こんにちは、いりえです。
今回も前回に引き続き、女性特有の不調についてのお話です。
前回は「冷え」でした。
今回はホルモンバランスと月経にまつわる不調についてです。
人間の身体は全てが絶妙なバランスで成り立っていて、
それぞれの部位が適切な働きをして、うまく機能します。
逆を言えば、どこかの機能が健全に作動しないとどこかに影響し
歪みが生まれます。
前回お話した冷えが女性の生殖機能に遠からず影響を及ぼします。
そういった繋がり、バランス関係を踏まえて
お聞きください。
女性に多い身体の不調②ホルモンバランスと生理不調の対処法

月経困難症と女性ホルモン
女性にとって生理時の不調は辛いもの。
しかも、人それぞれに症状が差異がありますよね。
そもそも、生理には女性ホルモンが大きく関係しています。
生理に伴う不調は「月経前症候群(PMS)」「月経困難症」などと
よく呼ばれています。
これらの症状は、時には女性の労働時のパフォーマンスを著しく下げてしまいます。
実はこうした症状による女性の労働損失は年間約5000億円とも言われています。
それだけ、症状がきついということです。
前述したPMSですが、よくご存じとは思いますが、
これは生理の始まる3〜10日前から現れます。
現れ方は人により様々でしょうが、
むくみだったり乳房の張り、精神的なことで言うと、
イライラ、気分の落ち込みなどです。
これらは生理が始まるとスーッとなくなります。
この生理前の不調の原因は
排卵にあります。
排卵時に分泌される黄体ホルモンの変動がこの不調の原因です。
特にストレスなどの要因がプラスされると症状が出やすくなります。
PMSの症状が出やすい人は更年期症状も強く現れやすい傾向にあります。
下記に症状を羅列してみました。
□イライラ、情緒が不安定
□気分が落ち込む、不安になる
□眠気が取れない、だるい
□乳房やお腹が張る
□むくむ
□頭痛
□食欲が増す
□肌荒れ
□便秘
他、さらにこれらの症状が重篤になると、
□人が変わったように攻撃的になる
□感情が抑えられず、暴言や暴力を振るう
□社会生活や対人関係にも支障をきたす
など、いわゆるPMSの重症型のPMDDという症状が出てくる場合もあります。
ホルモンバランスが崩れたり、このようにホルモンの変動で
こんなに症状が変化します。
時には無月経だったり頻発月経だったり
生理にまつわる不調は一つ二つどころではなく
色々あります。
それにはホルモンというものが
多大な影響を与えています。
次に月経困難症です。
月経困難症には子宮内膜症などが原因となる「器質性月経困難症」と、
病気が原因ではない「機能性月経困難症」があります。
主な症状ですが、下腹部痛、腰痛など一般に生理痛とよばれる症状、
腹部の張り、吐き気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、イライラ、下痢および憂うつな気分
なども症状として挙げられます。
また、排卵を伴わない生理の際、生理痛は起こりにくい、と言われています。
「器質性月経困難症」は
① 子宮内膜症
子宮内膜症の患者の8割以上の方に月経困難症が認められています。
子宮以外の場所で子宮内膜のような組織が増殖する病気で
本来の子宮内膜は出血とともに腟を通って体外へ排出されますが、
子宮以外の場所で増殖してしまった組織には出口がないため、
お腹の中にたまって炎症を起こし、激しい痛みなどの症状を引き起こします。
② 子宮腺筋症
子宮内膜が子宮の筋肉の層にもぐりこみ増殖する病気です。
組織が増殖を繰り返すと周囲の筋肉が硬化し、子宮の壁もどんどん厚くなっていき、
子宮全体が大きくふくらんでいきます。
激しい痛みに加え、出血量も増えます。
③ 子宮筋腫
子宮の壁を形成する筋肉の一部が異常に増殖し、良性の腫瘍ができる病気です。
子宮の筋肉の中にできた腫瘍の芽が、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの刺激を受け、
長い時間をかけて成長すると考えられています。
腫瘍が大きくなるにつれ、出血時にレバーのような血のかたまりが混じって出てきます。
これらが原因の全てではないのですが、
疾患が原因とされているので
その疾患を絶たなくては快癒しません。
「器質性月経困難症」は原因疾患がないのに症状が現れます。
強い子宮の収縮が原因とされ、初潮(初経)を迎えた2~3年後から起こることも特徴の一つ。
発症は思春期の女性に多く、月経困難症の大部分がこのタイプに分類されます。
生理時、出血(経血)を子宮外に排出するために、子宮を収縮させる物質の
プロスタグランジンが分泌されるのですが、このプロスタグランジンが
多すぎると子宮が収縮しすぎてしまい、痛みが起きます。
また、子宮頸管が狭いことも痛みの原因とされます。
当院にいらっしゃる女性で
月経時の不調をおっしゃる方の大半はこのタイプです。
しかも、人それぞれに症状が差異がありますよね。
そもそも、生理には女性ホルモンが大きく関係しています。
生理に伴う不調は「月経前症候群(PMS)」「月経困難症」などと
よく呼ばれています。
これらの症状は、時には女性の労働時のパフォーマンスを著しく下げてしまいます。
実はこうした症状による女性の労働損失は年間約5000億円とも言われています。
それだけ、症状がきついということです。
前述したPMSですが、よくご存じとは思いますが、
これは生理の始まる3〜10日前から現れます。
現れ方は人により様々でしょうが、
