女性の体は冷えている?冷え性対策で血行の良い体へ

冷え
こんにちは、いりえです。
一気に寒波が押し寄せて日本列島は寒さ真っ只中!
いよいよ冬のあしおとが聞こえてきました。

さて、今回は「冷え」についてです。
冷えは万病のもとと言われるくらい
体にとっては良くない状態です。

特に女性は「冷え症」に悩む方が多いですよね。
現代は冷えやすい生活環境なので
60年前に比べて女性の平均体温は約1℃も低下しているそうです。

冷えの原因

冷えの原因は様々ありますが、
中でも生活習慣が大きく関わっています。

ご自身の生活習慣を思い浮かべてみてください。

【原因1】運動不足

運動不足になると冷えを招く。その理由は筋肉量が減るからです。
筋肉量が減ると熱生産がされにくくなるので身体が冷えるんです。
男性より筋肉量の少ない女性に冷え性が多いのも、うなづけますね。

【原因2】夏に過度の冷房や冷たい飲食料を摂りすぎた

これは当然といえば当然ですよね。
外から冷房で冷やし、内から冷たい飲み物や食べ物を取り込むと
ダブルで冷えてしまいます。

【原因3】ダイエット習慣

ダイエットで一番すぐに考えつくのが食事制限。
食事制限も行きすぎた場合は
身体の熱生産を低下させてしまいます。
特に糖質制限ダイエットは筋肉量を減らしてしまい
基礎代謝の低下につながります。
その状態が進むといわゆる「サルコペニアに近い状態」に。

「サルコペニア」とは、筋肉の量が減って筋力が低下している状態ですが、
本来は高齢者で問題になるものです。
ところが、現代では20代~30代の若い女性でも起きているケースがあるんです。

また、人間の身体は食事で体温が保たれていると言っても良いので
極端な食事制限や偏食はビタミン・ミネラルが不足したりエネルギーの素である
糖質・脂質・タンパク質を取り込みにくくなると
熱エネルギーが不足したり血行不良を招きます。

【原因4】長時間のスマホ

スマホを手放せない方は多いと思いますが、
長時間のスマホ利用は自律神経のバランスを乱すもとです。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、身体の冷えにつながります。

近年、スマホの使いすぎによる「スマホ脳過労」が問題視されています。
30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下すると言われ、
脳過労に陥った人の脳は前頭葉の血流が減少し機能の低下につながっているというもの。

スマホと血流は関係が深そうですね。

【原因5】いつもシャワー浴

お風呂に浸かるのではなくシャワーで済ませている場合、
冷えになりやすいと言われています。
入浴と違い身体が芯から温まらないからです。

40℃の湯船に10分つかると体温は0.5℃ほど上がりますが、
シャワーだけの場合は0.2℃程度しか上がりません。

【原因6】鎮痛薬の使いすぎ

頭痛や生理痛に悩む女性の多くは鎮痛薬に頼りがち。
この鎮痛剤は使いすぎると体温を下げます。
すると血流が悪くなりますので、鎮痛剤が効きにくくなり、
効かないからまた鎮痛剤を飲む…といった悪循環に。

【原因7】睡眠不足

冷えていると眠りを妨げ、睡眠不足になると冷えを招く。
と言った悪循環に陥ります。
逆に寝過ぎや昼夜逆転生活も冷えの原因に。

【原因8】ストレス

過剰なストレスにさらされていると自律神経を乱し、
体温調節機能がうまく働かなくなり、結果冷えを招きます。

体温が下がる、冷えるとどうなる?

さて、体温が下がったり、冷えを放置しているとどんなことになるんでしょうか?

体温が1℃下がると免疫力は30%低下すると言われています。
そうなるとウイルスや病原体への抵抗力が弱ってしまいますよね。
がん細胞は体温が35℃台が最も活発に増殖しやすいとされています。
また、体温が1℃上がれば代謝は13%増加し、太りにくくなるそうです。

平熱は人によって異なりますが、体温35.5~36.0℃以下は低体温。
低体温とは、深部体温(脳や内臓など身体内部の体温)が低い状態を指します。

では、冷え症はどんな状態かというと深部体温は下がっていなくても
手足などに部分的な冷えを感じる状態です。

どちらにしても血流の悪さが大きく関わっていますので
血流を整えることは大事なことです。

血流が悪いと身体の臓器に必要な栄養や酸素がうまく運べなくなり、
同時に老廃物も回収しにくくなります。
すると、肩こりや腰痛、頭痛などいろんな不調を引き起こすことになるんです。

また、冷えを放っておくと
不妊症になったり、がんを誘発する因子になります。
案外怖いんですよ。

冷えの改善の目に

冷え症は病気として捉えられているものではなく
自覚症状のことです。

改善方法としてはいくつかありますが、
前述した原因とされることを回避することが大切なことです。
しかし、忙しく働いている現代人には難しい場面も多々ありますよね。

そんな時におすすめなのが
鍼灸治療です。

特に自律神経の乱れによる血行不良に
鍼灸は効果があります。

鍼治療は体の緊張状態を緩め、上肢から下肢の方へと気血の流れを整え
冷えの改善を図り、温め効果のあるお灸と併用することで
効果を高めます。
東洋医学では、足の冷えと体の不調が同時に発生している状態を
「上実下虚(じょうじつかきょ)」と呼んでいます。

これはいわゆる冷えのぼせの状態です。

ということは
冷えは手足の冷えが著しい末端冷え性だけでなく、
手足は冷たいのに上半身に熱さを感じる方も冷えのぼせという冷えもあるということです。
冷えのぼせを放っておくと、疲れや肩こりなど日常生活に支障が出るだけでなく、
ほかの病気を誘発する可能性もあります。

自覚症状のない隠れ冷え性の方もいるので
まずは、身体の保温を心がけ、
がーどるなどの締め付ける衣服を避けたり、自律神経を整えるために
リラックスした環境を整えるなど工夫してみましょう。

その上で鍼灸治療を行うことで
徐々に冷えは改善していきます。


身体が冷える、手足が冷える、冷えのぼせetc…。冷えにも様々ありますが、
放置せずしっかり対策していきましょう。


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)