睡眠〜中途覚醒・夜中に目が覚める〜の対処って?

不眠・中途覚醒

はい、こんにちは、いりえです。

今回は睡眠、特に中途覚醒についてです。
中途覚醒とは、夜中に何故だか目が覚めてしまう。
ということを言います。

睡眠は人間の体にとって大事な行動です。
とある調査では「週に3回以上、中途覚醒がある」40~50代は
12.7%。対して、60歳以上ではと21.2%へ増えるそうです。

若い時と年をとった時の睡眠は質が異なります
当院にいらっしゃる方も
年をとった方が
「寝られない。途中で目が覚める。」と零す方がいらっしゃいます。
もちろん、トイレに行きたくなって目が覚める方もいらっしゃいますが、
そうした生理現象もないのに目が覚める方もいます。

なんで年を取ると中途覚醒が増えるのでしょう?

中途覚醒が増えるのはどうして?

前述のように若い時と年をとった時の睡眠は質が異なります。
年を取れば取るほど深い睡眠が減るんです。
なので、ちょっとしたことで目が覚めてしまいます。
また、睡眠中は脳の視床という部分にフィルターがかかり、
外からの刺激を受けにくくするんですが、年を取るとこのフィルターが弱くなります。

なので、健康な人であっても年を取ると自然と睡眠は浅くなります。
70歳を過ぎると朝まで一度も目が覚めない人は10%もいないらしいです。

なので、別に身体が悪いわけでもないのですが、
やはり朝までぐっすりと眠りたい、目が覚める回数を減らしたい、
と当院を訪れる方も一定数いらっしゃいます。

確かに中途覚醒は決していいものでもないので
そう悩む方の心情もわかります。

このような方の話を聞いていると
誤った睡眠習慣をしていらっしゃることに気づきます。
もちろん、若い時のように…とは行きません。

何故なら身体が違うからです。
ですが、間違った睡眠習慣を正すことで改善されることも多いです。

中途覚醒…してはいけないこと

まず、間違った睡眠習慣とは何か。

① 到底眠れそうにない時間に寝ようとする

② 眠れないのに寝ようとベッドにしがみつく

③ 長い午睡

これをされているとまず改善はされないでしょう。

夜の20時や21時から早々とベッドに入ってしまうのは
何もすることがないのに起きているのもね、身体もしんどいしね。
と、そのようにおっしゃる患者さんがいらっしゃいますが、
人間の体は普段ベッドに入る時刻の2時間ほど前から眠る準備が始まって
深部体温が下がり始めます。
が、その直前は1日の中でも最も深部体温が高く、
眠りにくい時間帯になっています
70代の人でも23時くらいにならないと身体自体が眠る準備が整いません。
横になれば眠れるということではないようです。

また、眠れないのに寝ようとベッドで過ごすのも問題です。
横になれば自然と眠れる、というのは間違いです。
むしろ眠れないのに横になっている状態は逆に不眠を悪化させます。

実際に日常的に8時間以上眠れるのはせいぜい中学生くらいまで。あとはどんどん
減っていきます。
若い頃よりもエネルギー消費量が少なくなり基礎代謝が落ちるので短い睡眠で十分になります。
眠る必要がなからです。
もちろん、これはあくまで平均値であって、人によっては8時間眠れる人もいれば5時間程度でも
大丈夫な人もいます。

6時間程度で十分な方が早々に眠ろうとベッドに横になっても眠れないのは当然です。
なのになまじベッドに横になっているせいで眠れない…と逆に感じてしまうんです。

また、お昼寝の取り方も問題があります。
大体、長過ぎるんです。
昼寝は短いとその後の作業効率が上がったり、疲れにくくするなどの
メリットがありますが、長過ぎると逆効果です。

30分以上眠るとノンレム睡眠に入りやすくなります。ノンレム睡眠は脳を休める最も深い睡眠です。
こうなると、実際の夜の睡眠時でノンレム睡眠が大幅に減ります。
夜に最も睡眠時間が長く取れるような身体なので
このノンレム睡眠の大幅減少は夜の睡眠の質を著しく下げます。

1時間の昼寝は夜の睡眠で3時間分の眠気を取ると言われているほど。
昼寝は30分以内にとどめ、15時までに取るようにしましょう。

中途覚醒を減らすには

中途覚醒に悩んでいるなら
まず、前述の①②③を止めることです。

でも、止めると言ってもなかなか
大変かもしれません。

どんなにつらくても決めた就寝時間まで寝ない、眠かったとしても、
とにかく決めた時間にベッドから出ないといけないからです。
睡眠のコントロールをしなければいけないのです。

そんな、辛い時うまくいかない時、
悩まず当院へご相談ください。

当院では鍼灸治療のほか、整体などの施術も行っています。
東洋医学の見地からアドバイスできることも多いと思います。

特に鍼灸は不眠に一定の効果があります。
不眠と感じていない方でも施術によって睡眠の質が上がることもあります。

なので、辛い時、不安な時はどうぞ当院へご相談を!


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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)