膝を曲げると痛む疾患〜その弐
こんにちは、いりえです。
前回、膝の疾患についてお話ししました。
今回も引き続き膝の痛みを引き起こす疾患についてのお話です。
前回、膝の疾患についてお話ししました。
今回も引き続き膝の痛みを引き起こす疾患についてのお話です。
膝疾患その1:膝靭帯損傷
膝靭帯損傷は膝関節に通っている靭帯が損傷・断裂することを言います。
膝関節には大腿骨と脛骨を結ぶ靭帯が4本ありますが、このうち1つでも
損傷または断裂すると、まず強烈な痛みが生じ、膝を動かせない・膝に力が入らない
膝に不安定感を覚えます。
靱帯は骨と骨を結び、関節の可動域を制御します。
主にコラーゲンで構成された繊維組織で関節の強度を保つ役割もあります。
膝靱帯の痛みは放っておいても痛みが引いたり、膝が安定
する場合もありますが、治ったわけではありません。
膝関節を安定させる機能は壊れたままで、この負荷が
他の部分に及びます。
軟骨などに負荷が及び、摩耗したり損傷したりするんです。
また、ずっと放っておいたことで変形性膝関節症にかかりやすくなったりします。
病院ではギプスやサポーターをなどで固定し、これ以上の悪化を防ぎつつ
リハビリでの自然治癒を促す形になります。
ただし、損傷の箇所や程度によって手術も必要となる場合もあります。
関節鏡という関節用の内視鏡で断裂した靭帯の縫合・再建をはかる手術、
最近では再生医療やバイオセラピーを靭帯損傷の治療に活用する場合もあります。
膝関節には大腿骨と脛骨を結ぶ靭帯が4本ありますが、このうち1つでも
損傷または断裂すると、まず強烈な痛みが生じ、膝を動かせない・膝に力が入らない
膝に不安定感を覚えます。
靱帯は骨と骨を結び、関節の可動域を制御します。
主にコラーゲンで構成された繊維組織で関節の強度を保つ役割もあります。
膝靱帯の痛みは放っておいても痛みが引いたり、膝が安定
する場合もありますが、治ったわけではありません。
膝関節を安定させる機能は壊れたままで、この負荷が
他の部分に及びます。
軟骨などに負荷が及び、摩耗したり損傷したりするんです。
また、ずっと放っておいたことで変形性膝関節症にかかりやすくなったりします。
病院ではギプスやサポーターをなどで固定し、これ以上の悪化を防ぎつつ
リハビリでの自然治癒を促す形になります。
ただし、損傷の箇所や程度によって手術も必要となる場合もあります。
関節鏡という関節用の内視鏡で断裂した靭帯の縫合・再建をはかる手術、
最近では再生医療やバイオセラピーを靭帯損傷の治療に活用する場合もあります。
膝疾患その2:鵞足炎(がそくえん)
膝が痛む疾患のなかでも特に膝の内側が痛むケースがあります。
これは鵞足炎(がそくえん)を疑うべき症状です。
膝の鵞足部分に炎症が起きているという疾患で、
主にスポーツに精力的に取り組んでいる方に多い疾患です。
つまり、膝の使いすぎにより発症し、
膝の内側に「ズキン」とした痛みを感じます。
膝の“鵞足(がそく)”は
膝内側の下5cmにあり、膝の曲伸の際に
働く3つの筋腱(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が
すねの骨にくっついている部位のこと。
特徴的な症状は、膝の内側5cm下を押すと痛みを感じたり
膝の曲げ伸ばしの際に膝の内側が痛む、
痛みだけでなく腫れや熱を感じたり、
時には安静時にも痛む場合もあります。
鵞足炎になりたての頃は、氷嚢を使用してアイシングなども良いですし、
とにかく安静第一です。原因が使いすぎによるものなので。
ただ、使いすぎが主な原因なのですが、
サイズの合っていないシューズを履いていたり、
準備運動やストレッチなしで運動したり、
フォームや方法が不適切なまま運動したりすると起きやすいです。
なので症状が落ち着いたなら、ストレッチやマッサージと共に
なりにくい運動方法を学ぶことなどが必要と思われます。
これは鵞足炎(がそくえん)を疑うべき症状です。
膝の鵞足部分に炎症が起きているという疾患で、
主にスポーツに精力的に取り組んでいる方に多い疾患です。
つまり、膝の使いすぎにより発症し、
膝の内側に「ズキン」とした痛みを感じます。
膝の“鵞足(がそく)”は
膝内側の下5cmにあり、膝の曲伸の際に
働く3つの筋腱(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が
すねの骨にくっついている部位のこと。