むくみだったり乳房の張り、精神的なことで言うと、
イライラ、気分の落ち込みなどです。
これらは生理が始まるとスーッとなくなります。
この生理前の不調の原因は
排卵にあります。
排卵時に分泌される黄体ホルモンの変動がこの不調の原因です。
特にストレスなどの要因がプラスされると症状が出やすくなります。
PMSの症状が出やすい人は更年期症状も強く現れやすい傾向にあります。
下記に症状を羅列してみました。
□イライラ、情緒が不安定
□気分が落ち込む、不安になる
□眠気が取れない、だるい
□乳房やお腹が張る
□むくむ
□頭痛
□食欲が増す
□肌荒れ
□便秘
他、さらにこれらの症状が重篤になると、
□人が変わったように攻撃的になる
□感情が抑えられず、暴言や暴力を振るう
□社会生活や対人関係にも支障をきたす
など、いわゆるPMSの重症型のPMDDという症状が出てくる場合もあります。
ホルモンバランスが崩れたり、このようにホルモンの変動で
こんなに症状が変化します。
時には無月経だったり頻発月経だったり
生理にまつわる不調は一つ二つどころではなく
色々あります。
それにはホルモンというものが
多大な影響を与えています。
次に月経困難症です。
月経困難症には子宮内膜症などが原因となる「器質性月経困難症」と、
病気が原因ではない「機能性月経困難症」があります。
主な症状ですが、下腹部痛、腰痛など一般に生理痛とよばれる症状、
腹部の張り、吐き気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、イライラ、下痢および憂うつな気分
なども症状として挙げられます。
また、排卵を伴わない生理の際、生理痛は起こりにくい、と言われています。
「器質性月経困難症」は
原因疾患が伴っているのでまず、原因の特定が必要です。
子宮内膜症の患者の8割以上の方に月経困難症が認められています。
子宮以外の場所で子宮内膜のような組織が増殖する病気で
本来の子宮内膜は出血とともに腟を通って体外へ排出されますが、
子宮以外の場所で増殖してしまった組織には出口がないため、
お腹の中にたまって炎症を起こし、激しい痛みなどの症状を引き起こします。
② 子宮腺筋症
子宮内膜が子宮の筋肉の層にもぐりこみ増殖する病気です。
組織が増殖を繰り返すと周囲の筋肉が硬化し、子宮の壁もどんどん厚くなっていき、
子宮全体が大きくふくらんでいきます。
激しい痛みに加え、出血量も増えます。
③ 子宮筋腫
子宮の壁を形成する筋肉の一部が異常に増殖し、良性の腫瘍ができる病気です。
子宮の筋肉の中にできた腫瘍の芽が、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの刺激を受け、
長い時間をかけて成長すると考えられています。
腫瘍が大きくなるにつれ、出血時にレバーのような血のかたまりが混じって出てきます。
これらが原因の全てではないのですが、
疾患が原因とされているので
その疾患を絶たなくては快癒しません。
「器質性月経困難症」は原因疾患がないのに症状が現れます。
強い子宮の収縮が原因とされ、初潮(初経)を迎えた2~3年後から起こることも特徴の一つ。
発症は思春期の女性に多く、月経困難症の大部分がこのタイプに分類されます。
生理時、出血(経血)を子宮外に排出するために、子宮を収縮させる物質の
プロスタグランジンが分泌されるのですが、このプロスタグランジンが
多すぎると子宮が収縮しすぎてしまい、痛みが起きます。
また、子宮頸管が狭いことも痛みの原因とされます。
当院にいらっしゃる女性で
月経時の不調をおっしゃる方の大半はこのタイプです。
月経痛(生理痛)を経験したことがある女性は全体の約8割に及ぶ
こうしてみると、女性の身体に対する悩みは尽きませんね。
また、月経周期に伴う体調の変化を鑑みてみると
実に女性は1ヶ月の中でもホルモンの悩みが出て
快適な期間は1週間くらいという結果になってしまいます。
生理痛はもちろん、月経前症候群(PMS)のほか
ホルモンの変動による精神的、身体的な不調が常にある、と考えると
大変だなぁ、と感じずにはいられません。
こんな状態は男性なら耐えられないんじゃないかな、と。
少しでも症状緩和に向けて
何かしらできることがあれば、と思います。
また、月経周期に伴う体調の変化を鑑みてみると
実に女性は1ヶ月の中でもホルモンの悩みが出て
快適な期間は1週間くらいという結果になってしまいます。
生理痛はもちろん、月経前症候群(PMS)のほか
ホルモンの変動による精神的、身体的な不調が常にある、と考えると
大変だなぁ、と感じずにはいられません。
こんな状態は男性なら耐えられないんじゃないかな、と。
少しでも症状緩和に向けて
何かしらできることがあれば、と思います。
次回はそうしたホルモンと症状に対する対処法についてお話します。
廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!
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「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」
●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅
《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)