花粉症は副作用のない鍼灸で治療!

花粉症対策

花粉症治療は鍼灸で

こんにちは、いりえです。
花粉症について今回はお話ししたいと思います。

花粉症で悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。
花粉症の症状で一般的なのは、
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血などでしょうかね。
春先、あとは秋頃になると発症します。
花粉症の人にとっては日々、悪戦苦闘のシーズンが到来、といった感じですよね。


集中力もなくなり、仕事での非効率化を招きます。
いいとこなしですね。

そんな花粉症についての原因、対策、治療法についてお伝えします。

花粉症とは

花粉症とはみなさんご存知のとおり
アレルギー症、「季節性アレルギー性鼻炎」です。
花粉の飛ぶ季節にだけ症状がでるので一般的に「花粉症」といわれています。

約60種類の植物が花粉症を引き起こすといわれている日本。
原因となっているアレルゲンは
スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなど。

ただし、日本人の約40%はスギ花粉症である、と言われいてます。

花粉症は年々増加の傾向にあります。
「昨日までなんともなかったのに…」
ある日突然花粉症に悩まされる方が続出。
60歳以前に自然に治ることはほとんどない状態です。

青年、壮年の方が主に発症されていましたが、
小学生も今では発症しています。

そもそも、なぜ発症するかは明確になっていません。
戦後にスギを各地に植樹された結果
スギ花粉が大量発生するせい、とも言われますし、
大気汚染が進んだ結果、鼻の粘膜が過敏に反応するから、乳製品・卵・たんぱく質の過剰摂取が原因、ストレス社会が影響している…
まぁ、これ!といった原因はつかめていないのが現状です。

同じ社会生活を営んでいるのに
花粉症にかかる人、かからない人がいますよね。
なぜか、不思議じゃないですか?

遺伝による体質でアレルギーを起こしやすい人、起こしにくい人がいるみたいですが。
確かに花粉症の方で埃などに弱い方っていらっしゃいますよね。
アレルギー体質の方が基本的には症状を引き起こしやすい、とされているのはなんとなく納得できます。

いずれにしても長期、アレルゲン「花粉」にさらされた結果
鼻の粘膜の感受性が高まり、結果花粉症を発症しているのでしょう。

花粉症発症のメカニズム

花粉症の原因はいまだうやむやでも
メカニズムは明確です。

花粉症は体内にというか、「鼻腔内」に侵入したアレルゲン、「スギ花粉」などの植物の花粉に対し、免疫反応を起こした結果、症状が出ます。
免疫反応というのが「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血」などなど。

アレルゲンが鼻腔内の「粘膜」に付着

体内に「抗体」がつくられる

「マスト細胞」に結合

再びアレルゲンが侵入する

マスト細胞がアレルギー誘発物質「ヒスタミン」などを放出

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血などのアレルギー反応が引き起こされる


というのが発症までの経路です。

花粉症症状を起こす「アレルギー誘発物質」とは

ヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサン、PAFなど。鼻の神経や血管を刺激することで鼻炎の症状を発症させると言われています。

鼻の粘膜の組織には、神経(知覚神経)がありますが、
ヒスタミンなどがその知覚神経を刺激し、くしゃみ中枢に伝達されればくしゃみがでます。
分泌腺に伝達されれば鼻水が出ます。

さらに、直接血管に作用するので拡張を起こし、鼻づまりが起きます。

鼻づまりは粘膜での局所反応で、くしゃみ・鼻水は神経を媒介として反応を起こしています。
花粉症では
局所の粘膜での反応と神経がからんだ反応の2種があるんですね。
この2つの反応が亢進している状態です。



だいたいアレルギー性鼻炎と呼ばれるものはこういったメカニズムで起こっています。
鼻炎についてはまた、機会があればお伝えします。

主にアレルギー症状は本来人体で重要な「免疫システム」が過剰に発揮された結果起こります。
アレルギーの種類はI型からIV型までの4種類に分けられます。

今回の花粉症はI型アレルギーに分類され、体内にアレルゲンが侵入したら、わずか数時間で反応が起こります。
強いアレルギー反応が起こると皮膚や呼吸器、臓器にいたる全身に症状があらわれるアナフィラキシー
もI型アレルギーによるものです。

花粉症を予防する方法

花粉症対策としてはアレルゲンを体内侵入させない。
ということが大前提です。
外出時にはマスク、メガネを着用し帰宅したら、衣類や体についた花粉を払い…
とにかく室内に花粉を持ち込ませないことが大変重要ですね。

それから、免疫システムが関わっているので
規則正しい生活、適切な運動、食事などのバランスにも気をつけましょう。

免疫力を高める習慣が花粉症発症を未然に防ぎます。


ちょっと余談ですが、
我々の血液型はA・B・O・ABに分かれる「ABO式血液型」と呼ばれるものですよね。
これは赤血球表面にある抗原(アレルゲン)の種類によって、A・B・O・ABに分類されているらしいです。

