眠れない!にほんとうに効く不眠症対策

不眠症対策

こんにちは、いりえです。
前回不眠症についてお話しました。

今回は実際にどのような対策があるのか、
と言うお話です。

まず、勘違いしている、または、しても意味がないことについては
前回言いました。
✖️眠れないからアルコールを飲もう
✖️睡眠時間は最低7時間確保
✖️市販薬は使い続けても大丈夫
✖️夜眠れなくなるので日中眠くても昼寝はがまん


こういったことですね。

今回はちゃんと意味のある「不眠症対策」のお話です。

不眠症対策として一般的なものは

はい、巷で一般的に言われている不眠症対策は

室内の照明や温度・湿度を調節
騒音対策
寝具を変える
カフェイン飲料を控える
早起き早寝
起床後に日光を浴びる
適度な運動
眠れないことを気にし過ぎない


です。
どれも不眠症対策としては大道ですね。

おそらく病院でも同じことを言われると思います。

室内の照明や温度・湿度を調節
明るすぎるのはもちろんよくないのですが、まっ暗な暗闇でも不安が高まり
寝付きにくくなる人がいます。また、室温や湿度はエアコンなどで調節し、
眠りやすい快適さを保ちましょう。

騒音対策
耳栓や防音サッシが有効アイテムです。また、静かで単調な音楽を聴くと
少し騒音が紛れ気分も落ち着きます。

寝具を変える
枕の高さや布団の固さで意外と睡眠の質が変わると言います。
自分にあった枕や寝具を選ぶことは大事です。

カフェイン飲料を控える
カフェインは覚醒作用と利尿作用で睡眠を妨げます。その作用は口にしてから
数時間続くので、眠りにつく4時間ぐらい前からコーヒーやお茶は控えましょう。
栄養ドリンク剤もカフェインを多く含んでいます。

早起き早寝
早寝早起きではなく逆です。人の眠くなる時間というのは起床時間に左右されるからです。
夜の10時とか11時などと「時刻」で決まっているのではないんです。
起床後14〜16時間たつと自然に眠気を催します。
ですから不眠症対策に「夜11時に床につく」と決めてもあまり意味がなく、
むしろ起きる時間を一定にすることのほうが大切です。よく眠れなかったからといって
遅くまで寝ていると、その晩も眠れなくなります。

起床後に日光を浴びる
睡眠と覚醒のリズムは、体内時計が司っています。その体内時計は強い光を浴びると
時刻がリセットされ、正しい時間を刻むことがわかっています。
ですので、起床後に日光を浴びると日中の眠気の解消とその夜の快眠に役立ちます。

適度な運動
日中からだを動かして軽く汗をかくと、適度な疲労感が睡眠の助けになります。

眠れないことを気にし過ぎない
床につく前から「今夜は眠れるだろうか」と心配し、その不安が不眠症を
より悪化させている患者さんもいます。このようなケースでは
「眠くなったら寝ればいい」ぐらいに考えてみることで
寝付きが良くなることが多いです。

これらは一通り守ってみることをお勧めします。
何故なら不眠症対策として至極最もなので。

ですが、これらを試してもすぐには治らないこともあります。
昔と違い現代社会では誰も彼もが何かしらストレスを抱え、
不眠症になりやすい環境にあるからです。
また、不眠症を起こす生活習慣病も増えているような状態です。
なので、医療では「睡眠薬」を処方されることも多いでしょう。

睡眠薬はいまだに「怖い薬」として誤認されているようです。
昔であればそんなイメージをもっても仕方ないんですが、
今の睡眠薬は依存症もほとんどありません。

ただし、あくまで薬なので副作用もあります。
正しい容量を守り正しく使用することは絶対です。
間違ってもアルコールと一緒に摂取しないこと!
それから当院にお越しの患者さんにも多いのですが、
睡眠薬をやめたいからといって自己判断で飲むのをやめたりしない。

とにかく勝手に量を調整したり、やめたりしないで病院で相談してくださいね。

これらの不眠症対策はぜひ、やってみてください。
睡眠薬以外は日々の生活の中でできることです。

しかし、それだけではなかなか治りにくい、改善されることがない。
そんな時はどうすればいいでしょうか?

