こんにちは、いりえです。
今回のテーマはいわゆる「巻き込み肩(巻き肩)」。
毎日長時間のデスクワークやパソコン作業に追われていると、
ふと気づいたときに「両肩が内側にすぼまり、背中が丸まっている」ということはありませんか?
これが「巻き込み肩(巻き肩)」と呼ばれる状態です。
現代のビジネスパーソンにとって、巻き込み肩はもはや国民病とも言えるほど慢性化しています。
そして、この状態を放置したままいくら肩をマッサージしても、一時しのぎにしかなりません。
なぜなら、巻き込み肩の本質は「肩の後ろ側が凝っている」のではなく、
「体の前側の筋肉が縮み、肩甲骨が外側にロックされている」ことにあるからです。
今回は鍼灸整骨院のプロの視点から、PC作業中に巻き込み肩が発生する解剖学的なメカニズムを紐解き、
仕事の合間に1分で実践できる本格的なセルフケア(骨格ストレッチ&東洋医学的ツボ押し)をご紹介します。
PC作業の職業病!その肩こり、巻き込み肩が原因かも?
なぜPC作業は「巻き込み肩」を悪化させるのか
パソコンに向かってキーボードを叩き、マウスを操作する時、私たちの両腕は常に「体の前方」に出ています。この姿勢を維持しているとき、体内では以下のような構造変化がリアルタイムで起きています。
肩甲骨の外転(がいてん)とロック
胸の筋肉に引っ張られる形で、本来は背中の中心寄りに位置すべき肩甲骨が、
外側(脇の下方向)へと開ききったまま動かなくなります。
外側(脇の下方向)へと開ききったまま動かなくなります。
背部筋肉の過伸展(かしんてん)
肩甲骨が外に開くことで、背中にある「菱形筋(りょうけいきん)」や
「僧帽筋(そうぼうきん)」が常に引っ張られて引き伸ばされ、血流が途絶えてガチガチに凝り固まります。
「僧帽筋(そうぼうきん)」が常に引っ張られて引き伸ばされ、血流が途絶えてガチガチに凝り固まります。
つまり、あなたが感じている「背中や肩のコリ」は、前側の胸の筋肉に引っ張られ続けた背中の筋肉が
限界を迎えて上げている悲鳴なのです。
そのため、背中だけを揉んでも前側の縮みが取れなければ、一瞬で元の巻き込み肩に戻ってしまいます。
限界を迎えて上げている悲鳴なのです。
そのため、背中だけを揉んでも前側の縮みが取れなければ、一瞬で元の巻き込み肩に戻ってしまいます。
胸を拓き、肩甲骨をはがすリセットストレッチ
巻き込み肩を根本からリセットするには、「胸の前側(小胸筋)の柔軟性を取り戻すこと」と
「外側に張り付いた肩甲骨を本来の位置(内側)へ戻すこと」の2ステップが不可欠です
オフィスや自宅のデスクにいながら道具なしでできる、ストレッチを紹介します。
「外側に張り付いた肩甲骨を本来の位置(内側)へ戻すこと」の2ステップが不可欠です
オフィスや自宅のデスクにいながら道具なしでできる、ストレッチを紹介します。
① 壁やデスクを活用する「小胸筋・大胸筋」解放ストレッチ
巻き肩の主犯格である「小胸筋(鎖骨の下あたりから肋骨へと繋がる深層筋)」を
ピンポイントで伸ばします。
1 壁(または椅子の背もたれ)の横に立ち、肘を90度に曲げて、
前腕(肘から手首まで)を壁にピタッと当てます。このとき、肘の高さは肩よりも少し上に設定するのがポイントです。
2 壁に腕を固定したまま、体をゆっくりと前方(壁とは反対方向)へひねるように踏み出します。
3 胸の付け根から肩の前にかけて、心地よい伸展感(伸びている感覚)を感じるところで
20秒間キープします。
4 呼吸は止めずに深呼吸を繰り返します。左右交互に2回ずつ行いましょう。
ピンポイントで伸ばします。
1 壁(または椅子の背もたれ)の横に立ち、肘を90度に曲げて、
前腕(肘から手首まで)を壁にピタッと当てます。このとき、肘の高さは肩よりも少し上に設定するのがポイントです。