なので血液型ごとで免疫機能が弱い、感染症にかかりにくいなどの違いがあるらしいです。

O型は一番免疫力が強いみたいですね。ただし、ノーウォーク類似株というノロウイルスの感染率が高いとの報告がなされているらしいですよ。十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌の受容体が多いので十二指腸潰瘍になる確率が高いとも。

B型はO型の次に免疫力が高いとされています。B型の性質を持っている病原性大腸菌、サルモネラ菌、肺炎の原因となる肺炎球菌には感染しやすいらしいです。あと、インフルエンザA型にはかかりやすいそうです。

A型は免疫力は弱めで感染症に対する抵抗力が弱いので風邪をひきやすいとのこと。また、がんや糖尿病、心筋梗塞になりやすいので気をつけて。

AB型はA型のA抗原とB型のB抗原を持つAB型は1番免疫力が低いらしいです。ですが、細菌などによる感染症に対抗できる抗体を作れる免疫系を保持しアレルギーにもかかりにくいそうですよ。皮膚病や関節炎、炎症などの自己免疫疾患にかかる確率も低いんだとか。


さて、話を元にもどしますが、
免疫と呼ばれるシステムと花粉症を始めとするアレルギー症状の緩和は密接に関係があると言わざるを得ません。

病院で花粉症の治療を行うのも一つの方法ですが、
僕は鍼灸の心得があるので
鍼灸という東洋医学でも花粉症の症状改善、そして予防としての価値はあると思います。

花粉症と鍼灸治療

僕が鍼灸を押す理由としては
患者さんが
「病院の薬」があわない
とおっしゃったからです。

眠い、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤がどうもあわない、でも症状が辛い。
また、妊婦さんがちょっと抵抗がある、とおっしゃったのを聞いていて
だったら鍼灸で…と思った次第です。

実際、ドライバーの方、スポーツ選手の方の多くかせ鍼灸による治療をされています。

花粉症の諸症状、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血などを薬の代わりに
抑える・緩和させるツボを鍼で刺激を与えてやることで症状を軽くさせていく、
これが鍼灸治療です。

鍼灸の治療での効果は
はっきり申し上げて個人差によるものです。
即効性がある場合もありますし、少し時間がかかる場合もあります。

花粉症の場合はそのシーズンの3〜4週間前に始めるのが妥当かと思います。
また、鍼灸治療のメリットとしては
花粉症以外の不調も一緒に治してしまえる場合があることです。

基本的に東洋医学はこういった「体質」などを根本的に見直し、改善させることを主に目的としていますので
冷え性が治った、とか、胃腸が弱かったのが軽減した…
などのお言葉をいただくことがあります。

現に花粉症以外でも不調を訴えている方にはとても好評です。

花粉症に効く、即効ツボ

まずは、ご家庭でも活用できるツボをお伝えします。

足三里(あしさんり)

足三里

よく聞くツボの代表格ですね。
ふくらはぎ前の太い骨を下から上にあがり、膝下で止まったところの外側のくぼみです。
さまざまな作用がある万能のツボです。鼻づまりをよくする効果もあります。お灸でも効果がでます。

太衝(たいしょう)

太衝(たいしょう)

足の甲、第一指と第二指の間が交わるくぼみ
血流やリンパの流れを整えたり自律神経にも効果ありです。冷えやむくみにも効きます。
自律神経の乱れはアレルギー症状を発症しやすくさせるので
ぜひ、押さえておきたいツボです。

迎香(げいこう)/印堂(いんどう)/承泣(しょうきゅう)

◼︎迎香(げいこう)/左右の小鼻の脇
鼻炎や花粉症に効きます。両方を人差し指で5秒くらいで気持ちいい圧でゆっくり押します。これを繰り返してください。

◼︎印堂(いんどう)/眉間のちょうど真ん中
鼻が通りやすくなるツボで人差し指を重ねて印堂にのせ、後頭部に向けて垂直に押します。5秒くらいで気持ちいい圧で。これを繰り返してください。

◼︎承泣(しょうきゅう)/瞳孔の真下
中指の腹でツボをあてゆっくりと押しながら小さな○を描くように。

顔ツボ

合谷(ごうこく)

合谷

手の甲側の親指と人差し指の間にあるツボで親指と人差し指の骨の合わさるところのくぼみ
親指と人さし指ではさむようにして力を入れて少し痛いかんじで押します。
僕が鍼灸治療を施すなら、
上記だけでなく、他の箇所にも施すことになろうか、と思います。

花粉症などのアレルギーは体質を改善しないと根本的な改善には至らないので
まずは体質の改善をオススメします。

体質の改善はアレルギーだけでなく、他の不調も同時に改善されるので一石二鳥です。

花粉症をはじめとするアレルギーでおこまり、お悩みなら
いりえ鍼灸整骨院までぜひご相談くださいね。



廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!

来週のブログでは
その他のアレルギーのお話です。
お楽しみに!!




入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)