自律神経を整える生活って?

さて、自律神経はなんぞや、と言うことは前回もお話ししましたね。
自律神経は抹消神経で交感神経と副交感神経の二種類があります。
働きは様々あり、どれも重要ですが、
特に血流のコントロールと言うのが今回のキーワードです。

血液は体全てに供給されていて、特に内臓には多量の血液が供給されています。
なので血流が悪いと手足はもちろん内臓も冷えがちでよろしくないですね。
内臓を冷やすのはすごく良くないことで、
血流の悪さが内臓やそのほかの不調・病気の根本であり、きっかけとなりうると思います。

その血流は血管の収縮・弛緩（拡張）と関係があります。
血管の収縮・弛緩（拡張）は自律神経の管轄なので
血流障害は自律神経が関与していることになります。

緊張状態になると血管は収縮します。これが交感神経の働きによるものです。
血流は滞りがちになり、体の隅々に酸素や栄養が届きづらいのでいろんな不調の元になります。
では、副交感神経の方が優位すぎても問題です。
副交感神経はリラックス状態を作るので活動量がおのずと減少し、
やる気がなくなったり、アレルギー反応を起こしたりします。
また、泌尿器トラブルも起こしがちです。
過活動膀胱は副交感神経の刺激によって引き起こされ、尿意切迫感や頻尿、尿漏れなどを起こします。

なのでバランスが非常に大事なんですね。

血管は収縮し過ぎても、弛緩し過ぎてもいけません。
血流の支配域である自律神経が以下に重要か、と言うことです。

自律神経を整えると血流も良くなると腸のむくみが取れます。
腸のむくみは腸を炎症させるのでよくないですね。
そもそも浮腫んでいるのは
水分の吸収が悪いと言う状況なんです。
血流が悪いせいでそうなるんですが、
このむくみは消化吸収の悪化と免疫力の低下も招き、
ストレス耐性も低下させます。

なので腸内環境を整えることは大切なことで、
炎症が起きてもそれを治すように環境を整えなくてはいけません。
整える手助けは腸内細菌がサポートしてくれます。

腸には腸の粘膜には「IgA」という免疫グロブリンがあり、病原体やウイルスを攻撃します。
他にもいろんな免疫細胞がありますが、これらが病原体やウイルスに対処してくれるんですね。

そんな腸の環境を正常に保つには

食事、運動、そして睡眠です。

運動に関して言うと
ウォーキングで十分で、特別にハードな運動は必要ないようです。

食事は腹八分目。そして乳酸菌の摂取。
ヨーグルトなんかはいいですね。
乳酸菌の種類は一種類に限定せず、いろんな乳酸菌を摂取しましょう。
なのでヨーグルトも一つの種類をずっと食べ続けるより
いろんなメーカーのいろんなよーぐるとを食べ、
多様性のある乳酸菌を摂取しましょう。


そして、意外と重要なのが睡眠です。
これは自律神経に大きく関わっているため、自然と腸にも重要になるんですね。
質の良い睡眠を得ることが、自律神経・腸内環境を正常に保つ基本です。

そのためには、入浴も重要です。
温めのお風呂に浸かると副交感神経が優位になり、血流が良くなります。
交感神経から副交感神経にスムーズに移行させることが大切です。

また、寝る前にスマホを見ないこと、寝る3時間前には食事は終わらせることなどが
良い睡眠のポイントです。また、食事は朝食を必ず摂ること。
食物繊維やオリゴ糖、発酵食品をとること。
こうしたことも腸には必要です。


また、よく噛んで食べること。
唾液を出すことが大切で、噛むことで自律神経も整います。
よく噛むと副交感神経が優位になるし、結果的に脳への血流が多くなります。

自律神経を整えるためには
普段の生活を整えることが大事です。

ですが、忙しい現代人にとっては
なかなか思うようにいかない場合もあるでしょう。
そんな時、サポートできるのが鍼灸治療です。

鍼灸治療は神経系に強く、血流を促すのに適しています。
また、筋肉の緊張をとき、さらにリラックス状態にすることができるので

自助努力はもちろん必要なんですが、
それだけに縛られず、
こうした鍼灸などの有効な方法を取り入れることで

---