加齢に伴うホルモンの減少は必ず起きます。
それを止めることはできませんが、
症状を和らげることはできます。
病院でのホルモン補充療法は一般的ですが、
前回にもお話しした通り、東洋医学に基づく
鍼灸治療なども効果が期待されています。
漢方薬だと
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)など。
こうした漢方薬は身体を強くする作用があり、
対して鍼灸治療はバランスを取ったり、流れが悪いものの流れを良くする作用があります。
なので体の状態を見て、弱っている場合は漢方と鍼灸の併用もありです。
それから生活習慣の見直しが大事です。
鍼灸治療や漢方での治療も良いのですが、
やっぱり生活の基本を整えることは何よりも大事です。
それからこうした更年期では、
冷たいもの、甘いもの、高タンパクなものは摂りすぎないようにしましょう。
また、少し汗のかくような運動をすることもおすすめです。
老廃物の排泄にもつながり、体温を上げることにもなります。
更年期障害は卵巣の機能が低下して、エストロゲンの分泌が減れば、
さまざまな不調を伴い起きるものです。
ただ、病気というものではなく、そうした変化に心身が順応できない結果です。
順応できなくて苦しいのであれば
ぜひ、ご相談ください。