ひざの痛み、温泉で和らぐ?効果的な入浴法と注意点、鍼灸整骨院が解説!

膝の痛みと温泉
こんにちは、いりえです。
「最近、ひざが痛くて歩くのも辛い…」
「温泉に行けば、少しは楽になるのかな?」
そう思ってらっしゃる方も多いのでは?

ひざの痛みは、日常生活に大きな影響を与えるつらい症状です。
加齢による変形性ひざ関節症だけでなく、スポーツによる怪我、使いすぎ、冷えなど、
その原因は多岐にわたります。
今回は、鍼灸整骨院の視点から、ひざの痛みと温泉の関係について、
詳しく解説していきます!

温泉がひざの痛みにどのように作用するのか、効果的な入浴法、そして注意点まで、
疑問にお答えしますね。

温泉がひざの痛みに良いとされる理由とは?

温泉がひざの痛みの緩和に役立つと言われるのには、いくつかの理由があります。

まずひとつとして、温熱効果による血行促進とリラックス効果。
温泉の最大の効果は、その温熱作用です。
温かいお湯に浸かることで、全身の血行が促進されます。
ひざ周りの筋肉や関節も温まり、血流が良くなることで、
以下のようなメリットが期待できます。

■筋肉の緊張緩和:
冷え固まった筋肉が温まることで、柔軟性を取り戻し、痛みの原因となる筋肉の緊張が和らぎます。

■老廃物の排出促進:

血行が促進されることで、痛みの原因となる炎症物質や老廃物の排出がスムーズになります。

■痛覚の抑制:
温熱刺激は、痛覚神経に作用し、痛みの感じ方を和らげる効果があると言われています。

■リラックス効果:
温かいお湯に浸かることは、自律神経を整え、心身をリラックスさせる効果があります。
ストレスは痛みを増強させる要因の一つでもあるため、
精神的なリラックスは痛みの緩和にも繋がります。

次に浮力効果による関節への負担軽減。
温泉のもう一つの大きな利点は、水の浮力です。
お湯に浸かることで、体重が分散され、ひざ関節にかかる負担が軽減されます。

■関節への負荷軽減:

普段体重を支えているひざ関節が、浮力によって一時的に解放されます。
これにより、炎症を起こしている関節や、疲弊している軟骨への負担が減り、痛みが和らぐ可能性があります。

■筋肉のリラックス:
浮力により、筋肉が重力から解放され、よりリラックスした状態になります。

そして、温泉成分による効果。
温泉には様々な泉質があり、それぞれ異なる効能を持つと言われています。

■単純温泉、塩化物泉など:

一般的に、温熱効果や血行促進効果が期待できます。

■硫黄泉:
殺菌作用や血管拡張作用があるとされ、慢性関節リウマチなどにも良いとされます。

■炭酸泉:

炭酸ガスが皮膚から吸収され、血管を拡張する作用があり、
血行促進効果が高いと言われています。

ただし、泉質による効果は個人差が大きく、万人に効果があるわけではありませんので要注意。

鍼灸整骨院がおすすめする、ひざの痛みに効果的な温泉入浴法

ただ温泉に浸かるだけでなく、ちょっとした工夫でひざの痛みに良い効果が期待できます。

①入浴前の準備

■水分補給:
入浴前にはコップ1杯の水を飲み、脱水症状を防ぎましょう。

■かけ湯:
急な温度変化で体に負担をかけないよう、手足から心臓に遠い部分から
ゆっくりと体を慣らしましょう。

②入浴中のポイント

■適温の湯にゆっくりと:
38~40℃くらいのぬるめの湯に、10~15分程度を目安にゆっくり浸かるのが理想です。
熱すぎるお湯は、かえって体に負担をかけたり、のぼせの原因になったりします。

■全身浴より半身浴:
ひざの痛みがある場合は、全身浴よりも半身浴がおすすめです。心臓への負担が少なく、
ゆっくりと体を温めることができます。お湯に浸かることでひざ関節が浮力で楽になるため、
ひざ下だけでも十分温まります。

■ひざ周りを意識して温める:
お湯の中で、ゆっくりとひざを曲げ伸ばししたり、足首を回したりするのも良いでしょう。
ただし、痛みがある場合は無理をせず、できる範囲で行ってください。

■マッサージ効果:
温泉の湯圧を利用して、軽くひざ周りをマッサージするのも良いでしょう。

③入浴後のケア

■体を冷やさない:
入浴後は湯冷めしないよう、すぐに体を拭き、暖かい服装で過ごしましょう。

■保湿:
温泉成分によっては、肌が乾燥しやすくなることがあります。入浴後は保湿ケアを行いましょう。

■十分な休息:
入浴後は体がリラックスした状態になります。無理をせず、ゆっくりと体を休ませましょう。

温泉に入る際の注意点と、鍼灸整骨院からのアドバイス

温泉はひざの痛みの緩和に役立つ可能性がありますが、いくつか注意点があります。

まずは、温泉に入らない方が良いケース。
痛みが強い急性期は炎症が強く、ズキズキとした激しい痛みがあります。
入浴によってかえって炎症が悪化する可能性がありますので
まずは安静にし、冷やすなどの応急処置を優先しましょう。
特に患部が発熱している場合は、入浴は避けましょう。

そして飲酒後の入浴は、血圧の急激な変動を招き、危険です。
重度の心臓病や高血圧の方も医師から入浴を制限されている場合は、必ず指示に従ってください。

皮膚疾患がある場合も温泉成分が逆に刺激になる場合がありますので要注意です。

次に温泉選びのポイントとして、
露天風呂は開放感があり、リラックス効果が高まりますが、一方で湯冷めには注意しましょう。
また、ひざに痛みがある方は、移動がしやすいバリアフリーの施設を選ぶと安心です。
そして、前述の通り、泉質によって効果は異なります。ですのでご自身の体質や
痛みの状態に合わせて選ぶのも良いでしょう。

鍼灸整骨院が考える、温泉活用のベストプラクティス

温泉は、ひざの痛みを和らげるための「補助的なケア」として非常に有効です。
しかし、根本的な改善には、専門家による診断と治療が不可欠です。

温泉と並行して専門治療を行うと効果がさらに期待できます。
温泉で痛みが一時的に和らいでも、痛みの原因が解消されたわけではありません。
当院のような鍼灸整骨院では、ひざの痛みの原因を詳しく検査し、
一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術を行います。

■鍼治療:
血行促進、筋肉の緊張緩和、鎮痛作用が期待できます。
■灸治療: 温熱効果により、血行促進や自己治癒力の向上を促します。
■手技療法: 筋肉のバランスを整え、関節の可動域を改善します。
■電気治療: 痛みの緩和や筋肉の回復を促進します。

また、当院では再発予防に繋げるため、 弱った筋肉を強化し、正しい体の使い方をアドバイスしています。
温泉だけでなく、ご自宅でのストレッチや体操、生活習慣の見直しも重要ですからね。

そして、定期的なメンテナンス。痛みが落ち着いても、定期的に体をメンテナンスすることで、
再発予防や健康維持に繋がります。

ひざの痛みは、温泉の温熱効果や浮力効果によって、一時的に緩和されることが期待できます。
しかし、温泉はあくまでも「補助的なケア」であり、根本的な改善には、
当院のような専門家による診断と治療が不可欠です。

ひざの痛みでお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度当院にご相談ください。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)