あけましておめでとうございます!
いりえです。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!
今年最初のブログデーマは
「認知症と鍼灸」です。
認知症の予防や治療に「鍼灸」は適応か否か…という話なんですが、
僕も患者さんから質問をされることがたまにあります。
“先生、鍼って認知症に効くの?”
はっきり言って
現段階では「わからない」んです。
まず、認知症の方で鍼灸治療をしている方が
あまりいませんので
判断しにくいということ、信ぴょう性に欠けるんですね。
また、様々な学術的な見地から
効果がある!と認められていないんですよね。
効果があるかも、という感じなんです。
アメリカなどのマウスによる実験では
効果が認められた、とされているようですが、
まだ完全に世界で認められるところまでは来ていない
というのが現状です。
“じゃあ、効かないの?”
さて、ここから僕の意見なんですが、
全く効かないわけではないと思うんです。
正直、確定はできませんが、
鍼灸の効果や
認知症の原因、一般的な治療法や予防法を考えた時
程度の差あれ、全然だめ…というわけではない、と僕は考えています。
認知症に鍼灸は効果があるのか?
認知症って何?
まずは、皆さん認知症についてどのくらいご存知ですか?
認知症を知らない方はいらっしゃらないと思いますが、
その定義が曖昧な方はいらっしゃると思います。
簡単にざっくりとご説明します。
認知機能が後天的な脳の障害によってだんだんと低下して、日常生活や社会生活に支障をきたす状態を「認知症」と呼びます。
認知症の原因としては大きく分けて2つ。
ひとつは加齢によるもの。
もうひとつは病気によるものです。
さらに言うと、
認知症の種類で主なものは
1.アルツハイマー型認知症
もの忘れから始まり、日常生活で今までできていたことが少しずつできなくなっていきます。
新しいことが覚えられない、思いだせない、時間・場所がわからない、などの症状や
妄想、徘徊などの症状がでる場合もあります。
原因はβタンパク、τタンパクといったタンパク質が脳に溜まるせいで
神経細胞が死滅。結果、脳が萎縮するということになります。
記憶を担っている海馬から萎縮し始め、だんだんと脳全体に萎縮が広がります。
2.レビー小体型認知症
主な症状は「幻視」、また、就寝中に怒鳴ったり、奇声をあげたりする…など。
また、手足の震えや歩きが小刻みになるといったパーキンソン症状が見られることがあります。
頭がボーッとした日と、はっきりとした日と、日によって変動します。
これは、神経細胞の中に「レビー小体」というタンバク質の塊が蓄積し大脳に広く分布すると
認知症になります。
幻視、睡眠時の異常言動、抑うつ症状、パーキンソン症状、自律神経症状などの症状が出ます。
3.血管性認知症
これは、いわゆる疾患によって発症する認知症です。
脳梗塞や脳出血などが原因となり神経細胞がダメージを受け、結果発症に至ります。
認知症を知らない方はいらっしゃらないと思いますが、
その定義が曖昧な方はいらっしゃると思います。
簡単にざっくりとご説明します。
認知機能が後天的な脳の障害によってだんだんと低下して、日常生活や社会生活に支障をきたす状態を「認知症」と呼びます。
認知症の原因としては大きく分けて2つ。
ひとつは加齢によるもの。
もうひとつは病気によるものです。
さらに言うと、
認知症の種類で主なものは
1.アルツハイマー型認知症
もの忘れから始まり、日常生活で今までできていたことが少しずつできなくなっていきます。
新しいことが覚えられない、思いだせない、時間・場所がわからない、などの症状や
妄想、徘徊などの症状がでる場合もあります。
原因はβタンパク、τタンパクといったタンパク質が脳に溜まるせいで
神経細胞が死滅。結果、脳が萎縮するということになります。
記憶を担っている海馬から萎縮し始め、だんだんと脳全体に萎縮が広がります。
2.レビー小体型認知症
主な症状は「幻視」、また、就寝中に怒鳴ったり、奇声をあげたりする…など。
また、手足の震えや歩きが小刻みになるといったパーキンソン症状が見られることがあります。
頭がボーッとした日と、はっきりとした日と、日によって変動します。
これは、神経細胞の中に「レビー小体」というタンバク質の塊が蓄積し大脳に広く分布すると
認知症になります。
幻視、睡眠時の異常言動、抑うつ症状、パーキンソン症状、自律神経症状などの症状が出ます。
3.血管性認知症
これは、いわゆる疾患によって発症する認知症です。
脳梗塞や脳出血などが原因となり神経細胞がダメージを受け、結果発症に至ります。
認知症の発症、進行と鍼治療
現段階では前述したように鍼灸が効く!とは断言できません。
ただ、大脳皮質、海馬への血流を促すことはできるので
