肩こりの原因は筋肉だけじゃない!タイプ別の筋肉と改善ストレッチ、生活習慣、治療法まで解説

肩こり
こんにちは、いりえです。

今回のテーマは国民病とも言える「肩こり」。
この季節、当院にも老若男女問わず多くの方が肩こりの悩みを抱えて来院されます。

「マッサージに行ってもすぐに元通り…」「ストレッチをしても効果がない…」

そんなあなたは、もしかしたら肩こりの根本原因である「筋肉」だけでなく、
生活習慣や姿勢など、多角的な視点からアプローチできていないのかもしれません。

そこで、専門家の視点から肩こりに関わる筋肉をタイプ別に分け、それぞれの筋肉の特徴、肩こりとの関係性、効果的な改善ストレッチ、日常生活で意識すべきこと、そして当院で行う治療法まで解説します。

肩こりタイプ別!原因となる筋肉を徹底解剖

肩こりは、主に以下の3つのタイプに分けられます。

■首・肩の付け根タイプ:
首や肩の付け根に痛みや重だるさを感じるタイプ。
主に、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋が関わっています。

■肩甲骨周りタイプ:
肩甲骨周りに痛みやコリを感じるタイプ。
主に、僧帽筋、菱形筋が関わっています。

■首・背中全体タイプ:
首から背中にかけて広範囲に痛みやコリを感じるタイプ。
上記の筋肉に加え、脊柱起立筋、棘上筋、棘下筋なども関わっています。

タイプ別!筋肉の特徴と肩こりとの関係性を深掘り

1. 首・肩の付け根タイプ

■肩甲挙筋(けんこうきょきん):

首の横から肩甲骨にかけて伸びる筋肉です。
肩甲骨を引き上げる役割があり、猫背やスマホの使い過ぎで緊張しやすいので要注意。
肩甲挙筋が緊張すると、首の付け根から肩にかけて鋭い痛みや重だるさを感じるようになり、
特にデスクワークで長時間同じ姿勢を続ける人や、下を向いてスマホを操作する人に多く見られます。

当院では、肩甲挙筋の緊張を緩和するために、鍼治療や手技療法を行います。

■胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん):

首の側面にある筋肉です。
首を前や横に倒す役割があり、ストレスや睡眠不足で緊張しやすいのが特徴です。
胸鎖乳突筋が緊張すると、首の付け根や頭痛、めまい、吐き気などを引き起こすことがあり、
精神的なストレスを抱えている人や、睡眠不足の人は特に注意が必要です。

当院では、胸鎖乳突筋の緊張を緩和するために、鍼治療や手技療法、電気療法などを行います。

2. 肩甲骨周りタイプ

■僧帽筋(そうぼうきん):
首から背中にかけて広がる大きな筋肉です。
肩甲骨を動かす役割があり、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると緊張しやすく、
代表的な原因筋で、多くの人が悩まされています。
僧帽筋が緊張すると、肩甲骨周りから首、背中にかけて広い範囲でコリや痛みを感じます。

当院では、僧帽筋の緊張を緩和するために、鍼治療や手技療法などを行います。

■菱形筋(りょうけいきん):
肩甲骨の内側にある筋肉。
肩甲骨を背骨に引き寄せる役割があり、菱形筋が衰えると、肩甲骨が外側に開き、猫背の原因となります。
菱形筋が衰えると、肩甲骨周りに鈍い痛みやだるさを感じますので
猫背気味の人や、運動不足の人は特に注意が必要です。

当院では、菱形筋の機能を改善するために、手技療法や姿勢指導などを行います。

3. 首・背中全体タイプ

■脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):
背骨に沿って伸びる筋肉です。
姿勢を維持する役割があり、長時間同じ姿勢を続けると緊張しやすく、
脊柱起立筋が緊張すると、首から背中にかけて広範囲で強い痛みやコリを感じます。
長時間のデスクワークや立ち仕事をする人に多く見られます。

当院では、脊柱起立筋の緊張を緩和するために、鍼治療や手技療法、骨盤矯正などを行います。

■棘上筋・棘下筋(きょくじょうきん・きょっかきん):
肩甲骨周辺の筋肉です。
腕の動きに関わり、使いすぎると炎症を起こしやすいので注意が必要です。
これらの筋肉に炎症が起こると、肩関節の痛みや可動域制限を引き起こし、
肩こりの原因となることがあります。
野球やテニスなど、肩を酷使するスポーツをする人や、
デスクワークでマウスを長時間使用する人に多く見られます。

