冬の体調不良を改善したい

冬には人の身体は寒さから自身を守る方向に傾きます。
つまり、筋肉、骨盤が収縮し、なおかつ関節までも固くしてしまいます。

逆に春が近づくと筋肉や腰を緩ませ、関節をほぐし、少しずつ春に向けて
身体を変化させていくらしいです。

なので、季節の変化で不調を起こすのは
こうした変化に順応できないからだ、と言います。

で、肝心の冬の体調不良ですが、
こうした冬での身体の変化、筋肉や骨盤の収縮は
暖かさを逃さないための防衛措置です。

筋肉や骨盤を収縮し、血液を身体の中心部へ
集めます。

筋肉は収縮するときに熱を発生しますからね。
自然と身体を温めようとするわけです。

筋肉のみならず筋膜まで固くしてしまうので
冬はなるべく運動したり暖かく保つようにしないと
筋肉や骨盤、関節は固まったままです。

こうした筋肉や骨盤、関節が硬い身体は当然のごとく
血流が悪いです。

冷えを悪化させるのも当然ですね。

それから以前お伝えした寒暖差などによる
自律神経の乱れもそこに加わります。

寒い、それだけで不調になるんですよ。

様々な要因が絡まって
冬の不調は起きています。

さて、不調改善のポイントですが。
薄々、想像できますね。

まず、
1.血行を良くすること。
毎日できるだけ湯船に浸かりたいですね。
入浴前にマッサージなどをしても良いです。
ある程度血行が良くなった後の入浴で深部の筋肉も循環が良くなり、
身体の奥までほぐれます。

あるいは、下半身を温めるコタツも良いです。

後は、カイロですね。
これも良いです。
部分的に暖めるなら
へその下あたり。
肩こりなどに悩んでいるなら首の後ろの下あたり。

また、足首、手首などを暖めることもポイントです。

2.筋力をつける。
筋肉が固まると当然血行不良が起きるんですが、
そもそも筋力不足だと、
ただでさえ冷えがちな身体は根本的に温まりません。

血行を押し進めることができる筋肉は不足すると
血流を促すことができませんからね。

特に必要となる筋肉は
ふくらはぎです。
「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎには
「ミルキングアクション」という血液の循環機能があります。
この機能が衰えていると、下半身に溜まっている血液が心臓に戻りにくくなるため、
下半身や足先が冷えやすくなります。

つまり、末端の古く、汚れた血液が溜まってしまうことにもなるんです。
心臓に戻らないんですから。

余談ですが、下肢静脈瘤という病気にもなるかもしれませんよ。

血流というのは非常に重要なんです。

なので運動はしたいですね。
冬はあえて筋肉や関節を動かすことで血流を促し、
筋力をつけることが身体の不調改善には効果的です。

ふくらはぎを鍛えるごくシンプルな運動は
つま先だちの繰り返し運動です。
立った状態でつま先だちを繰り返すという
誰でもどこでもいつでもできる優れもののエクササイズです。

ここでのポイントは
踵を下ろす際、床につけないこと。

壁に手を添えてもよいですし、
椅子に座った状態でも良いです。

やってみてください。


冬の不調改善には「身体は冷やさない、暖めること」。

とにかく、身体を冷やさず暖めることが不調改善の第一歩。

食べ物にも気をつけた方が良いですし、
身体を動かすことを億劫がらずにやりましょう。

また、冷えないよう防寒対策もしましょう。
ただし、エアコンとの寒暖差には注意!
自律神経の乱れを引き起こす原因となります。


なかなか上手くいかないんだよなぁ…
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