子どもの頭痛への対処

最も多い頭痛は片頭痛とされています。
また、男女別に比較してみると
年齢によりその傾向が異なります。

3〜7歳では男児に起こりやすく、7〜11歳では男女は同じくらい、
15歳では女子に起こりやすくなっています。

頭痛そのものは大人と比べると症状は軽いのですが、
稀に嘔吐を伴うくらい症状が思い頭痛発作のある子もいます。

子どもの片頭痛は日常的な行動ができない、嘔吐や吐き気を伴うなどの症状が
出ることがあります。
大体ですが、月のうち3ないし4日程度発症し、継続日数は発症後大体3日以内に軽減されます。

軽減するには睡眠が重要です。
子どもの多くが睡眠により軽快し、翌朝には治っているケースが多いんです。

片頭痛は辛いものですが、
子どもはその症状を適切に伝えることが難しいので
頭が痛い、と表現するとは限りません。

いつもと違う様子を呈する場合、大人が気づいてまずは問いかけ、症状を聞き出すことが大事です。

例えば、いつも元気な子が黙っている、食欲がない、光や刺激を避けるように部屋にこもる、など。

こうした片頭痛を引き起こす原因とされるのが
子どもの場合は睡眠不足です。

現代は大人も子どももすることが多くて、睡眠時間が減少傾向にあります。
子どもも就寝時間が遅くなりがちで、それが片頭痛を起こす原因となるのです。

また、大人と同様に光や気圧、匂いや人混みに当てられて発症することがあり、
チーズ・揚げ物・ヨーグルトなどが誘発することもあります。

特に気をつけたいのは片頭痛には遺伝性があるということ。
母親の遺伝を受け継ぎやすいので母親に片頭痛がある場合は子どもに遺伝しやすいです。

その発症誘因も親子で似ていたりします。
例えばチーズが誘因である母親の子どももチーズが原因で片頭痛を起こす、という具合です。

子どもの緊張型頭痛は近年、増加傾向にあります。
その原因としてはスマホの使いすぎなど電子メディアの台頭が挙げられます。

スマホを始め、こうしたメディアは肩こりや首こり、背中のこりも誘発します。
姿勢の悪さがその原因とされており、問題視されています。

また、ストレス社会と言われている現代、大人だけでなく子どももストレスを感じ、それが原因で
頭痛を起こすケースもあります。

すぐに軽快することがなく、ダラダラと頭痛が続く割に、片頭痛のように日常生活に影響するほどの強い症状ではなく、
嘔吐などの症状もないことが特徴です。

起こる頻度には差があり、1ヶ月に1回あるかないかという子どももいれば、
半月以上起こる子どももいます。

子どもの片頭痛に対してはまず薬に頼るより
日々の生活を見直す「非薬物療法」がおすすめです。
その基本は、早寝、早起き、朝ごはん。適度な運動をして、正しい姿勢を心がけることです。

子どもの頭痛には睡眠不足が関係していることが多いので
睡眠は十分取らないといけません。
また、頭痛を誘発する光や食品、匂いを避けることも大切です。

緊張型頭痛の場合はさらに薬よりも
日常生活の環境を整える「非薬物療法」が重要とされています。

子どもの頭痛の特徴として年齢ごとに見てみましょう。

この時期は片頭痛がいちばん多くみられます。頻度は月3〜4日で、寝て起きると快癒しているケースが多いので
学校欠席は意外と少ないです。
ですが、痛みが強い場合は薬の処方も必要です。
子どもの片頭痛は発症した際、どのような対処をするか保育園や幼稚園、学校の先生と共有しておきましょう。

朝起きてから、頭痛を訴える場合は緊張型頭痛の可能性があります。

この時期も片頭痛が多くみられます。
この時期の片頭痛も対処は思春期前と差はありませんが、女子の場合は
月経が要因となっている月経関連片頭痛であることがあり、
これには薬は効きにくいので痛みが長引くことがあります。

また、小学校高学年から中学生頃には慢性連日性頭痛の子どもが増えてきます。
慢性連日性頭痛というのは心理的、社会的な要因が関係する頭痛で、思春期という年齢・性格・学校や家庭の環境要因が関係しています。
もともと片頭痛持ちの子どもが思春期を迎えたのを境に慢性連日性頭痛へと移行するケースもあります。

慢性連日性頭痛になるきっかけは様々考えられますが、
勉強・部活などのプレッシャーが一気に増え、人間関係が複雑化したなどの理由が挙げられ、
特に中学1年性の夏休み明け頃に起き始める子どもが多いようです。

子どもも大人も同じように頭痛は辛いものです。
誘発要因を避ける生活も大事ですが、
頭痛を起こす頻度を少しでも少なくする、症状をかるくしてあげたいと
親御さんは思っていると思います。

当院では子どもの頭痛の種類ごとに施術法を変えています。
詳しくいうと、カウンセリングで置かれている環境や生活、そしてお子さんの性格なども
頭痛治療には必要な情報で、こうしたカウンセリングによる情報をもとに
オリジナルな施術を提案することにしています。

小児はりの治療のほか、姿勢改善、整体などにより
根本治療を目的としており、
頭痛が起きた際のツボ押しなどもお伝えしています。

薬の使用を否定はしておりません。
ただ、薬だけに頼らず、根本原因があれば
それにアプローチすることで頭痛の頻度を少なく、そしていずれは快癒できれば
一番良いですよね。

特に小さなお子さんの場合は
施術に嫌な印象を持たれることはよくないので
痛みのない、むしろ心地よく感じる施術は必須です。

話をしながら自然と通いやすい雰囲気を作ることが不可欠で

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