2 壁に腕を固定したまま、体をゆっくりと前方(壁とは反対方向)へひねるように踏み出します。
3 胸の付け根から肩の前にかけて、心地よい伸展感(伸びている感覚)を感じるところで
20秒間キープします。
4 呼吸は止めずに深呼吸を繰り返します。左右交互に2回ずつ行いましょう。
② 座ったままできる「肩甲骨はがし」リバースローイング
外側に開きっぱなしになっている肩甲骨を、背中の中心に引き寄せるための動的ストレッチです。
1 椅子に浅めに座り、背すじを伸ばします。
2 両手を軽く握り、肘を90度に曲げて脇を締めます。
3 息を吐きながら、両方の肘を「後ろに引く」と同時に「下へ引き下げる」ように動かします。
イメージとしては、左右の肩甲骨の間でノートを挟み込むような感覚です。
4 背中にしっかりと力が入っているのを感じたら、その状態で5秒キープし、ゆっくり緩めます。
5 これを5回〜10回繰り返します。
1 椅子に浅めに座り、背すじを伸ばします。
2 両手を軽く握り、肘を90度に曲げて脇を締めます。
3 息を吐きながら、両方の肘を「後ろに引く」と同時に「下へ引き下げる」ように動かします。
イメージとしては、左右の肩甲骨の間でノートを挟み込むような感覚です。
4 背中にしっかりと力が入っているのを感じたら、その状態で5秒キープし、ゆっくり緩めます。
5 これを5回〜10回繰り返します。
鍼灸整骨院ならではのケアとして、経絡(エネルギーの通り道)を用いたツボ押しを取り入れると、ストレッチの効果が何倍にも跳ね上がります。巻き込み肩によって滞りやすい血流を劇的に改善する2つのツボです。
■場所: 鎖骨の外側の端の下にあるくぼみ(外側から指1本分下、大胸筋の隙間)。
■効果: 呼吸器系とも深く関わるツボです。巻き肩になると胸郭が狭まり呼吸が浅くなりますが、
ここを刺激すると胸が開きやすくなり、酸素の摂取量が増えて全身の疲労回復にも繋がります。
■押し方: 反対側の親指または人差し指・中指の腹を使い、少し痛気持ちいい強さで、
円を描くように15秒ほど優しくマッサージします。
後谿(こうけい)
■場所: 手を握り拳(グー)にしたときに、小指の付け根の横にできるシワの先端(外側のふくらみ部分)。
■効果: 東洋医学において、首から肩、背中を通る「太陽小腸経」という経絡上の重要なツボです。
ここに刺激を入れることで、背部全体の筋肉の緊張が和らぎ、肩甲骨の可動域が広がります。
■押し方: デスクの角などにツボを押し当ててグリグリと刺激するか、
反対側の親指で骨のキワに向かって強めに7秒×3回押し込みます。
中府(ちゅうふ)
■場所: 鎖骨の外側の端の下にあるくぼみ(外側から指1本分下、大胸筋の隙間)。
■効果: 呼吸器系とも深く関わるツボです。巻き肩になると胸郭が狭まり呼吸が浅くなりますが、
ここを刺激すると胸が開きやすくなり、酸素の摂取量が増えて全身の疲労回復にも繋がります。
■押し方: 反対側の親指または人差し指・中指の腹を使い、少し痛気持ちいい強さで、
円を描くように15秒ほど優しくマッサージします。
後谿(こうけい)
■場所: 手を握り拳(グー)にしたときに、小指の付け根の横にできるシワの先端(外側のふくらみ部分)。
■効果: 東洋医学において、首から肩、背中を通る「太陽小腸経」という経絡上の重要なツボです。
ここに刺激を入れることで、背部全体の筋肉の緊張が和らぎ、肩甲骨の可動域が広がります。
■押し方: デスクの角などにツボを押し当ててグリグリと刺激するか、
反対側の親指で骨のキワに向かって強めに7秒×3回押し込みます。
巻き込み肩がもたらす「肩こり以外の」恐ろしい二次災害
「たかが姿勢の悪さ」と侮ってはいけません。巻き込み肩の状態が定着してしまうと、
肩こり以外にも体全体に様々な悪影響(二次災害)が及びます。
