ぎっくり腰の治し方

ぎっくり腰
こんにちは、いりえです。
今回は「ぎっくり腰(急性腰痛)」のお話です。
以前にもお話したと思いますが、
寒くなってくるとぎっくり腰になってしまう人が増えます。
これは当院にいらっしゃる患者さんの傾向というか、
実際に数を数えた訳ではないので
あくまで、感覚的なことなんですが、
季節の変わり目は何かと体に不調がおきますからね。

ぎっくり腰の原因はなかなか特定できない

ぎっくり腰は何か体を動かした時、瞬間的に激痛が腰を直撃し、しばらくその痛みが続きます。
正式には「急性腰痛症」なとど呼ばれますが
この原因は様々あって、これ、と特定することも難しいです。
発生するメカニズムはまだはっきりとはされていません。

椎間関節や椎間板の障害だったり、骨盤を構成している仙骨と腸骨をつなぐ
仙腸関節の異常も原因となりえます。
また、筋肉、筋膜が原因だったり、神経障害由来だったり、
えっ?と思われるかもしれませんが、心因性の時もあります。
あまりにも原因が多岐にわたるため、
しかもレントゲンなどの画像による検査ではわかりにくいのです。

冬場など気温が低くなる時期にぎっくり腰を起こしやすくなる?

統計的にどうかと言われると何とも言えませんが、寒くなると筋肉が硬くなったり、
関節も不調をきたす人が多いのも事実。筋肉が硬くなると骨の動きも悪くなるので
椎間板などにも負担がかかりやすいです。腰に負荷がかかり、
ぎっくり腰を誘発する要因としては十分ありえます。
寒い時、寒くなりそうな夏から秋への季節の変わり目などに腰が痛くなるという人は多いんです。
寒い時は痛みを感知するセンサーも敏感です。そのせいもあるかと思います。
しかも寒い時期は気分も落ち込みやすい傾向があります。多少の痛みは暖かい時期だと、
そこまで深刻にとらえませんが
冬など寒い時は気分が落ち気味なので一層調子が悪く感じてしまうのかもしれません。
こうした時期には分からストレッチを心がけるなどしてみたらどうでしょう。
体というのは本来動かした方が調子がいいです。
活動レベルが低下しがちな冬場こそ、ちゃんと動かすくせづけが必要です。

また、20分以上同じ姿勢でいると悪影響があると言われているほどなので
座ったままではなく姿勢を変えたり、伸びをしてみたり、少しでも良いので
動かすようにしましょう。
立っている状態より座っている状態の方が断然背骨への負担が大きいです。

ぎっくり腰になりやすい人

前述したことから大体想像いただけると思いますが、
なりやすい人は
・運動不足な人
・体が硬い人
・冷え性
・血圧が高い
・便秘がち
・汗をかきにくい人


それから太っている人や反対に痩せすぎの人も。
ちょうどいい体重の人はなりにくいとされています。

上記のことを考えると
筋肉が硬く、血流に問題がある人という感じですね。

腰の調子が悪い人は特に気をつけてください。
ぎっくり腰を起こしやすい因子がすでにあります。

あとは、喫煙と飲酒。
それからなんでもマイナス思考になる人
も。

ぎっくり腰の治し方

ぎっくり腰の場合、まずは痛みを抑えて経過観察でしょう。
整形外科に行ったとして消炎鎮痛剤で痛みを抑える感じでしょうか。
レントゲンなども撮ると思います。
大部分のぎっくり腰は深刻な問題はなく、少しずつ改善されていくので
多少の痛みは堪えて、体に無理ないように動かす方がかえって経過が良好だったりします。
腰への負担が重くならない範囲でできるだけ体を動かす方が治りが良いのです。


とはいえ、発症直後は一種の怪我のような状態なので、つまり炎症が起きているので
安静にするのは必要です。
一番痛みのない姿勢で応急処置。
絶対に温めないでくださいね。
するならアイシングです。アイスノンとか冷えピタじゃなく、氷水が良いです。
これでまず痛みをとります。
でも体は冷えないように毛布などをかけて横になってくださいね。

それからお風呂も控えめに。痛みを増幅させます。
寝る時は横向きでくの字に腰を曲げ楽な姿勢をとります。
股関節を曲げると股関節から腰椎に付いている腸腰筋という筋肉が緩みますので
少しは楽になります。

2・3日後には大分痛みも緩和されてくると思います。
この頃になると四つん這いが効きます。ハイハイですね。
歩行前の訓練期とされる、赤ちゃんのアレです。
10分程度ですかね。結構長い時間なので、同じ方向にばかり回らず8の字を書くように回りましょう。


ただし、下半身にしびれが来たり、足に力がはいらない、または腰以外にも痛みが発生した場合は
問答無用で病院です。
病気がひそんでいるケースがあります。

当院では、患者さんのぎっくり腰を起こす原因にもよりますが、
鍼灸治療で痛みを極力取り除き、骨盤内の仙腸関節を改善できれば大分良いと思います。
また、筋肉を柔らかくほぐすのも有効です。

それでいうと、ストレッチなども効果的に思うんですが、やりすぎは要注意。
ストレッチは筋肉を一時的に引き伸ばすことになりますが、
筋肉はひっぱると防衛反応として硬くなります。
ただ、筋肉はポンプ作用があるので血流がよくなります。

一長一短です。なのでやりすぎないように。

筋力不足も腰の調子が悪くなる要因ですので
運動するのは、今後の再発を防ぐ意味でも大切なこと。
特別な筋トレをがんばらなくとも
日々、歩くだけでも違います。
歩く上で、筋力が不足しているならば、歩行するために必要となる筋力をつけるためにトレーニングすることは良いと思います。

そもそも人の骨盤は長時間立ちっ放し、座りっ放しのための構造にはなってません。
なので、適当な時に動かしてあげましょう。運動です。できれば歩きましょう


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!




入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)