膝の痛み(膝痛ひざつう)の改善方法

膝痛
みなさん、こんにちは。いりえです。
今日は膝の痛み(膝痛ひざつう)についてお話します。

冬になると様々な痛みを訴える方が増えてきます。
特に関節痛を訴える方が多いですね。
寒いと血行不良を招きやすくなるため
筋肉が硬くなりますので。

特に多いのが膝の痛みに悩んでいるケース。
膝は歩いたり、座ったり、立ち上がったり、階段の昇降など
日常生活でいろんな場面で活躍する部位です。

ここが痛むと運動機能の低下を招き、ますます筋肉が硬く、
そして筋力低下も招くので重要な問題です。

膝痛(ひざつう)とは?

さて、膝痛とは膝関節の周辺が痛くなる病気ですが、
症状や原因も様々あります。
どの部分が痛むか、どんな時に痛むかなど
個人個人によって症状が違います。

整形外科などで診察を受ける方が多いでしょうが、
膝関節痛と一言で言っても
代謝性疾患、リウマチ性疾患、腫瘍性疾患、外傷性疾患、それに伴う変性疾患など、
原因も多岐にわたるんですね。

なので、しっかりとした原因を探ることが重要になります。

とはいえ、一般的に多いとされているのが
変形性膝関節症です。それから関節性リウマチ、半月板損傷です。

変形性膝関節症

膝関節痛の原因として、最も多いとされています。
加齢や怪我で軟骨がすり減ることで膝関節が変形してしまう病気です。
この変形性膝関節症は女性がなりやすく、高齢になればなるほど発症率が高まります。
初期では歩き始めや立ち上がる時に痛みを感じます。しかし、しばらくすると痛みが治るので
ついつい放っておきがちです。
しかし、症状が進行すると階段の昇降や正座が困難になり、ついには膝がまっすぐ伸びず、
曲がったような状態になります。

関節性リウマチ

関節性リウマチは関節が炎症を起こし、腫れたり、変形したりする病気です。
膝に起きれば膝関節リウマチですね。
初期症状は起床時の関節周囲のこわばり、全身の倦怠感、食欲不振、熱っぽさなど。
進行すると関節が腫れ、膝に水が溜まり、骨や軟骨が破壊され動かせなくなります。

半月板損傷

膝関節の中でクッション的な役目があるのが半月板です。
これは軟骨に似た組織で、傷ついたり、割れたり、ひびが入ったりする病気です。
膝は他の関節とは異なり、骨と骨を繋ぎ止める筋肉がありません。
靭帯や腱、軟部組織がその筋肉の代わりとなっていて半月板はそれらを
グラグラしないように安定させる役目があります。

なので、半月板の損傷は膝の屈伸で痛みを発生させたり、膝が完全に伸び切らないまたは、曲がらないなどの症状が出ます。
あと、症状の一例として膝の屈伸時にゴキっという音がしたり、ガクンと膝が落ちたりなど様々です。

また、加齢に伴い半月板は摩耗し無くなっていきます。このことで痛みが出ることはないのですが、
こうした膝を守るために筋肉が収縮し、炎症が起きると痛みが出ます。
なので、筋肉の収縮を解消することが大切になります。

関節とは関係ない膝痛もある

膝痛と言えば関節が関係していると思われがちですが、
関節自体に問題のないケースもままあります。

人の歩行は二足歩行。膝だけでなく足首、股関節、骨盤、腰など全てに負荷がかかります。
頭を含む上半身だけでも支えて歩くことを考えるとかなりのものです。

このように考えると、膝関節だけの問題で痛みが起きるということのほうが無理を感じませんか?
膝痛は関節そのものより、周囲の筋肉が収縮し緊張した状態になり、血行障害が起き、
結果的に痛みが起きることがあります

こうした筋肉の緊張を解き、緩ませることで痛みが治ることがあります。

こうした筋肉の緊張は姿勢に関係していることがよくあります
姿勢のせいで関節へ負担をかけ、筋肉の収縮を起こしたり、また、筋肉の偏った使われ方をしているために
痛みや痺れを招くことは意外と多くあるんです。

当院での膝痛への対応

当院ではそうした原因のはっきりしない膝痛に対し、まず細かな問診、そして触診をして
整形外科にかかるべきかどうかを判断します。
しかるべき検査を要する場合にはそのようにアドバイスさせていただきます。

よく来院される患者さんの中には
レントゲンを撮って変形性膝関節症と診断され、
痛み止めや電気治療を受けましたが、
よくならないとおっしゃる方もおられます。

しかし、膝痛の原因でよくある半月板や軟骨の場合
レントゲンに映らないので注意が必要です。

レントゲンではなくエコーなどによる検査のほうが適しています。
膝関節だけでなく、腰や股関節、足や姿勢などが痛みの原因となっている場合もあるからです。

このようなケースも踏まえ、膝が痛いから膝だけを見ることは当院ではしていません。
腰や股関節、足裏までトータルでチェックします。姿勢ももちろん判断基準としています。
その後治療について説明させていただき、ご納得いただいたら治療に入ります。

初診の場合はこのように少しお時間がかかると思いますが、
治療計画は大切なことなのでしっかりとご説明することにしています。
ですので、ご安心いただけると思います。

歩行時は足関節、膝関節、股関節、3つの関節が連動します。
体が硬い人ほど、足関節・股関節の可動域が狭くなりがちなので
大腿四頭筋にばかり負担が集中し、膝痛が起こりやすい状態を招いてしまうことがよくあります。
このように、正しい下半身の動き、関節の使い方をしていないと
痛みや不調を招くことになります。

下半身をちゃんと整えておかないと痛みが出る結果になるのです。


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)