要注意!寒暖差による体調不良〜原因から対策まで徹底解説

寒暖差不調
こんにちは、いりえです。
3月に入ると日中は暖かくても朝晩は冷え込むなど、寒暖差が大きい日が続くようになります。
このような時期は、体調を崩しやすくなることをご存知でしょうか?
いわゆる「寒暖差不調」ですね。
今回は、寒暖差による体調不良について、原因から対策まで解説します。

寒暖差による体調不良のメカニズム

寒暖差が大きいと、体は急激な温度変化に対応しようとします。このとき、自律神経がフル稼働し、体温調節や発汗などをコントロールします。しかし、寒暖差が激しいと、自律神経の働きが追いつかず、バランスを崩してしまうことがあります。

自律神経の大きな役割は、体温調節、発汗、血管の収縮・拡張など、生命維持に必要な機能のコントロール。
その自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
■交感神経:
 活動時に優位になり、心拍数や血圧を上昇させ、体を活動モードにします。
■副交感神経:
 休息時に優位になり、心拍数や血圧を低下させ、体をリラックスモードにします。

寒暖差が大きいと、交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)の切り替えが頻繁になり、
自律神経が疲弊しやすくなります。

体温調節において自律神経の働きと同じくらい重要なのが
血管の働きです。

血管は寒いと血管が収縮し、体温の低下を防ぎます。また、
暖かいと血管が拡張し、体温の上昇を防ぎます。
寒暖差が大きいと、血管の収縮・拡張が頻繁に繰り返され、血管自体も疲労し、
血行不良を引き起こしやすくなります。

このような自律神経・血管の状態だと
様々な不調を招くことにつながります。

寒暖差による体調不良の具体的な症状

血行不良は、筋肉の緊張や疲労を招きますし、免疫細胞の働きが低下し、
風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響を与えます。ホルモンバランスの乱れは、
イライラや気分の落ち込み、睡眠障害などを引き起こします。

■身体症状:
  ☐ 頭痛、めまい
  ☐ 肩こり、首こり
  ☐ 倦怠感、疲労感
  ☐ 冷え性、むくみ
  ☐ 関節痛、筋肉痛
  ☐ 吐き気、食欲不振
  ☐ 便秘、下痢
  ☐ 睡眠障害
■精神症状:
  ☐ イライラ、不安感
  ☐ 気分の落ち込み
  ☐ 集中力低下

このように身体症状として現れる場合もあれば精神症状として現れる場合、
その両方を呈する場合があるんですね。
上記に複数当てはまる方は、寒暖差による体調不良の可能性が高いです。

症状に合わせたオーダーメイド施術

当院での治療法としては寒暖差による体調不良に対して、
以下の施術を組み合わせ、症状に合わせたオーダーメイドの施術を提供します。

■鍼灸治療:
自律神経のバランスを整えるツボ、血行を促進するツボを刺激し、症状の根本改善を目指します。
特に、首、肩、背中のツボは、筋肉の緊張緩和や血行改善に効果的で、
自律神経の調整に効果的なツボを組み合わせることで、心身のリラックス効果を高めます。
■整体:
骨盤や背骨の歪みは、全身のバランスを崩し、様々な不調を引き起こす原因となります。こうした体の歪みを調整し、筋肉や関節の負担を軽減することで、血行を改善し、自律神経の働きを正常化します。
■電気療法:
低周波や干渉波で筋肉を刺激し、血行を促進し、痛みを緩和します。
筋肉の深部にアプローチすることで、より高い効果が期待できます。

ご自宅でできる具体的な対策〜日常生活でできる5つのポイント

治療に加えて、ご自宅でできる具体的な対策もご紹介します。

■服装の工夫:
重ね着で温度調節をしやすい服装を選び、首、手首、足首などの「三首」を温めましょう。
外出時は、マフラーや手袋、ストールなどを活用しましょう。
■入浴法:
38~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体を芯から温めましょう。
入浴剤を入れると、リラックス効果や血行促進効果が高まります。
■食事:
体を温める根菜類や生姜、ネギなどを積極的に摂りましょう。
温かい飲み物やスープなどもおすすめです。
ビタミンやミネラルをバランス良く摂り、免疫力を高めましょう。
■睡眠:
質の良い睡眠を確保するため、寝る前にストレッチや軽い運動を行いましょう。
寝室の温度や湿度を適切に保ち、リラックスできる環境を作りましょう。
■運動:
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣化し、血行を促進しましょう。
運動不足は、自律神経の乱れや免疫力低下につながります。

寒暖差による体調不良は、早めの対策が大切です。症状が気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。
皆様の健康をサポートできるよう、全力で施術させていただきます。

ちょっとしたおすすめのツボ

寒暖差による体調不良に効果的なツボはいくつかありますが、特に以下のツボがおすすめです。
1. 合谷(ごうこく)
・場所:手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分のくぼみ
・効果:自律神経を整え、頭痛、肩こり、ストレス緩和に効果的です。
2. 足三里(あしさんり)
・場所:膝の外側、膝のお皿の下から指4本分下がったところ
・効果:全身の疲労回復、胃腸の調子を整え、免疫力アップに効果的です。
3. 内関(ないかん)
・場所:手首の内側、手首のしわから指3本分ひじ側
・効果:吐き気、めまい、動悸、精神安定に効果的です。
4. 百会(ひゃくえ)
・場所:頭のてっぺん、両耳を結んだ線と体の中心線が交わる部分
・効果:自律神経を整え、頭痛、めまい、ストレス緩和に効果的です。
5. 労宮(ろうきゅう)
・場所:手のひらの中央、手を握った時に中指と薬指の先端の間
・効果:自律神経を整え、精神安定、疲労回復に効果的です。
ツボの押し方
●指の腹で、心地よいと感じる程度の強さで押します。
●1つのツボにつき、5秒ほど押し、5秒ほど離すのを繰り返します。
●3~5分程度、ゆっくりと押しましょう。
●入浴中や就寝前など、リラックスした状態で行うとより効果的です。
注意点
・妊娠中の方や、持病をお持ちの方は、医師に相談してから行ってください。
・強く押しすぎると、痛みを感じることがありますので、注意してください。
・ツボ押しは、あくまでもセルフケアの一つです。症状が改善しない場合は、専門家にご相談ください。

これらのツボを刺激することで、寒暖差による体調不良を緩和し、快適な毎日を過ごしましょう。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)