍼灸が一番だと思いますが、
それ以外でもアプローチの方法はありますので
どうか恐れず治療を受けに来てください。
絶対に後悔はさせません。
行ってよかった、楽になった、と言ってもらえることが
最大の喜びです。

鍼灸治療については、
またいずれ詳しくお話しします。
「スポーツ鍼灸」「高齢者鍼灸」「美容鍼灸」「レディース鍼灸」など色々多岐にわたる鍼灸。
中国発祥、2千年も受け継がれる療法である鍼灸は
奥深いものですよ。
では、また!


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!




入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)