足がつった…!就寝中のこむら返りにご用心

足がつる!地獄のような痛みが突然襲ってくる!
この激痛が過ぎ去るまで、ひたすら耐える!

多くの皆様が一度は経験したことがあるでしょう、
「こむら返り」。

様々な原因があるということで根本の原因はまだ、はっきりとしません。
50代もすぎればこむら返りになやまされる方もだんだんと多くなります。

「寝るのが怖い」「ほぼ毎日のようにつる」今回はそんな「こむら返り」についてのお話です。

足のつり、こむら返り

「つる」という現象について解説します。

先ほど原因ははっきりとはわかっていない…と言いましたが、
何かしらの誘発原因は考えられます。

原因のひとつとしては筋肉疲労だったり筋肉不足もあげられています。
そこで、筋肉についてざっくりお話しします。

筋肉が伸び縮みすることで体は動きます。
ただし、過剰な動き(無理な動き)をすると筋肉を痛めてしまうので
防御措置として
●筋紡錘(きんぼうすい)
●腱紡錘(けんぼうすい)
がセンサーとして働くようなメカニズムになっています。

筋紡錘は筋肉の中にあって筋肉の情報を脊髄に伝えます。両端が細く真ん中が膨らんだ紡錘形をしています。
筋肉が引き伸ばされるとそれを感知した筋紡錘はある程度のところまで達すると伸びることがないように「縮め」と命令します。
一方、腱紡錘は筋肉と腱をつなぎ、筋肉の収縮によって起こる腱の伸びを感知、筋肉をゆるめる命令を発します。つまり「これ以上縮むな」と命令するんです。

この一連の行動が筋肉や腱を守っているんです。
過度な収縮や伸張を未然に防いでるんですね。

「つる」という状態は腱紡錘の動きが正常ではなく、筋肉をゆるめる命令を発しない状態なのです。
筋肉は異常に収縮が続く状態です。

ふくらはぎがぎゅっと縮むとアキレス腱にある腱紡錘が感知し反応します。
ところが誤作動を起こしていると腱を伸ばすことができず、
異常に筋肉が収縮したままになるんです。
この状態が「こむら返り」です。

なぜ、誤作動を起こすのか

さて、じゃあなんで誤作動を起こしたんでしょう?
様々原因はあるといわれてますが、
その1つとして「電解質」の異常です。電解質は水に溶けると電気を通すミネラルなどの物質で神経が情報のやりとりをする際に使われます。
マグネシウムやカリウム、カルシウム、ナトリウムなどですね。
特にマグネシウムとカルシウムは筋肉の収縮を調節するのに関係しています。不足すると神経伝達に障害が出て腱紡錘が鈍ります。結果、つります。

年をとったり疲れや水分不足、冷えなどでもミネラルバランスが崩れ同じように、つります。

寝ているときは腱紡錘の働きは低下します。
そんなとき筋肉が疲労していると筋紡錘、腱紡錘が過剰な状態となり、輪をかけて誤作動を起こしやすくなってしまいます。
寝ているときによく起こるのは以上のような理由です。

また、寝ているときは汗をかくのでミネラルバランスも崩れやすいです。布団から足を出し足を冷やしてしまうと血流が悪くなり、電解質が運ばれにくい状態となります。

はい、つります。

筋肉疲労や血行障害、神経障害。
足がつる原因はこれらにあります。

足のつり、こむら返りの対処

いざ、起きてしまったら
つま先を手前にひっぱってアキレス腱を伸ばしましょう。
それでもなかなか良くならないなら、
ふくらはぎをマッサージしたり温めたりしてみます。

つりやすい人は日常生活の中で少しでも原因となるものを排除していきましょう。
マグネシウムやカルシウムを率先して補ったり…。
寝るときによくつる人は寝る前に水分をとったり、冷やさないように足を温めてみたり、
ストレッチをしてふくらはぎの筋肉を伸ばすようにしたり。

僕としては、
鍼灸治療がおすすめですけどね。

まずは足へのお灸かな。
「足三里」「三陰交」「承筋」「承山」へ。
血行も促進され筋肉の緊張もやわらげるので
いいですよ!

あと、鍼は神経によく効きますし、筋肉の疲労を整体でゆっくりとほぐすのも効果ありです!

人間の体のメカニズムを知れば
どう対処するのが良いのか
自然とわかるようになります。


理由を知ればなぜこの治療が効果があるのか、
また、どの治療、予防が効果があるのか…が見えてきます。

もちろん知識と技術、経験が必要ですけどね。

まずは、自分の体に何が不足しているのか、
それを補うにはどうすればいいのかをかんがえてみませんか?

あの強烈な痛みをなくすために。

もちろん、僕に相談してもらえれば
一緒にかんがえて、悩みをなくすお手伝いをしますよ!

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!