特徴的な症状は、膝の内側5cm下を押すと痛みを感じたり
膝の曲げ伸ばしの際に膝の内側が痛む、
痛みだけでなく腫れや熱を感じたり、
時には安静時にも痛む場合もあります。
鵞足炎になりたての頃は、氷嚢を使用してアイシングなども良いですし、
とにかく安静第一です。原因が使いすぎによるものなので。
ただ、使いすぎが主な原因なのですが、
サイズの合っていないシューズを履いていたり、
準備運動やストレッチなしで運動したり、
フォームや方法が不適切なまま運動したりすると起きやすいです。
なので症状が落ち着いたなら、ストレッチやマッサージと共に
なりにくい運動方法を学ぶことなどが必要と思われます。
膝疾患その3:ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは、
膝蓋骨(膝の皿)に付着して膝を曲げる役割のある”腱”が
損傷する傷害です。
起きやすいのがジャンプ動作であることからこの名称となりました。
こうしたスポーツ動作によっての腱の損傷は
実は細かなものをあげればひんぱんに起きています。
ただ、こうした細かな損傷は適切な休息をとることで
人体が本来持つ回復力で修復できるはずのものです。
しかし、激しいスポーツを長期間、休む暇もなく続けているような方は
回復が間に合わず、激しい症状に発展してしまいます。
症状として膝の皿(膝蓋骨)のすぐ上または、すぐ下を押すと痛みを覚えたり、
重症の場合には安静にしていても痛む、という状態になります。
特にうつ伏せになって膝を深く曲げようとすると、
太ももの前のほうに強い痛みを感じます。
医療機関で受けられる治療としては超音波治療、手術などですが、
まずは、安静にし、その後リハビリを行ったり、
再発防止のために太もも・周辺の筋力トレーニングをすることで
他の筋力で体重負荷を支えられるようにする必要性が出てきます。
膝蓋骨(膝の皿)に付着して膝を曲げる役割のある”腱”が
損傷する傷害です。
起きやすいのがジャンプ動作であることからこの名称となりました。
こうしたスポーツ動作によっての腱の損傷は
実は細かなものをあげればひんぱんに起きています。
ただ、こうした細かな損傷は適切な休息をとることで
人体が本来持つ回復力で修復できるはずのものです。
しかし、激しいスポーツを長期間、休む暇もなく続けているような方は
回復が間に合わず、激しい症状に発展してしまいます。
症状として膝の皿(膝蓋骨)のすぐ上または、すぐ下を押すと痛みを覚えたり、
重症の場合には安静にしていても痛む、という状態になります。
特にうつ伏せになって膝を深く曲げようとすると、
太ももの前のほうに強い痛みを感じます。
医療機関で受けられる治療としては超音波治療、手術などですが、
まずは、安静にし、その後リハビリを行ったり、
再発防止のために太もも・周辺の筋力トレーニングをすることで
他の筋力で体重負荷を支えられるようにする必要性が出てきます。
膝疾患その4:ランナー膝(腸脛靭帯炎)
「ランナー膝」と呼ばれる腸脛靭帯炎。主にランニングによる脚の使いすぎで
膝が痛くなることからランナー膝と呼ばれます。
これも膝の使いすぎが原因です。
ランニング、サイクリングを過度に行うとなりやすく、
スポーツ選手など毎日のように膝を酷使してしまうと発症します。
その他、O脚や体が硬い方で発症しやすいほか、準備運動不足でも起きることがあります。
特徴は「膝の外側の痛み」です。
腸脛靭帯は太ももの外側に位置し、膝関節を通って
脛骨(すねの骨)に付着している強靭な筋繊維ですが、この
腸脛靭帯が過度な運動等で膝関節と何度もこすれることで
炎症を起こします。
始めは運動中の痛み、運動後に痛みを感じます。
悪化すると歩行しているだけでも痛みが生じます。
治療としては、まずは安静にすること。
一定期間安静にしたのち、リハビリを行うことが一般的です。
その他の治療としては組織再生目的の対外衝撃波治療、多血小板血漿(PRP)などの
自己血液を利用するバイオセラピーが近年注目されています。
膝が痛くなることからランナー膝と呼ばれます。
これも膝の使いすぎが原因です。
ランニング、サイクリングを過度に行うとなりやすく、
スポーツ選手など毎日のように膝を酷使してしまうと発症します。
その他、O脚や体が硬い方で発症しやすいほか、準備運動不足でも起きることがあります。
特徴は「膝の外側の痛み」です。
腸脛靭帯は太ももの外側に位置し、膝関節を通って
脛骨(すねの骨)に付着している強靭な筋繊維ですが、この