睡眠導入、眠りに誘う対策あれこれ

はい、不眠症対策としてよく言われているのが
交感神経と副交感神経のバランスです。

特に副交感神経を優位にさせることが睡眠を促すために大切です。

睡眠導入にはリラックスした状態が大事なのですが、
このリラックス状態がまさに副交感神経が優位となっている状態です。

さて、よく睡眠導入音楽、という言葉を耳にします。
音楽の効能は昔からよく言われてますよね。
アメリカの国立生物工学情報センターによれば
クラシック音楽を聞きながら眠ることで、不眠症を解消する効果が
確認されたようです。ストレスを誘発する化学物質を減少させるという話も聞きます。
また、自己認識能力を高めたり痛みを和らげる効果があったり。
睡眠導入ならヒーリング効果のある音楽でリラックスするといいでしょう。

また、ナスに睡眠改善効果があるらしいです。食品ベンチャー企業「株式会社ウェルナス」による
臨床試験で確認されたそうです。
成分である「ナス由来コリンエステル」が、自律神経調に働きかけた結果
生まれたリラックス効果によるものだそう。
ナスの食品機能性としては「血圧改善」、「気分改善」がすでに認められている効果ですが、
また新たな効果が発見されました。

ほかにも眠気を誘う呼吸法もあるそうです。
4-7-8呼吸法。まずは息を吐き出して口を閉じます。
次に4秒鼻から空気を吸い込み、
そのまま7秒息を止めて、8秒かけてすべての息を吐き出します。
この呼吸法を何回か繰り返すとスッと眠れるそう。
アリゾナ大学の医学部教授アンドルー・ワイル氏の提唱です。

それから、「靴下」を履いたほうが早く眠りにつけるらしい。
「靴下を履いたまま寝るのはよくない」とはよく聞く話です。熱がこもりやすいとか。
「オランダ神経科学研究所」によると靴下を履いて寝るほうが
早く眠りにつけると論文発表。
靴下で足元を温めると脳が「暑すぎる」と勘違いをおこし、
皮膚の血流を増加させ、内部温度が少し下がり、
これをきっかけにして脳が眠りにつく準備を始めるんだそうです。

色々と睡眠に関する話は出てきますが、
僕は職業柄、体を整えての鍼灸治療などを進めています。

鍼灸は自律神経を整えますから。
特に強いストレスは交感神経の働きを活発にし、体を常に緊張状態にしてしまいますので
ストレス性の不眠の場合は、運動や趣味によるストレスの解消や、入浴やストレッチ、
マッサージなどで体をほぐし、副交感神経を優位にすることが重要です。
その副交感神経を優位にする手助けとなるのが鍼灸治療です。

そもそも鍼は病気の解明が進んでいない古来に誕生したものです。
数々の原因不明の病と戦うために確立された治療法です。
そのため、自律神経の乱れが原因となっている体調不良のように、
明確な身体的疾患が見当たらない場合でも効果があると言われています。
その効果は近年WHO(世界保健機関)も認めています。

また、鍼灸治療と同時に筋肉をほぐすこともお勧めします。
特に不眠症に悩む方はが背中の筋肉硬いです。
内臓は副交感神経に支配され、背部は交感神経に支配されています。
背中が硬くなると交感神経が優位になります。
食欲不振や不眠症などの不快な症状が出たときは、
まず背部の張りを取り除くことから始めましょう。

筋肉を緩めると血流も良くなりますので
薬と違い副作用もなく、安心ですよね。

このように自助努力ではどうにもならない場合
どうぞ遠慮なく相談してください。
体調を見極めて適切な施術を行います。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)