五臓六腑って知ってますか?　第二話

こんにちは、いりえです。
今回は前回の話の続きで
五臓六腑に関する、特に五臓の話です。

人間の体はバランスが大事であることをお伝えしました。
この考えは自然界を5つに分類していくという「五行説（論）」をもとにしています。

肝・心・脾・肺・腎。
これが五臓です。
これらはお互いに助け合い、また、牽制し合いながら
うまくバランスを取って正常な機能・役割を果たします。

情緒系中枢・自律神経系・運動神経系・肝臓の部分的機能を担当します。
●筋肉、腱、筋膜、靭帯、爪、目の機能を調節
●情緒の安定などの自律神経に関与

□イライラして怒りっぽくなる
□爪が割れやすい、デコボコしたり筋が入る
□筋肉がひきつる、足がつる
□目の疲れ、目の痛み、視力低下、涙がよく出る
□胸や脇のあたりが張って苦しい
□生理不順や生理痛がある
□食後の消化に時間がかかる
□頭痛が起こりやすい
□キーンという高音の耳鳴りがする
□寝起きが悪く、目覚めが遅い

精神の中枢で、すべての生命活動の中心とされています。また、血流循環にも大きく関わります。
「肝」は調整の役割をしていますが、「心」は血液を流すポンプの働きをしています。
●汗の分泌に関係

腎は、生まれた時から持っている栄養を貯蔵しており、水分代謝の働きを担うほか、成長・発育・生殖などにも関わるとされます。

心包は心臓を包む膜で、心臓を保護し動かす働きをもつとされています。が、実際に臓器としては存在しません。
血液の循環を調整して、邪気の侵入から心臓を守る働きとされています。

東洋医学では、病の根源は五臓や気血のバランスの乱れとしています。なので治療としてはバランスを整えることが基本です。鍼灸治療は、鍼やお灸を用いて経穴（ツボ）を刺激し、五臓の働きや経路を調整、自然治癒力を高めることで病気の治療や予防、健康の維持を図る伝統療法です。特に自律神経系、内分泌（ホルモン）系、免疫系などに作用し、血流改善、内蔵機能の調整、鎮痛効果や免疫力の向上などに効果的であるとされています。

まだ、未病の状態でいるうちに早めに対処することで
全身のバランスが整い、五臓のバランスの乱れを防ぐことにもなります。

当院は鍼灸治療も当然行なっておりますので

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