冬のガンガンする頭痛を即解消!自宅でできる「温めケア」と特効ツボ紹介

冬頭痛
こんにちは、いりえです。
12月に入り、このところの急激な冷え込みと共に
「頭痛」を訴えて来院される患者さんが増えています。

「朝、布団から出る時に頭がズキズキする」
「暖房の効いた部屋に入ると、頭がぼーっとして痛くなる」
「寒さで肩に力が入り、後頭部が締め付けられるように痛い」

もしあなたが今、このような症状でお悩みなら
それは冬特有の「寒冷頭痛」や「冬の緊張型頭痛」かもしれません。

今回は、国家資格者が現場で指導している
「冬の頭痛の原因」と、自宅ですぐに実践できる
「即効セルフケア・ツボ押し」について解説します。

なぜ冬になると頭が痛くなるの?3つの主な原因

冬の頭痛は、放っておくと寒さが厳しくなるにつれて慢性化しやすく、
痛み止めも効きにくくなる厄介なものです。
しかし、正しいメカニズムを知り、適切なケアを行えば、
その辛さは劇的に軽くすることができます。

まずは冬の頭痛の特徴を解説しましょう。

冬の頭痛には、大きく分けて3つのトリガー(引き金)があります。
ご自身の生活習慣に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

1. 寒さによる「筋肉の緊張」と「血行不良」

これが最も多い原因です。寒さを感じると、人間は体温を逃がさないように
無意識のうちに肩をすくめ、体に力を入れてしまいます。 
また、重たい冬のコートや、首を締め付けるようなマフラーも、
肩や首の筋肉(僧帽筋など)に大きな負担をかけます。

首や肩の筋肉がガチガチに固まると、頭へと続く血管が圧迫され、
脳への血流が悪くなります。
その結果、老廃物が溜まり、神経を刺激して
「締め付けられるような鈍い痛み(緊張型頭痛)」を引き起こすのです。

2. 屋外と室内の「寒暖差」による自律神経の乱れ

冬は、氷点下に近い屋外と、20度以上の暖房が効いた室内を行き来します。
この激しい温度差は、体温調節を司る「自律神経」に大きな負担をかけます。

自律神経が乱れると、血管の収縮・拡張のコントロールがうまくいかなくなります。
急に暖かい部屋に入った瞬間に血管が一気に拡張し、
ズキンズキンと脈打つような痛み(片頭痛)が出るのはこのためです。

3. 冬の「かくれ脱水」

意外かもしれませんが、冬は夏場と同様に脱水症状になりやすい季節です。
空気の乾燥に加え、暖房で体から水分が奪われますが、寒さで喉の渇きを感じにくいため、
水分補給がおろそかになりがちです。 
血液中の水分が不足すると血流がドロドロになり、頭痛を引き起こす原因となります。

今すぐ楽になりたい!冬の頭痛を和らげる「温め」セルフケア

「頭が痛いな」と感じたら、まずは体を温めて血流を回復させることが最優先です。
(※一部例外があります。後述します)
 ご自宅にあるものですぐにできる、効果的なケア方法をご紹介します。

1. 「首の後ろ」を集中的に温める

首の後ろには、脳へ血液を送る太い血管が通っています。
ここを温めることで、全身の血流が効率よく改善します。

■ホットタオル法: 濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温め
(火傷に注意)、首の後ろに乗せてリラックスします。

■ドライヤー法: お風呂に入る元気がない時は、
服の上からドライヤーの温風を首の後ろ~肩甲骨のあたりに
当ててみてください。20cm以上離し、
心地よいと感じる温かさで1~2分温めるだけで、筋肉が緩みます。

2. 「3つの首」を冷やさない

外出時はもちろん、家の中でも以下の3箇所を
冷やさないようにしましょう。

■首: ネックウォーマーやタオルを巻く。

■手首: 血管が皮膚の近くを通っているため、ここを温めると指先の冷えも解消されます。

■足首: レッグウォーマーや厚手の靴下を活用しましょう。
「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉がある通り、
足を温めると頭のうっ血が取れやすくなります。

3. 眼精疲労も同時にケアする

冬は日照時間が短く、暗い部屋でのスマホやパソコン作業が増えがちです。
目の疲れは後頭部の筋肉の緊張に直結します。
市販のホットアイマスクやあずきのカイロなどで目元を温めることは、
冬の頭痛予防に非常に効果的です。

冬の頭痛に効く「3つの特効ツボ」

痛みが辛い時、仕事中や移動中でもできる「ツボ押し」を試してみてください。
痛気持ちいいくらいの強さで、ゆっくり5秒押して、5秒離す動作を繰り返します。

① 風池(ふうち)

■場所: 首の後ろの髪の生え際。太い筋肉の外側にあるくぼみ部分。
■効果: 「風(かぜ)の池」と書く通り、風邪のひき始めや、
寒さによる首コリ、頭痛に最も効果的なツボです。
親指で頭の中心に向かって押し上げるように刺激します。

② 合谷(ごうこく)

■場所: 手の甲側。親指と人差し指の骨が交わる部分の、少し人差し指寄りのくぼみ。
■効果: 「万能のツボ」と呼ばれ、頭痛だけでなく歯痛や生理痛など、
痛みを和らげる効果があります。即効性が高いので、痛みを感じたらまずはここを押してみましょう。

③ 百会(ひゃくえ)

■場所: 頭のてっぺん。左右の耳を結んだ線と、鼻から後頭部へ通る線が交わる場所。
■効果: 自律神経の働きを整えます。寒暖差でイライラしたり、
気圧の変化で頭が痛む時におすすめです。中指で優しく垂直に押してください。

【重要】温めてはいけない頭痛もあります

基本的には「温める」ことが正解な冬の頭痛ですが、例外があります。
それは「片頭痛(ズキズキと脈打つ痛み)」の発作中です。

お風呂上がりや、暖房の効いた部屋で急激に痛みが強くなる場合は、
血管が広がりすぎて炎症を起こしている可能性があります。
この場合は、温めずに冷たいタオルなどで痛む部分を冷やし、
暗くて静かな部屋で安静に
してください。

自分の頭痛が「温めるべきか」「冷やすべきか」分からない場合は、
無理をせず専門家にご相談ください。

セルフケアで改善しない「頑固な冬の頭痛」は当院へ

ここまでご紹介したセルフケアを行っても、
「痛みが翌日まで残る」
「週に何度も薬を飲んでしまう」
「マッサージに行ってもすぐに戻る」という場合は、
筋肉の表面だけでなく、深層の筋肉(インナーマッスル)や、
首の骨(頚椎)のバランスに問題がある
可能性があります。

特に冬場は、寒さによる姿勢の崩れ(猫背・巻き肩)が
定着してしまい、根本的な原因を取り除かない限り
頭痛が再発しやすい時期です。

当院では、

■鍼治療によって、手では届かない深部の筋肉の凝りを直接ほぐす

■骨格矯正によって、寒さで縮こまった姿勢を正しい位置に戻す

■自律神経調整によって、寒暖差に負けない体を作る

これらを組み合わせた、頭痛専門のアプローチを行っています。
「冬だから仕方ない」と諦めず、一度当院にご相談ください。
体が温まり、筋肉が緩む感覚をぜひ体験していただきたいと思います。

寒さが本格化するこれからの季節、まずはご自身の体を労ってあげてくださいね。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)