梅雨明けの本格的な暑さ!もしかしてその肩こり、「冷え」が原因かも?

夏の肩こり
こんにちは、いりえです。

じめじめとした梅雨が明け、いよいよ本格的な夏がやってきますね。
夏といえば、レジャーやイベントなど楽しみなことも多いですが、
この時期に意外と肩こりに悩む患者さんが多くなります。

「夏なのに肩こり?」と思われるかもしれませんが、
実は夏の肩こりには、この時期ならではの原因が潜んでいることが多いのです。
特に、本格的な暑さとともに気をつけたいのが「体の冷え」なんです。

夏の肩こりの意外な原因は「冷え」!? そのメカニズムを解説!

「冷え」と聞くと冬のイメージが強いかもしれませんが、
夏も知らず知らずのうちに体が冷えていることがあります。
なぜ夏の冷えが肩こりにつながるのでしょうか?

今回はいくつかの豆知識を交えながら解説しますね。

人間はもともと「冷え」に弱い?!エアコンと自律神経の攻防

みなさん、ご存知ですかね?
人間は、実は暑さに対応する能力は高いけれど、
寒さに対応する能力は低いと言われています。
昔の人類は、暑ければ日陰に入ったり、水浴びをしたりと工夫してきましたが、
冬の寒さから身を守ることは至難の業でした。
現代でも、夏の冷房が効きすぎた部屋では、私たちの体は
「冬だ!」と勘違いしてしまうことがあります。

快適な室内と、一歩外に出ればうだるような暑さ。
この急激な温度差に体が適応しようとすると、私たちの意思とは関係なく
体の機能を調整してくれる自律神経が過剰に働き、バランスを崩してしまいます。
自律神経は血管の収縮・拡張もコントロールしているため、バランスが乱れると、
肩や首周りの血管が適切に機能しなくなり、血行不良が起こります。
結果として筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物が蓄積し、
肩こりとして現れるのです。
まるで、エアコンと体が綱引きをしているような状態ですね。

体温の1℃変化で代謝が12%ダウン?!冷たい飲食物が招く内臓冷え

「冷たいものを食べすぎると体が冷える」とよく聞きますが、
これには科学的な根拠もあります。
体温がたった1℃下がると、基礎代謝が約12%もダウンすると言われているんです。
基礎代謝が下がると、体全体のエネルギー消費が落ち、血流も滞りやすくなります。

暑い日に飲むキンキンに冷えたビールや、かき氷は最高ですよね。
しかし、冷たい飲食物を過剰に摂取すると、胃腸がダイレクトに冷えてしまいます。
東洋医学では、内臓の冷えは全身の血流に大きく影響すると考えます。
特に消化器系の働きが低下すると、体全体のエネルギー産生が滞りやすくなり、
血行が悪化します。
結果として、肩だけでなく全身の倦怠感や冷え、そして肩こりへとつながることがあります。

首は「歩くアンテナ」?!薄着が招く首と肩の冷え

人間の首は、重い頭を支えながら、脳と全身をつなぐ神経や
血管が集中する非常にデリケートな部分です。
まるで、外部の情報をキャッチする「歩くアンテナ」のよう。
ここが冷気にさらされると、体は無意識のうちに熱を逃がさないようにと
筋肉を緊張させます。

汗をかくからと薄着で過ごしがちですが、特に首や肩は、体温調節機能が集中している重要な部分。
ここが冷気にさらされると、体は無意識のうちに熱を逃がさないようにと
筋肉を緊張させます。この防御反応が、首や肩の筋肉をガチガチにこわばらせ、
慢性的な肩こりへと発展してしまうのです。

鍼灸整骨院が考える「夏の肩こり」へのアプローチ

当院では、夏の肩こりに対して、西洋医学的な視点と、東洋医学的な視点を融合させた
アプローチで根本的な原因に施術を行います。

1. 鍼治療で深部の筋肉と自律神経に「直接」アプローチ

筋肉の緊張緩和と血流改善: 
細い鍼で肩や首の深部にあるコリ固まった筋肉(トリガーポイントなど)に直接アプローチすることで、
筋肉の緊張を効率的に緩めます。
これにより、圧迫されていた血管が解放され、滞っていた血流が劇的に改善されます。

