膝の痛みにご用心!変形性膝関節症と診断されたら当院へ

膝図
膝が痛い…
加齢とともにこういった症状を訴えて当院へいらっしゃる方が多くいます。
だいたい日本人は欧米人に比べ、膝を痛める人
「変形性膝関節症」を発症される人が多いといいます。
これは日本では、あぐらや正座など膝に負担がかかる生活習慣があるということ、
それから布団の上げおろしなどの作業が欧米に比べ多いこと、また軟骨を痛めやすいという遺伝的要素が
関係している…などなど推察されています。

こうした「変形性膝関節症」は加齢がすすむと
大抵の方が発症します。
特に女性が多いので気をつけましょう!

さて、今回はそんな膝の痛み、「変形性膝関節症」についてのお話しです。

膝の痛み「変形性膝関節症」はなぜ起きる?

膝が痛いと一口に言っても、痛みの原因は複雑にからみあっているので
これ!と断定するのは難しいのですが、
痛みを発症する原因として、

1,膝靭帯損傷
スポーツや事故などで膝の靭帯が損傷すること。
スポーツをする人は気をつけてください。
サッカー、ラグビー、バスケット、スキーなどいろんなスポーツで起こりうる疾患です。

2.半月板の損傷
半月板は軟骨です。膝の関節の間にある三日月の形をした組織で
歩いたり走ったりした時、クッションの役割を担っています。
衝撃や無理な圧力がかかることで発症します。
これもスポーツする人は気をつけましょう。
特に40代以降になると、ちょっとした衝撃で損傷するケースがあります。

3.関節リウマチ
これも痛みを伴う病気です。
関節の内側の滑膜が炎症を起こし、慢性化すると周囲の骨や軟骨組織を破壊していくという
恐ろしいものです。
最初は腫れ、そしてこわばるなどの症状が現れます。

4.痛風
体内で尿酸が過剰になり、それが関節にたまって結晶化を起こし、炎症、腫れ、痛みを引き起こします。
血液中の尿酸の濃度が濃くなると危ないです。尿酸が結晶化すると白血球がこの尿酸を取り除こうとする際に
炎症が起きるとされています。

5.変形性膝関節症
今回のテーマである「ひざ関節の軟骨がすり減ったことで起きる、慢性的疾患」です。
放って置く人が多発します。
さらに加齢がすすむと症状も重くなり、最終的にはじっとしていても痛み、歩けなくなります。


この変形性膝関節症の原因は主に
「加齢」です。
年をとっていくと少しずつ関節の軟骨がすり減ります。
そのすり減った軟骨のかけらが関節液に混じると、「滑膜」を刺激します。
刺激された「滑膜」が炎症を起こして痛みが出てきます。

あっとその前に膝関節がとんな組織で成り立っているかの
説明をしないといけませんね。

膝は大腿骨とすねの骨、膝蓋骨(皿)が組み合っています。
この時、大腿骨と脛骨はぶつかり合わないように関節軟骨で覆われていて、なおかつ、
間に半月板という軟骨組織があります。それから、関節の中は「関節液」で満たされていて、関節軟骨に酸素や栄養を補給しています。
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日常的に立つ、歩く、座るなどの動作をスムーズに行うには
これら組織が正常に機能してこそ、です。
体重を支えつつこうした動作を行うには、かなりの負荷が膝にはかかっています。
体重の4、5倍は負荷がかかっているといいますから、加齢がすすむと発症するのもうなずけますね。

つまり、変形性膝関節症は膝関節の重要な組織である軟骨と滑膜が負荷がかかったせいで変形、炎症をきたした状態なんです。
高齢者に多い疾患です。

60歳以上の2人に1人は何らかのかたちで膝に異常をきたしていると言われていますが特に女性は男性の倍、またはそれ以上患者がいるそうです。これは筋肉量の差、そして女性ホルモンのバランスが崩れることで起こると言われています。変形性膝関節症は高齢であれば要支援、要介護の一つの要因となる場合があるので注意が必要です。

変形性膝関節症の主な症状

まずは痛み、そして膝関節に水が溜まることです。
初期症状としては前述のように立ち上がった時、歩き始めた時などの痛み、こわばりですが、
動かすうちに自然と治まってしまいます。

症状がさらにすすむと膝の曲げ伸ばし時に痛みが走ります。ただ、今まで休むと治っていたはずの痛みが治まらなくなります。
階段の昇降、特に降りる時の痛みで動作が困難になります。
また、膝に水が溜まったり腫れるようになります。正座もできなくなります。

また、さらにすすむと膝を動かすだけで痛みが生じるようになります。
立つことも辛くなり、動かさなくても痛み始めます。
膝が変形し曲がらなくなったり、逆にまっすぐ伸ばせない状態に。
ここまでくると普通に歩いたり座ったり、しゃがんだりもできなくなります。

鍼治療と変形性膝関節症

なかなか大変な変形性膝関節症という疾患。
当院では鍼治療を中心に施術しています。
膝関節の痛みを軽減することにまずは重きを置いています。
痛みを取り除くことで日常の生活を取り戻せるようにすることがまず一番に考えなければならないからです。
軟骨、関節のすり減りは当院ではどうしようもないことなのですが、
滑膜炎の炎症を最小に抑えることで少しでも変形性膝関節症の症状改善、進行を防ぐことは可能ではないかと思います。

鍼灸治療はこうした炎症に適しています。
患部周辺の血流を促し炎症の改善を促します。
また、痛みが患部だけによるものではなく、思いがけない場所に痛みの根本がある場合があるので
しっかり病態を把握し、施術プランを練りますので
一度当院へご相談ください。

痛みのスペシャリストとして、お力になれると思います。

当院で施術を受けることで
少しでもQOL低下を改善し日々の活力、気力を取り戻していただきたいと願っています。



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