首が痛い時に考えられる病気や原因あれこれ

首の痛み
こんにちは、いりえです。
今日は首の痛みについてのお話しです。
頭の重さは成人の場合、体重の約10パーセントと言われています。
重い頭部を直下で支える首には
常にそれ相応な力がかかっているわけで
長い年月をかけて負担もかかっていくわけです。

なので首の痛みを無視することはできません。
そこには病気が隠れていることも可能性としてはあるからです。

首に起きる痛みは2種類

首の痛みは大別すると2つあります。

「神経からくる痛み」と「筋肉・関節からくる痛み」

神経からくる痛みの代表的な疾患が
頚椎椎間板ヘルニアです。

頚椎椎間板ヘルニアは神経に作用するので首の痛みだけでなく
手や腕のしびれや力が入らなかったり、ボタンを留めるなどの
細かな作業がうまくできなくなったりなど症状が起きたりします。

「筋肉・関節からくる痛み」は
筋肉の固さや衰え、関節の動きの悪さなどにより
首の筋を違えたり、こりによって筋肉痛が起こるなどが原因となります。
なので、運動不足や老化などの影響も多分にあります。

このように首の痛みと一言で言っても
いろんな原因が考えられるんです。

痛みの原因はどんなものがあるの?

首の痛みの原因は様々です。

まずは、姿勢が原因となる場合。
つまり首に負担をかけるような悪い姿勢を取り続けているケースです。
例えば猫背。スマホを見ることが多い現代人はその姿勢から猫背を誘発しやすいです。
座り姿勢でスマホをいじっていてる時の
姿勢はどんな姿勢ですか?
姿勢よく座ってスマホを見ている方はすごく少ないですよね。
首は傾き方によって負荷が変わります。

長時間うつむいている時の首への負荷が
いわゆるスマホ首を引き起こします。

自然とスマホを見るとき、スマホ首になりやすい姿勢となっています。
スマホ首とはいかなくとも、こりや張りを引き起こしていることは間違いありません。
これが痛みを起こしているのです。

といった感じで、姿勢の悪さと同じように骨格の歪みが引き起こすケース。
骨格は歪むと筋肉に負荷がかかったり、神経を圧迫するなど
こり・痛みを引き起こす要因となります。

骨格の歪みは日々の姿勢に大きく関わっています。
例えば、いつも同じ足に体重をかけた立ち方をしているとか
肩掛けバッグをいつも同じ側にかけているなど。
このような日々のちょっとした癖や動作が少しずつ骨格の歪みを誘発しています。
先ほどのスマホ首もこれに該当します。

スマホ首はストレートネックとも呼ばれ、
もともと緩やかなカーブを描く首の骨が
カーブがなくなって真っ直ぐになってしまうことで
力を分散できず、首へ力が集中するので
頭を支えるのが頚椎だけとなり、
結果、首周辺の筋肉が凝ったり、張ったり、痛みがでたりします。

それから意外とこれも痛みの原因となります。
枕の高さや硬さ」。
合わない枕を使用することで首こりや痛みが出てしまう場合があります。
普段重たい頭を支える首は就寝時にはしっかり休ませたいですよね。
ですが、高さが高すぎたり、柔らかすぎ、硬すぎなど枕が合わないものを使用することで
しっかりと睡眠できなかったり、首のこりを増長させたりするケースがあるので
要注意です。

そして、加齢
これは加齢に伴って椎間板に支障が出ることが多く、そのせいで痛みが出るケースです。
椎間板は椎骨と椎骨の間にあるクッションとして機能する部分ですが、加齢に伴って水分が減少すると
衝撃をうまく緩和できなくなり、結果すり減って痛みが出てくるんですね。
あとは、加齢に伴う筋力の低下が痛みの原因となるケースがあります。
僧帽筋や胸鎖乳突筋などは頭を支える筋肉としての役割を果たしていますが
これらが加齢で筋肉の量が少なくなると血行不良につながり、
首や肩の痛みやこりが起きてしまうということです。
女性は男性と比べ筋肉量が少ないので要注意です。

あとは、ストレス
過度なストレスや慢性的なストレスは
筋肉の緊張を招きます。
これが長期間続くと血行が悪くなり凝りを起こします。
これが痛みとなっていきます。
と同時に自律神経にも作用します。
自律神経の働きが過剰になると血流が悪くなり、筋肉に疲労物質が
たまりやすい状態となるので首のこりが増長されやすくなります。