腸脛靭帯が過度な運動等で膝関節と何度もこすれることで
炎症を起こします。
始めは運動中の痛み、運動後に痛みを感じます。
悪化すると歩行しているだけでも痛みが生じます。
治療としては、まずは安静にすること。
一定期間安静にしたのち、リハビリを行うことが一般的です。
その他の治療としては組織再生目的の対外衝撃波治療、多血小板血漿(PRP)などの
自己血液を利用するバイオセラピーが近年注目されています。
膝を曲げると痛い、そんな時
これまでいろんな膝の痛みで考えつく疾患を挙げてきました。
膝に限らず、痛みを生じているなら放っておかずに
何かしらの対処が必要です。
炎症が起きているなら炎症を止め、回復したなら
二度と起きないように対策を講じる必要があるということです。
よく、施術をする際に患者さんから
このスジが痛む、と聞きます。
ですが、大体この場合「筋肉」を傷めていることが多いです。
スジと言っても「腱」「靭帯」ではなく
「筋肉」に生じた硬いしこり(索状硬結)のことを
表現している場合がほとんどのケース。
ですが、腕や足などの「スジを傷めている」という場合、
「腱」や「靭帯」の損傷である場合もあるので
患者さんの状態をちゃんと把握することが重要です。
腱と靭帯はもともと硬い組織なので筋肉の凝りによる痛みと異なり、
そのものに損傷か炎症などが起きていると考えられます。
なので、腱や靭帯のスジが痛い場合は筋肉とは違い、ゆるめるというものではなく、
なぜ損傷や炎症を起こしているのか、それが外傷性のものか、
そうではなく背骨のゆがみからなのか、
歪みならその箇所をみつけて矯正し、その腱や靭帯に負担がかかりにくい
バランスにととのえることが大切です。
喉元過ぎれば何とやら〜という言葉がありますが、
本当に大事なのは根本を正すことです。
病院ではその時の治療はしてくれてもなかなかその根本の治療までは
してもらえません。
ですが、それは今の医療の現場では当然といえば当然のこと。
自分で自分の体をメンテナンスし、根本を正すという自助努力は必須です。
そんな時、手助けしてくれるのがいわゆる施術院です。
怪我は治療してからが正念場。
膝に限らず、痛みを生じているなら放っておかずに
何かしらの対処が必要です。
炎症が起きているなら炎症を止め、回復したなら
二度と起きないように対策を講じる必要があるということです。
よく、施術をする際に患者さんから
このスジが痛む、と聞きます。
ですが、大体この場合「筋肉」を傷めていることが多いです。
スジと言っても「腱」「靭帯」ではなく
「筋肉」に生じた硬いしこり(索状硬結)のことを
表現している場合がほとんどのケース。
ですが、腕や足などの「スジを傷めている」という場合、
「腱」や「靭帯」の損傷である場合もあるので
患者さんの状態をちゃんと把握することが重要です。
腱と靭帯はもともと硬い組織なので筋肉の凝りによる痛みと異なり、
そのものに損傷か炎症などが起きていると考えられます。
なので、腱や靭帯のスジが痛い場合は筋肉とは違い、ゆるめるというものではなく、
なぜ損傷や炎症を起こしているのか、それが外傷性のものか、
そうではなく背骨のゆがみからなのか、
歪みならその箇所をみつけて矯正し、その腱や靭帯に負担がかかりにくい
バランスにととのえることが大切です。
喉元過ぎれば何とやら〜という言葉がありますが、
本当に大事なのは根本を正すことです。
病院ではその時の治療はしてくれてもなかなかその根本の治療までは
してもらえません。
ですが、それは今の医療の現場では当然といえば当然のこと。
自分で自分の体をメンテナンスし、根本を正すという自助努力は必須です。
そんな時、手助けしてくれるのがいわゆる施術院です。
怪我は治療してからが正念場。
そんな時には力になりますのでご相談ください。
廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!
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「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」
●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅
《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)