7月に膝の痛みが増す?鍼灸整骨院でできる膝の悩みの解決

膝
梅雨が明け、本格的な夏が始まる7月。レジャーやイベントなど、
外出する機会も増えてくる時期ですが、「膝の痛み」に悩まされていませんか?

実は、7月は膝の痛みを訴える方が増える傾向にあります。
その理由と、当鍼灸整骨院でできる膝の悩みの解決策について、より専門的な視点からお話しします。

7月に膝の痛みが増悪する生理学的要因

7月に膝の痛みが顕著になる背景には、以下の生理学的要因が考えられます。

温熱と湿潤環境による生体反応: 高温多湿な環境下では、体温調節のために血管拡張が生じ、
毛細血管透過性が亢進しやすくなります。これにより、関節滑液の浸透圧が変化し、滑膜の浮腫や炎症反応が増強される可能性があります。
特に膝関節は重力の影響を受けやすく、組織間液の貯留が痛みを増幅させることがあります。

自律神経系の影響: 夏季の急激な気温変化やエアコンによる冷気は、自律神経系のバランスを乱しやすいです。
交感神経優位の状態が続くと、末梢血管が収縮し、膝関節周囲の血流が低下します。
これにより、発痛物質の蓄積や組織の酸欠状態が促進され、痛覚閾値が低下することが考えられます。

活動量増加に伴うメカニカルストレス: 夏休みやイベントの増加に伴い、普段よりも活動量が増加し、
膝関節へのメカニカルストレスが増大します。
特に、不慣れな運動や急な方向転換、長時間の歩行などは、関節軟骨や半月板、靭帯への負荷を高め、
微細損傷や既存の炎症の悪化を引き起こす可能性があります。

脱水状態と関節機能: 発汗量の増加に対して適切な水分補給がなされない場合、体液量が減少し、
関節軟骨や滑液の潤滑性が低下します。
これにより、関節の摩擦が増加し、炎症や痛みを誘発しやすくなります。

鍼灸整骨院における膝関節痛への専門的アプローチ

当院では、膝関節痛に対し、病態生理に基づいた複合的な治療アプローチを提供します。

鍼灸治療による生体機能調整

鍼灸治療は、膝関節痛の軽減だけでなく、根本的な体質改善を目指します。

疼痛抑制と抗炎症作用: 膝周囲の経穴(ツボ)、特に膝眼、血海、梁丘、陽陵泉などに鍼を刺入することで、求心性神経線維を刺激し、下行性疼痛抑制系を賦活します。
これにより、内因性オピオイドの放出が促進され、鎮痛効果が期待できます。
また、局所の微小循環を改善し、炎症性サイトカインの排出を促すことで、抗炎症作用を発揮します。

筋緊張緩和と可動域改善: 膝関節周囲の筋スパズム(例:大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋など)に対し、
トリガーポイントへのアプローチや、筋膜リリースを目的とした置鍼を行うことで、筋緊張を緩和します。
これにより、関節の圧縮力が軽減され、可動域の改善に寄与します。

自律神経バランスの調整: 夏期に乱れがちな自律神経のバランスを整えるために、
体幹部や四肢の特定の経穴にアプローチします。
これにより、全身の血流改善、内臓機能の調整、ストレス軽減を図り、痛みの感受性を低下させます。

日常生活でできる膝ケアのヒント

ご自宅でもできる簡単なケアで、膝の痛みを予防・軽減しましょう。

体を冷やさない: エアコンの効いた部屋では、ブランケットなどを活用し、膝を冷やさないようにしましょう。

適切な水分補給: こまめに水分を摂り、体内の潤いを保ちましょう。

湯船に浸かる: シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることで血行促進につながります。

適度な運動: ウォーキングや水中ウォーキングなど、膝に負担の少ない運動を継続しましょう。

体重管理: 適正体重を維持することは、膝への負担を減らす上で非常に重要です。


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)