足の冷えと内臓温度

足の冷え
みなさん、こんにちは。
いりえです。

今日のお話は足の冷えと内臓温度についてです。
冬になると足先の冷えはかなりきついですよね。

冷たい足先をついつい暖房器具に近付けたくなります。

でも、それが逆効果となることをご存知ですか?

足が冷えた…お腹を温めるべし

さて、寒い冬。暖房器具は何を使ってますか?
ストーブ・エアコン・ファンヒーター・こたつ・電気カーペットetc…
足先が冷たいと暖房器具に近付けて温めたくなる気持ちは
すごく分かりますが、それはかえって余計に冷えてしまいます。

なぜ?
その時だけ一時的に温めることに関してはいいのですが、
常日頃から冷え性を理由に足先を温めすぎると
かえって身体は足先を冷やそうとし始めるから。

つまり、暖房器具で温めているのはあくまで表面の話で
実際は表面だけ温度が上がっている状態です。
上がっているというより足先の温度が上がりすぎているということです。

すると身体は上がりすぎたので逆に冷やそうとしてきます
通常の温度に戻して身体を維持しようとするわけですね。

”ホメオスタシス”というのを知ってますか?
聞いたことありますよね。
外界が変化しても内部環境を一定に保つ性質です。
簡単に言うと、外気が高い、低いに関わらず
体温は約36度程度に保たれています。
この”ホメオスタシス”機能が働くので
自然と人の体は外界に左右されずに生きていけるわけです。

この通常に戻して、体の機能を一定に保とうとすることが
冷えを促進させてしまうんです。

でも、寒いんだもの…
分かります。でも、そんな時は足先を温めるのではなく
お腹を温めましょう

足先などの末端が冷えるのは原因は色々ありますが、
お腹が冷えているケースも意外と多いです。

要するにお腹の内部、内臓が冷えているケースですね。
内臓には沢山の血液が通っています。
血液が巡ると体は温まります。
内臓は人体にとって大切なものなので
特に血液量が多いです。

大切な内臓を冷やすわけにはいかないので
まず血液は内臓を温めることに注力します。

内臓が冷え続けると体温が下がり、意識を失い、危険状態
になります。

人体にとって内臓の温度はかなり大切です。
まさに生命に関わるので。

雪山で遭難した時、寝てはダメというシーンをよく見かけますね。
寝たら死ぬぞ!

まさにそれです。
体が冷えすぎて意識不明の状態に陥ってます。

ということは、人体にとって
足先の冷えより内臓の冷えの方がはるかに
大事なことなんです。

足先が冷えたくらいでは死にませんが
内臓の冷えはおおごとです。

なので、温かい血液はお腹にとどまり足先は二の次になります。


となると、足先を温めるより腹巻き、湯たんぽなどで
お腹を温めてやることのほうが
足先に温かい血が巡ってくるわけです。

冷えを誘う暖房器具

寒い冬に暖房器具は必要不可欠です。
体に良い温め方ってなんでしょう?

熱を間接的に当てるか、直接的に当てるか。
どんな熱を当てるか…などによって体に良い方法は異なります。

例えば
こたつ、電気毛布、電気カーペットなど電気で作られている熱は
静電気が発生します。その静電気は毛細血管の壁に
ゴミをくっつきやすくするそうです。
また、体表の水分も蒸発させやすいとも言われます。

水分蒸発となると、血液はドロドロですね。

こたつで寝てはダメと言われますよね。
こたつで寝ると喉もカラカラになりますよね。
なんなら汗もかいたり。

脳が熱いと認識するので体は逆に冷やそうとします。
なのでこたつからでたら余計に寒くなったりしてませんか?

エアコン・石油ファンヒーターも同じで
喉が渇いてしまいます。

それに比べると湯たんぽは優れています。
温める時は下腹部のそば。
効率よく体全体が温まります。

できればお風呂で温まった後、湯冷めしないうちに
腹巻きの上、湯たんぽと共に就寝。

これが最良な気がします。

足先の冷えは足指を動かそう

心臓から一番遠い足先はなかなか血が巡ってこない部位です。
また、毛細血管が多く、その細さは髪の毛の14分の1。

そして、血液は、筋肉のポンプ作用によって、全身を巡ります。
足の筋肉は腿とかに比べると小さいので血管の収縮力も弱くなりがち。
なので足先の筋肉をよく動かしてポンプ作用をあげましょう。

簡単な動きとしては足のゆびでのグーパーでもいいです。
続けていると足先に血液が巡って温かくなってくる感覚が!

内臓温度を上げよう「冷え性を改善するための鍼灸治療」

全身に存在するツボを鍼やお灸で刺激することで効果が期待できる鍼灸治療。
冷え性の原因となる血行不良にも効果がありますのでおすすめです。

血の巡りをよくすることでたまった老廃物の排出を促しますし、
新しい血液が巡るので美肌効果もあります。
鍼で刺激されると内臓の働きも活発になりますし、
凝り固まった筋肉も解れます。

さてさて、冬の寒さは一層厳しくなりますが、
内臓を冷やさないようにすることが鉄則です。
内臓が温かいと足先にも血が巡りやすくなるので
冷え改善になりますよ!

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)