当院では、棘上筋・棘下筋の炎症を抑えるために、鍼治療や電気療法などを行います。

鍼灸整骨院での治療法

当院では、患者様一人ひとりの症状や体質に合わせて、以下の治療法を組み合わせて行います。

■鍼灸治療:
筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、肩こりを改善します。
自律神経のバランスを整え、体の不調を改善します。
特に、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋などの緊張緩和に効果的です。

■手技療法(マッサージ、整体):
筋肉のコリをほぐし、血行を促進することで、肩こりを改善します。
体の歪みを調整し、筋肉や関節の負担を軽減することで、肩こりを改善します。
特に、僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋などのコリや歪み改善に効果的です。

■電気療法:
筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、肩こりを改善します。
痛みを緩和する効果も期待できます。
特に、炎症を起こしている棘上筋、棘下筋などの治療に効果的です。

■骨盤矯正:
骨盤の歪みを調整し、全身のバランスを整えることで、肩こりを改善します。
猫背や姿勢不良による肩こりに効果的です。

■姿勢指導:
日常生活での正しい姿勢を指導し、肩こりの再発を予防します。
デスクワークやスマホ操作時の姿勢など、具体的なアドバイスを行います。

筋肉別!効果的な改善ストレッチ&エクササイズ

1. 首・肩の付け根タイプ

■肩甲挙筋ストレッチ:
・片方の手を頭の上に置き、反対側の手で頭を横に倒します。
・首の横側が伸びていることを意識しながら、30秒キープ。
・反対側も同様に行います。
・さらに効果を高めるために、ストレッチ中に首をゆっくりと回すと良いでしょう。

■胸鎖乳突筋ストレッチ:
・首をゆっくりと後ろに倒し、天井を見上げます。
・首の前面が伸びていることを意識しながら、30秒キープ。
・さらに効果を高めるために、ストレッチ中に首を左右にゆっくりと倒すと良いでしょう。

2. 肩甲骨周りタイプ

■僧帽筋ストレッチ:
・両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せます。
・そのまま腕を下に伸ばし、首をゆっくりと前に倒します。
・30秒キープ。
・さらに効果を高めるために、ストレッチ中に肩甲骨を上下にゆっくりと動かすと良いでしょう。

■菱形筋ストレッチ:
・両手を胸の前で組み、背中を丸めます。
・肩甲骨を左右に開くように意識しながら、30秒キープ。
・さらに効果を高めるために、ストレッチ中に肩甲骨を前後にゆっくりと動かすと良いでしょう。

3. 首・背中全体タイプ

■脊柱起立筋ストレッチ:
・仰向けに寝て、両膝を抱え込みます。
・背中全体が伸びていることを意識しながら、30秒キープ。
・さらに効果を高めるために、ストレッチ中に背中を左右にゆっくりと揺らすと良いでしょう。

■棘上筋・棘下筋エクササイズ:
・両腕を肩の高さまで上げ、手のひらを外側に向けます。
・ゆっくりと腕を後ろに引き、肩甲骨を寄せます。
・10回繰り返します。
・さらに効果を高めるために、ダンベルなどの軽い負荷を加えて行うと良いでしょう。

肩こり改善のための生活習慣

■正しい姿勢を意識する:
・デスクワークでは、モニターの位置や椅子の高さなどを調整し、正しい姿勢を保ちましょう。
・スマホを操作する際は、画面を目の高さに近づけ、首を下に傾けないようにしましょう。

■適度な運動を取り入れる:
・ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、軽い運動を習慣にしましょう。
・肩甲骨周りの筋肉を動かす運動を取り入れると、より効果的です。

■睡眠の質を高める:
・寝る前にスマホやパソコンの使用を控え、リラックスできる環境を作りましょう。
・自分に合った枕やマットレスを選ぶことも大切です。当院では、睡眠に関するアドバイスも行っています。

■ストレスを溜め込まない:
・趣味や運動など、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
・アロマテラピーや音楽鑑賞などもおすすめです。

■体を温める:
・シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かりましょう。
・蒸しタオルで首や肩を温めるのも効果的です。当院では、温熱療法も行っています。

最後に
肩こりは、放置すると慢性化し、頭痛や吐き気などの症状を引き起こすことがあります。
日頃からストレッチや適度な運動を取り入れ、肩こりを予防・改善しましょう!

当院では、あなたの肩こりの原因を特定し、最適な施術をご提案します。
つらい肩こりでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)