「朝起きられない」その原因は?

朝起きられない
こんにちは、いりえです。
寒い冬の朝、なかなか布団から出られない…
そんな経験は誰しも思い当たるんじゃないですか?

今回のテーマは
「朝起きられない」。

毎日忙しくて朝なかなかスッキリと目覚めることができない、
こうしたことは珍しいことではありません。

ですが、
「朝起きたいのに起きられない」「起きたら昼だった」
「大事な約束があったのに起きられなかった」
などと言った状態が続き、遅刻や欠席が増えると大きな問題です。

朝起きられないのはどうして?

単純に考えて、朝起きられない原因は
・睡眠不足
・スマホやテレビのブルーライト
・睡眠の質
・睡眠のリズムの乱れ

があげられます。

例えば「睡眠不足」。
日常的に睡眠時間が短いと慢性化して朝起きられなくなります。
こんな方の多くは寝る時間が遅く、起きるべき時間なのに眠りが深くて起きられないケースが多いですね。
睡眠不足解消のため数時間多く寝たら寝たでその日の寝つきの悪さを誘発し、また朝になると起きられないという
悪循環を重ねがちですよね。
よく、週末に寝溜める、という方もいますが、基本的に睡眠は溜めることはできません。
なので寝溜めで睡眠不足解消はできません。

そういった方の中には、スマホをベッドの中でも見ている方もいるでしょう。
こうした寝ながら、または寝る前スマホは睡眠を著しく阻害します。
忙しい生活を送りつつ、やっと自分の自由時間である就寝前は
友人からのメッセージをチェックしたり、SNSをチェックしたり、わかります。

ですが、スマホの発するブルーライトが脳を刺激すると寝る体勢に入っていたのに脳が覚醒して、寝付けなくなります。

ひどくなると、スマホでオンラインゲームを朝までしてしまった…なんてこともあったり。

こうなると昼夜が完全に逆転してしまいます。
睡眠リズムが乱れてしまうので朝起きれなくなっても不思議ではないですね。

なので、寝る前の2時間はスマホを見ないようにしてみましょう。
もちろんテレビやパソコンも同じです。

このようにスマホを見ながら、電気をつけたまま、ソファーの上でとか身体に負担がかかる体勢で眠ると
眠りが浅くなり、ぐっすりと眠ることができなくなり、朝スッキリ起きられなくなります。
疲れが取れていないせいで、目覚めの悪さもありますが、午前中なんとなくスッキリしていなかったり
時間の長さだけでなく、睡眠の質も大事なことです。

脳は眠らないと休むことのできない器官です。なので毎日同じリズムで睡眠をとり、
きちんと脳を休めてやらないといけません。
この睡眠リズムを乱さないことが良い睡眠には不可欠です。

朝起きられない、睡眠障害・病気は?

もしも、睡眠時間は確保できているにもかかわらず朝起きられないとしたななぜだと思いますか?
毎朝起きることができない、倦怠感が強く起きたくても起きられないとしたら
睡眠障害や何かの病気が原因である可能性があります。

自律神経の乱れ

自律神経は交感神経と副交感神経のバランスがうまく成り立つことで正常に働きます。
例えば昼間は交感神経が優位となるので活発に活動できます。
夜になると副交感神経が優位となるので心身の休息を自然と求めるようになっています。

これがストレスなどでバランスが崩れると交感神経から副交感神経へとうまく移行できず
活発なまま夜を迎えることになります。

すると、睡眠の質が落ち、眠りが浅い、夜中なのに目がさめるなどの不具合が起きてしまいます。

うつ病

過度なプレッシャーやストレスを抱えた生活をしていると
気になることが増え、寝付けなかったり眠りが浅くなることがあります。

これが長期間長引くと、うつ病などに移行し、さらに眠れない・起きれない・やる気が起きないなどの症状が出てきたりします。

うつ病の場合、不眠という症状の他に過眠という症状が起きる場合があります。

こうなると適切な治療や休養などて心を回復することが必要です。

睡眠時無呼吸症候群

「睡眠時無呼吸症候群」は、寝ている間、一定時間呼吸が止まってしまう病気です。
呼吸をするために目を覚まし、また眠ると止まってしまう。
これを一晩に幾度も繰り返すので眠りが浅い状態が続きます。
ぐっすり眠れないので昼間に強い眠気に襲われるのです。

起立性調節障害

思春期の子供に多く、低血圧を伴う自律神経の病気です。
目は覚めているのに、体調不良のせいで起きることができないという状態です。
横になり、起きた時の血圧測定や血液検査で判断されます。

この起立性調節障害は午前中は頭痛や倦怠感、目眩といった症状が強いため起き上がることが困難です。
午後になると症状が回復するので動けるようになります。

午後から夜にかけては元気なので診断されていないと、
単に怠け癖だと誤解されることもしばしばです。

親御さんが決めつけて、登校を強要する場合も多く、子供のSOSを見逃さないよう注意することが必要です。

睡眠相後退症候群

「概日リズム障害」とも呼ばれ、体内時計が後ろにずれてしまうことで睡眠に影響を及ぼしている状態です。
人間は体内時計によって同じくらいの時間に眠気がきて一定の睡眠時間をとった後、起床すると言った一連のリズムがあります。
しかし、何かの原因で、例えば連日の夜更かしなどで体内時計が狂うと寝つきが悪くなり寝る時間が遅くなっていきます。
そうなると、眠気が最も強くなる夜中の3時〜4時頃に眠り始め、午後にようやく起きるといった昼夜逆転のリズムになります。

睡眠相後退症候群は無理に朝起きようとしても体調不良で起きることができません。
朝、深い眠りなので目覚めることができないのが睡眠相後退症候群なのです。

これは誰でも陥る可能性のある病気です。

朝起きるためにできること

では、朝スッキリと目覚めるためにできることはなんでしょう。

一つは規則正しい生活リズムで過ごすことです。
毎日朝は同じ時間に起きて、3食しっかり食事を摂り、夜は同じくらいの時間に寝る。
これが理想です。
朝食は身体を目覚めさせるために食べましょう。
寝る前2~3時間前には夕食を済ませるのが良いですね。

そして、睡眠時間はできるだけ削らないこと。
あとは、体内時計を正常に稼働させるために
寝室の照明を調整しましょう。

昼間は明るい部屋ですごし、寝室はできるだけ照明を落とすことで
体内時計が正常に稼働します。

それから適度に有酸素運動を行ったり、入浴時間は寝る90分前に10〜15分ぬるめのお湯に浸かる、そして
ストレスを溜めずリラックスした状態で眠りにつくなど
日々の生活環境を整え、心身ともに休息をとるようにしてみましょう。

どうしても朝起きられないなら

朝起きたくても起きられずにつらい毎日を送っている方は少なくありません。
日々の生活でいろんな対処法を試みても改善されない場合は医療機関に相談してみましょう。

また、自律神経の乱れによる場合は
鍼灸治療をおすすめします。

鍼灸は神経系の改善に効きます。

朝起きられないことで苦しんでいる方は大勢います。
少しでも、お力になれればと思っています。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)