これらが原因となって起きる首の痛みには次のようなものが挙げられます。

首の痛みについての症状や病気

一番は首こり・肩こり。首の付け根や首筋、肩や背中にかけて
痛みやこり、張りなどが出て、頭痛や吐き気が起こることもあります。

それから寝違え
起床時に強烈な痛みが出ることがありますよね。
ある方向に向けない、曲げられない。
動かそうとすると痛む。首が動かせないほど痛む。
起きてしまった原因としては
寝る姿勢や枕が悪く不自然な姿勢が続いたことで
筋肉に負担がかかって引き起こされる場合や
運動不足などで筋肉が固くなって起こる場合、
頸椎の椎間関節の関節包の炎症によるものなどが考えられます。

通常であれば
朝起きたときに痛み、その後は数時間〜数日ほどで痛みが改善されていきます。

そしてぎっくり首
ぎっくり腰と同じ感じで起きるのがぎっくり首です。
動かしたときに突然「首がピキッとなった」ケース。
ぎっくり首は医学的には頚部捻挫または頸椎捻挫といいます。
首の関節の可動域を超えた場合に起きたり
頸部の筋肉、靭帯に過度の負荷がかかった時に起こりやすいです。


あとは、むちうち症。よく交通事故後に問題になったりするアレです。
外傷性頚部症候群といいます。
これは衝撃によって頸部に損傷を受け起きる外傷性の病気です。
首の痛みだけでなくしびれ、頭痛、吐き気などが起こります。
これは事故だけでなく
スポーツシーンでも起きやすいです。

そして、頚椎椎間板ヘルニア
首を後ろに反らしたり、横にしたときに強い痛みが現れることが特徴です。

椎間板の一部が損傷し、椎間板内にある髄核が飛び出したり、椎間板が膨隆して、
それらが脊髄神経や手や肩の神経を刺激したり圧迫することで痛みが起こる病気です。

肩や腕に痛みやしびれが起こり、細かな動作が行いにくくなるなどの症状が現れます。
頚椎椎間板ヘルニアの場合、加齢、遺伝、運動のし過ぎ、悪い姿勢を続けたことなど、
複数の要因が関係して引き起こされると考えられています。

「首を後ろに反らすと痛い」「上を向くと首が痛い」ときに考えられる
代表的な疾患は、頚椎症です。
加齢などの影響によって骨棘(こつきょく)と呼ばれるトゲができたり、
椎間板が変性したりすることで発症します。
首の痛みやこわばり、脊髄神経が圧迫されることで指の感覚の麻痺、
やしびれ、歩行障害、排尿障害、便秘などが起こる場合もあります。

ちなみに頚椎症と頚椎椎間板ヘルニアは症状も原因もよく似ていますよね。
ただ、頚椎症は高齢者に多く、加齢が大きな原因とされているんです。

脊柱靱帯骨化症というものもあります。
頚椎の中の靭帯が骨化して神経を圧迫することで起きるので
首や肩の痛みだけでなく手指のしびれが起こります。
悪化すると、足のしびれや歩行困難も起きたり
排尿障害や便秘なども起きていく場合があります。

それから、また、首のリンパ節の腫れによって痛みが起こっていることもあります。
風邪や肩こりによる腫れの場合もありますが、悪性リンパ腫の可能性も考えられるため、
リンパ節が腫れて痛む場合は早めに病院を受診しましょう。

左首や肩、背中にかけて痛む場合は、狭心症や心筋梗塞といった
心臓の病気の可能性も考えられます。
このように首の痛みには深刻な病気が隠されているケースもあります。
いつもと違う痛みが生じたなら病院へ受診しましょう。

もちろん、そんな深刻なケースではない場合もたくさんあります。
特に筋肉のこりや張りが原因となっている場合は
病院よりも施術院の方が良いケースもあります。

鍼治療と施術で対応する当院ではこうした首こりや肩こりを解消する施術をオリジナルで提供しています。
人それぞれ筋肉や血流にも差があるので
マニュアル通りではなかなか完治できません。

それぞれ患者さんに合わせた施術をしていますので
ご安心ください。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)