自律神経の調整: 
鍼には、乱れた自律神経のバランスを整える作用も期待できます。
特に、エアコン冷えで交感神経が優位になりがちな状態を、
リラックスを促す副交感神経とのバランスを取ることで、
全身の血行促進や内臓機能の安定にもつながり、肩こりの根本改善を目指します。
鍼は、体の奥底で頑張っている自律神経にもそっと語りかけるようなイメージです。

2. お灸で「冷え」を取り除き体の内側からじんわり温める

温熱効果による血行促進: 
厳選されたもぐさを使用し、ツボに直接、または間接的に温熱刺激を与えます。
このじんわりとした温かさが、まるで陽だまりにいるかのように体の深部まで届き、
冷え固まった筋肉や血管を広げ、全身の血行を促進します。

内臓機能の活性化: 
特に、お腹周りのツボへのお灸は、冷えやすい胃腸の働きを助け、
内臓機能を活性化させます。これにより、冷たい飲食物で負担のかかった内臓の回復を促し、
体全体の代謝アップや肩こりの改善に貢献します。
お灸は、体の冷えを「芯から溶かす」ようなイメージですね。

リラックス効果: 
お灸の優しい温かさと、もぐさの香りには、心地よいリラックス効果があります。
ストレスや緊張からくる肩こりにも有効で、心身のバランスを整えるのに役立ちます。

3. 骨盤矯正・姿勢調整で「土台」から整える

身体の歪みをチェック: 
冷えや不良姿勢は、知らず知らずのうちに体の歪みを引き起こします。
特に、骨盤や背骨の歪みは、肩や首への負担を増大させ、慢性的な肩こりの原因となります。

根本的な負担の軽減: 
当院では、手技を用いて、一人ひとりの体の歪みを丁寧にチェックし、
骨盤や背骨のバランスを整えていきます。体の土台が安定することで、
肩への不必要な負担が軽減され、肩こりの再発防止にもつながります。
家を建てる時に土台がしっかりしていないと傾いてしまうのと同じで、
体も土台(骨盤)から整えることが大切なんです。

今日からできる!夏の肩こり対策+α

ご自宅でもできる簡単なケアを習慣にして、肩こり知らずの快適な夏を過ごしましょう!

【冷やしすぎ対策】エアコンの設定温度を見直し、服装で調整

快適な室温は25~28℃が目安と言われています。
室内では薄手のカーディガンやストールを常備し、首や肩を冷気から守りましょう。
寝る時も、お腹や首元が冷えないよう薄手のタオルケットなどを活用してください。

【温活習慣】温かい飲み物を意識的に取り入れる

夏でも白湯や温かいハーブティーを飲む習慣を取り入れましょう。
冷たいものばかりを摂らず、内臓から温めることを意識するだけでも効果的です。
特に生姜湯などは、体を温める効果が高いのでおすすめです。

【血行促進】こまめなストレッチと入浴習慣

デスクワークの合間には、肩を大きく回したり、首をゆっくり左右に倒したりするストレッチを。
シャワーで済ませず、週に2~3回はぬるめ(38~40℃)のお湯に15分程度ゆっくり浸かり、
体を芯から温めて血行を促進しましょう。
アロマオイルなどを数滴垂らすと、リラックス効果も高まります。

【ツボ押し】自分でできる肩こり緩和のツボ

肩井(けんせい): 
首の付け根と肩先のちょうど中間にあるツボ。中指でゆっくりと息を吐きながら押します。

合谷(ごうこく): 
手の甲、親指と人差し指の付け根の間にあるツボ。反対側の親指で、少し痛気持ちいいくらいの力で押します。

どちらも血行促進や痛みの緩和に効果が期待できます。
本格的な暑さで体調を崩しやすい時期ですが、適切なケアで
快適な夏を過ごしましょう!
もし、セルフケアだけでは改善しない頑固な肩こりや、日中のだるさ、
冷えなどに悩まされている場合は、ぜひ一度当院にご相談ください。
お一人お一人の症状やお体の状態、そして東洋医学的な体質までを詳しく拝見し、
最適な施術プランをご提案させていただきます。

今年の夏は、肩こりのないスッキリした体で思いっきり楽しみませんか?

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)