■緊張型頭痛・眼精疲労: 頭が前に落ちることで、首の後ろにある
「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」が圧迫され、頭部への血流が阻害されて
頭痛や目の奥の痛みを引き起こします。
■自律神経の乱れ(メンタル不調): 胸が閉じることで肺が圧迫され、
強制的に「浅く速い呼吸」になります。これにより交感神経が常に優位になり、
慢性的なイライラ、不眠、集中力低下を招きます。
■手のしびれ(胸郭出口症候群): 首から腕へと繋がる神経や血管が、
硬くなった胸の筋肉(小胸筋)の隙間で挟み込まれ、腕や手先にピリピリとしたしびれや冷えが出ることがあります。
肩こり以外にも体全体に様々な悪影響(二次災害)が及びます。
■緊張型頭痛・眼精疲労: 頭が前に落ちることで、首の後ろにある
「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」が圧迫され、頭部への血流が阻害されて
頭痛や目の奥の痛みを引き起こします。
■自律神経の乱れ(メンタル不調): 胸が閉じることで肺が圧迫され、
強制的に「浅く速い呼吸」になります。これにより交感神経が常に優位になり、
慢性的なイライラ、不眠、集中力低下を招きます。
■手のしびれ(胸郭出口症候群): 首から腕へと繋がる神経や血管が、
硬くなった胸の筋肉(小胸筋)の隙間で挟み込まれ、腕や手先にピリピリとしたしびれや冷えが出ることがあります。
デスクワークの合間の「1分リセット」を習慣に
巻き込み肩は、いわば「毎日のPC作業の積み重ね」によって作られた不良姿勢の癖です。
だからこそ、1週間に1回マッサージを受けることよりも、毎日の作業の合間に「こまめに胸を開き、
肩甲骨を本来の位置に戻してあげること」が何よりの特効薬になります。
「1時間に1回、タイマーが鳴ったら中府のツボを押して胸を広げる」
そんな小さな習慣が、1ヶ月後、3ヶ月後のあなたの身体を確実に変えていきます。
もし、「自分一人では骨格の癖が強すぎて上手くストレッチができない」
「すでにツボを押しても届かないほど深部が固まっている」と感じる場合は、
決して無理をせず当院にご相談ください。
当院では、骨格矯正による肩甲骨のアライメント調整と、深層の小胸筋をピンポイントで緩める
鍼灸治療を組み合わせ、あなたの巻き込み肩を根本からリセットするお手伝いをしています。
だからこそ、1週間に1回マッサージを受けることよりも、毎日の作業の合間に「こまめに胸を開き、
肩甲骨を本来の位置に戻してあげること」が何よりの特効薬になります。
「1時間に1回、タイマーが鳴ったら中府のツボを押して胸を広げる」
そんな小さな習慣が、1ヶ月後、3ヶ月後のあなたの身体を確実に変えていきます。
もし、「自分一人では骨格の癖が強すぎて上手くストレッチができない」
「すでにツボを押しても届かないほど深部が固まっている」と感じる場合は、
決して無理をせず当院にご相談ください。
当院では、骨格矯正による肩甲骨のアライメント調整と、深層の小胸筋をピンポイントで緩める
鍼灸治療を組み合わせ、あなたの巻き込み肩を根本からリセットするお手伝いをしています。
プロの手を上手に借りながら、痛みのない快適なデスクワーク環境を作っていきましょう。
廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」
●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅
《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)


















