骨盤の歪みを正す「骨盤矯正」

骨盤矯正
いよいよ今年も最後となりましたね。
いりえです。
患者さんにも支えられ、無事この一年を越すことができました。
心より感謝申し上げます。
また、来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

さて、今年最後のブログは
「骨盤」についてです。
特に「骨盤矯正」は、女性の皆さんにとって「なじみ深い?」言葉ですよね。
というのも骨盤の歪みは女性の方が男性より起きやすいためです。

なんといっても女性は出産という大仕事がありますからね。
そのために骨盤の形もホルモンも男性とは異なります。

このような骨盤についてお話します。

骨盤の歪みって?骨盤の歪みの種類

そもそもの話、骨盤の歪みとか骨盤が歪むとか言いますが、
どんな症状なんでしょうか?

日本人の平均的な骨盤の角度は真横から見ると
後ろに向かって上に30度傾いている状態が良いとされています。

この角度が崩れたら、つまり歪んだら、反り腰になったり、猫背になっってしまったりするわけです。
また、骨盤の内部(骨盤腔)には女性であれば子宮、それから膀胱、尿道・直腸・肛門などがありますので
歪みはこれら内臓にも影響します。
さらに、骨盤はいわば上半身を支える土台なので、歪むと姿勢が悪くなり腰痛や肩こりが起こります。

骨盤は4つの骨ががっちりと固まっている骨格のことを言うので
骨盤の歪みというのは正確には骨盤自体が歪んでいるというのとはちょっと違います。

骨盤の周囲の関節、つまり仙腸関節や股関節ですが、
それらの可動域が狭まったり、関節の動きに偏りが生じると周囲の
筋肉の動きにも偏りが生じ、結果的に骨盤が歪んだように見えるんですね。

なので正確にいうと骨盤の歪みは周辺の関節や筋肉に偏りが生じている状態であると言えます。

ということは、骨盤を歪まないように安定させるためには
筋力が必要となるということ。

骨盤周辺、特にお尻やお腹の筋肉、関節を上手に動かすことのできる
筋力不足の状態は骨盤の歪みを生じさせる原因になってしまいます。

歪みを正すためには、それらの原因を解消し、生活習慣やクセにも気を配っていくことが
重要なんです。

そうした骨盤ですが、
歪みにもいろんなパターンがあります。

前傾タイプ

骨盤が前に傾いている状態です。
このタイプは一見姿勢が良い様に見えますが、胸とお尻が突き出た姿勢になっていて
腰の反りがきつく、腰に負担がかかりやすく、腰痛になりやすい
と言われています。
常に腰に負担がかかっているため、神経を圧迫しやすく、太ももが張りやすいという特徴があります。
加齢や産後など腹筋が弱っている状態のときに前傾になりやすいと言われています。
また、ハイヒールを履いている方がなりやすいです。

後傾タイプ

前傾とは逆に、骨盤が後ろに傾いています。
このタイプは上半身が後方に下がる状態になってしまうため、
背中を曲げて頭を前に突き出す姿勢になることでバランスを取ろうとします。
結果、猫背や垂れ尻・垂れ胸・ポッコリお腹の原因に。
筋肉の弱い人や、ある程度年齢を重ねた人に多いタイプであると言われています。
また、ひざへの負担や肩こりなどが生じやすいとされます。

開きタイプ

骨盤が開いているタイプは産後の方に多くみられます。
産後の方に多く見られるのは、出産時に赤ちゃんが通りやすくするために
開いた骨盤がホルモンの影響により、出産後も元の位置に戻りにくく、
産前よりも開いた状態になってしまうということが原因とされます。
足を組んだり、あぐらをかいたりなども、骨盤が開きやすくなる原因です。
また、筋力の低下で骨盤が支えられず開いてしまうケースもあります。
骨盤が開いてゆがんでいる場合、下半身太りやO脚になりやすいと言われています。

傾きタイプ

骨盤を正面から見たときに、左右の骨盤の高さが違う状態です。
なぜ高さが違うのかというと、例えば右側の腰や腹の筋肉の緊張が強いと、
左側の骨盤が下がった状態になり、高さに差が出ます。
また、お尻の筋肉に左右差がある場合も骨盤のバランスが崩れて
ゆがみやすくなると言われています。
このタイプは、側弯症になりやすいので注意が必要です。
スポーツなどで疲れが溜まると痛みが出る場合があり、成長期によくみられる場合もあります

ねじれタイプ

うつ伏せで寝ると腰やお尻の盛り上がり方の違う方が時々います。このような方はねじれタイプといえます。左にねじりやすいけど右はねじりにくいとか、
骨盤の動きに左右差が見られるなど運動障害が見られるのも特徴です。

骨盤の歪みを直すポイント

骨盤を支えている股関節をほぐし、お尻とお腹に筋肉をつけることが大切です。
股関節は、可動域が大きいため周りにいろいろな筋肉が複雑についています。
股関節がほぐれると、おのずと普段使っていないお尻やお腹の筋肉も動くようになり、
土台となるお尻の筋肉がつくようになり、骨盤がその人にあった位置で
自然に安定するようになります。

このように骨盤の歪みを正す、歪まないようにするのは
しっかり筋肉をほぐし、筋力をつけること。
そして変な姿勢をしないことなども大切です。
いつもカバンを同じ側で持つとか、脚を組むとか片側だけに体重をかけるとか、
他にもうつ伏せで寝るとか、そういった行為は歪みのもとです。

普段からきをつけていきましょう。

そして、一度歪んだ骨盤を元に戻すのは
結構大変です。

そのような場合は
施術院などでサポートしてもらうことも重要です。

当院でも骨盤矯正や姿勢矯正をしていますので
ぜひ、ご相談ください。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)