股関節から音がする?そんな症状はありませんか?

股関節の音

こんにちは、いりえです。
今回は「股関節」についてです。

股関節はどこですか?と聞かれたらどこだと答えますか?
そう!ちょうど股の付け根の部分だと大半の方は答えます。
人体においてどの部分も大切で不要なものは基本無いですが、
股関節も重要な部位です。

この股関節のおかげで脚がいろんな方向に向けることができます

さて、この股関節から音がする…という方がいらっしゃいます。

なぜ、音がするんでしょうか?
まずは、股関節の構造からお話ししましょう。

股関節の仕組み

股関節は股の付け根なんですが、実際はもう少し奥、お尻に近い位置になります。
詳しく説明すると
太ももの上部、もっと言うと太ももの太い骨(大腿骨)の端が丸くなっていますが、
この丸い部分が骨盤のくぼみにうまくハマるようになっています。
大腿骨の丸い部分を骨頭(こっとう)と言います。
関節なので滑らかで軟骨という組織で覆われていて、
衝撃を和らげるクッションの役目も果たしています。

丸い形をしているので骨盤のくぼみの中でスムーズに動きます。
なので脚を前後左右に動かすことが可能です。

この関節というものは加齢によりすり減っていきます
そもそも歩くだけで体重の3〜4倍の力がこの股関節にはかかると言われています。

そんな股関節の負荷を少しでも軽くするにはどうすべきでしょう。
股関節まわりは当然筋肉や腱などで覆われています。
この筋肉や腱を常に鍛えておくことが大切になります。
でも、この股関節は肩関節に比べて可動域が狭いです。
肩はぐるぐると回すことができますが、
股関節を同じようにぐるぐる回そうとしてもできません。
なので股関節を動かして柔軟性を高めるためには
それなりに運動の工夫が必要です。

また運動といっても、適度な運動にとどめます。過度な運動をするとかえって関節への負担が大きくなるからです。
特に痛みがある場合は要注意。
痛みの緩和と運動が必要になるので、そんな時は専門家にかかることです。
股関節図解

股関節深層部

股関節から音が鳴る

股関節についてざっと説明しましたが、
今回のテーマである
「股関節の音」
これは何の音でしょう?

どんな音かというとポキポキ、バキバキといった感じです。
弾発股(だんぱつこ)と呼ばれる症状なんですが、
これは股関節周辺の靭帯や腱の音です。

なんらかの原因で骨に引っかかり弾かれる時に鳴る音ですね。
原因としては

1.運動不足で筋力が弱い
2.逆に運動により股関節周りを酷使
3.筋肉を酷使しすぎて滑液包に炎症が起きている
4.変形性股関節症(股関節が変形してしまう)


などです。
弾発股は初期では痛みを伴いませんが
放っておくと、股関節が変形したり、痛みを生じたりすることがあります
ただし、ストレッチなど股関節をほぐしている時に鳴る音は心配しなくても大丈夫。

また、股関節付近から音が鳴るのは弾発股に限ったことではないので気になる場合は
専門家の診察や治療、施術を受けた方が良いです。

股関節は動きの基本を決める

股関節に障害があるとお尻や太もも、腰にも痛みがでる場合があります
また、歩き方によってひざへの負担も大きくなります。
ひざの痛みや腰の痛みなども元を正せば股関節に問題がある場合もあります。

日常の動作は股関節が影響している部分が多いです。
歩く、走る、階段の上り下り、椅子から立ち上がったりなどなど。
また、野球などでスイングする場合でも股関節が影響しています。

スイングは骨盤!と思われるかもしれませんが、股関節が基本となります。
股関節がうまく動かないと、骨盤もうまく動きません。

ちなみに
最近、大股で歩きにくくなったり
椅子から立つ時、自然と机に手をついていたり
階段を上がる時スムーズに脚が上げにくかったりしませんか?

あとは、平面で転んだりつまづいたり…。


こんな症状がある場合は気をつけてみてください。

股関節症が増えつつある

股関節の障害を放っておくと当然痛みが起きてきます。
股関節への負荷で軟骨がすり減って炎症がおきた場合を変形性股関節症と言います。
主に先天性の場合が多いんですが(特に女性が多い)。
もともと股関節の脱臼や発育不全などを起こしている人が日本人には多いので、
股関節への負担がより大きいですね。

若い時は筋肉などが股関節をサポートするので影響はないですが、
特に中高年に差し掛かると影響が出てきます。
筋肉が弱くなったり、骨密度が低下したり、太ったりすると、
負荷が大きくなりますので痛みや出てきたりするんです。

放っておくと周囲の筋肉がますます固まり、可動域が狭まります。
痛みが酷くなると手術する必要も出てくるので
早めに股関節の障害を取り除くことをおすすめします。

ひざ痛や腰痛などを繰り返す方は一度レントゲンを撮ってみるといいかもしれないですね。

股関節を動かしましょう

股関節を柔軟に保つことは本当に大切です。
できるだけ普段から動かすことが大事。
加齢や運動不足で関節は硬くなり、動きが悪くなります。
股関節ストレッチやひざを曲げるスクワットなどが良いです。

もちろん強い痛みが出ている時などは無理やりしないように。

また、水中などでの運動は痛みがある場合、負担がかかりにくいのでおすすめです。
ただし、痛みがある場合はいずれも専門家の指導に沿うことが良いでしょう。


股関節の悩みでお困りの方、
「病院でも原因がはっきりしない」「病院に通っていても良くならない」「できるだけ手術はしたくない」
このような場合は当院へ一度ご相談ください。
筋肉や靭帯などが原因の場合も多いので整体や鍼灸、電気治療や運動療法などで改善できるケースもあります。
悩む前にぜひ、ご相談を。



廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)