肩こり・首こり…凝り(コリ)って何?

こんにちは、いりえです。

今日は凝り(コリ)についてのお話です。
よく耳にする言葉ですが、
基本的にコリってどんな仕組みで起こるものでしょうか?
肩こり、首コリ

肩のコリ・首コリ・腰の痛み、なぜ起きるの?

肩が凝る…これはご存じの通り筋肉の張りです。
なぜ筋肉が張るかというと、血行不良が主たる原因です。
では、なぜ血行不良が起きているかというと、
長時間、姿勢が悪い状態でいる、または血流の滞りをうながすような
不適切な行動を長時間行なっている
ことで血行不良は起こります。

さらに言うと、
ほとんど同じ姿勢でパソコンを長時間、正確に早く、しかも集中しながら
キーボードを叩く(同じ動作の反復)ような職種の方や
スマホを長時間眺めることで、猫背状態になり、胸部の圧迫で呼吸が浅くなることで
自然と内臓の動きも悪くなると同時に血流も悪くなっている方、
また、筋力の低下で脊柱のS字カーブが崩れたり、反り腰などで筋肉の負担を増やした結果、
血流が滞った方…などです。

コリはこうした生活の中で生まれます。

どうですか?
自分に当てはまっているなぁと感じる方もいるのでは?

血流の滞りが起きると酸素が運ばれにくくなります。
そして、疲労物質である乳酸がどんどん蓄積されていきます。
乳酸というのは糖質が分解されてエネルギーとなるときにできます。
酸性物質に筋肉は弱いので、乳酸が蓄積され続けると十分に働けなくなります。
それが筋肉に張りが出てコリに繋がります。

筋肉は適度に動かさないと萎縮していく部位です。
さらに弱くなっていくんですよ。

こうして見ると負のスパイラルにハマっているのがわかります。

慢性的なコリを生む「負のスパイラル」

つまり、コリという状態が続いているなら、それは
負のスパイラルにハマっていて中々そこから
脱出できなくなっているんです。

まず
①血行不良で筋肉が張り、硬くなる
②筋肉が張り、硬くなり、末梢神経を傷つける
③抹消神経のダメージで痛みを感じる物質の増加
④傷み物質を脳が感知、傷みが起き筋肉がさらに収縮
⑤筋肉が動かしにくくなる
そして、①血行不良を増長させる


まぁ、こんな状態でしょうか?

血行不良が先か筋肉の萎縮が先か、というところで
その方その方で差異はあるでしょうが
実際にはどちらも既に起こっているので
どちらが先でも関係ないです。

要はこのスパイラルから抜け出さないと
永遠に凝りからは逃れられないどころか
コリを通り越して痺れや傷みを増長させることになりかねない
ということなんです。
また、コリというのは
感じる人に差がでます。

すごく筋肉が張って硬くなっているのに
さほどコリを感じない人もいれば
そこまで張っていなくても
コリを感じる人もいるんです。

人によって感じ方が違うので注意が必要です。

ストレスが要因となってコリが生まれるケース

さて、ストレス性のコリもあるんです。
現代ならではのコリかもしれませんね。

現代はストレス社会です。
日夜、様々なストレスに晒されていると言ってもいいでしょう。

人はストレスにさらされると
脳からドーパミンが出なくなります。
このドーパミンは傷みを抑制する働きがありますが、
これが分泌されなくなるんです。
そうすると自律神経のバランスが崩れ、交感神経が過度に働き、
首や肩周辺の血行不良
となります。
そして、脳がストレスをキャッチすると
ストレス情報が神経線維を伝わり、首や肩周辺の筋肉の緊張を促します。

こうして、自律神経と脳脊髄神経の両方から
血行障害が生まれることになります。

怖いですね。ストレスって。

一言でコリと言っても、様々な要因が元で起きていてます。
また、その要因が密接に関係していてその内情は
複雑です。

というか、生活していると絶対何かしらのコリは
人体に起きていると思ったりします。

コリを改善、対処する方法

こうしたコリは現代も昔も人体に起こっていた病気と言えます。
その歴史は二足歩行を始めた時から起きることは必然であった、とも言われるほど。

特に狩猟生活から農耕生活になり始めてから
その兆候は増えたとも。

農耕生活が人の肩や腰に与える負荷がいかに大きいかが伺えますよね。

古代バビロニアや石器時代にもコリに悩まされていたと思われる痕跡が
遺跡から発掘されています。

古代ギリシャではヒポクラテスがシップ剤を作り出し、
唐の時代には、灸やツボが発展し、
奈良時代には「按摩(あんま)」を奨励。
こうして人類はコリと戦ってきたんです。

以来、ずっと現代に至るまで
コリはなくなるどころかもっと深刻になっています。

昔よりもさらに悩んでいる人が増えているんです。
医学も発達し、労働も昔よりも負担がなくなっているにもかかわらず。

コリは難病ですよね。こうなると。

まず、コリの改善は本人の自覚が大前提です。
そして、改善するために何をするか、何に気をつけて生活するか。

そして、どうすればいいかわからない時にこそ、
当院に相談してほしいです。

負のスパイラルから抜け出す方法を
一緒に考えていきましょう。


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!




入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)