全くもって結果が出せないとは言い切れません。
血流不足は脳の神経細胞を死滅させる事がありますが、
鍼灸は、それを防ぐ事ができうると僕は考えています。
レビー小体型認知症の場合を例に挙げると、
運動が効果的、とされていますが、この運動の仕方によっては
脳への血流量が減る事があります。
確かに運動は必要です。
ただ、運動は交感神経を優位にさせます。
頚部を緊張状態にします。
こうなると、脳への血流量が減るんです。また、
薬も効きにくくなります。
認知症において、脳への血流量は非常に重要です。
鍼灸はこうした症状に有効です。
確かに運動は認知障害には有効です。
でも、それだけではだめだと思います。
なので、僕は運動と鍼灸の両方で
症状を遅延させる、または軽くするようにできると思います。
あくまで、仮定の域ですが。
また、認知障害の卓上訓練の前に鍼灸を施すことで
集中力をアップさせ、精神も安定させる事でさらに訓練の効果をアップできるのではないか
と思います。
ただ、大脳皮質、海馬への血流を促すことはできるので
全くもって結果が出せないとは言い切れません。
血流不足は脳の神経細胞を死滅させる事がありますが、
鍼灸は、それを防ぐ事ができうると僕は考えています。
レビー小体型認知症の場合を例に挙げると、
運動が効果的、とされていますが、この運動の仕方によっては
脳への血流量が減る事があります。
確かに運動は必要です。
ただ、運動は交感神経を優位にさせます。
頚部を緊張状態にします。
こうなると、脳への血流量が減るんです。また、
薬も効きにくくなります。
認知症において、脳への血流量は非常に重要です。
鍼灸はこうした症状に有効です。
確かに運動は認知障害には有効です。
でも、それだけではだめだと思います。
なので、僕は運動と鍼灸の両方で
症状を遅延させる、または軽くするようにできると思います。
あくまで、仮定の域ですが。
また、認知障害の卓上訓練の前に鍼灸を施すことで
集中力をアップさせ、精神も安定させる事でさらに訓練の効果をアップできるのではないか
と思います。
認知症と鍼灸の関連性
認知症は根治治療はないとされています。
ただ、今後はひょっとしたら治療できるようになるかもしれません。
医学の世界は日進月歩ですが、長い目でみると可能性はあります。
僕は鍼灸が何らかのサポートというか、手助けになるんじゃないかと思っています。
認知症の患者さんは新しい記憶ではなく古い記憶によって行動します。
ですが、家族は新しい記憶を常に更新させて生活しています。
ここで、記憶のくいちがいが起こるんですね。
認知症の方は最近の記憶がなく、古い記憶で物事を判断するので
家族が終わった事と処理したものが、認知症の方にとっての今なんです。
なので、認知症の方がまちがっているわけではないんですよね。
最新の記憶にアップデートできないだけなんです。
認知症の方にとっては、わからない事だらけで不安の中を生きている事になります。
記憶がないんですから。
僕は鍼灸や整体、マッサージなどはこのような方のケアに有用だと思っています。
また、予防にも効果があると考えます。
発症前の30代、40代の頃から予防することで
発症を遅らせるとも可能だと、また重要ではないかと思うわけです。
大脳皮質や海馬には
「アセチルコリン」という脳内物質を使って情報の伝達をしている神経が多数あり、
鍼はこの「アセチルコリン」を増加させると言われています。
なので、鍼灸治療は脳血管障害やアルツハイマーなどの予防にも効果が期待できる、と。
また、認知症本人だけでなく、それを支える家族にとっても何かしらサポートできたらと思っています。
僕の力が何かしらの手助けになればこれほど嬉しい事はありません。
次回は、さらに鍼灸について深くお話ししたいと思います。
ただ、今後はひょっとしたら治療できるようになるかもしれません。
医学の世界は日進月歩ですが、長い目でみると可能性はあります。
僕は鍼灸が何らかのサポートというか、手助けになるんじゃないかと思っています。
認知症の患者さんは新しい記憶ではなく古い記憶によって行動します。
ですが、家族は新しい記憶を常に更新させて生活しています。
ここで、記憶のくいちがいが起こるんですね。
認知症の方は最近の記憶がなく、古い記憶で物事を判断するので
家族が終わった事と処理したものが、認知症の方にとっての今なんです。
なので、認知症の方がまちがっているわけではないんですよね。
最新の記憶にアップデートできないだけなんです。
認知症の方にとっては、わからない事だらけで不安の中を生きている事になります。
記憶がないんですから。
僕は鍼灸や整体、マッサージなどはこのような方のケアに有用だと思っています。
また、予防にも効果があると考えます。
発症前の30代、40代の頃から予防することで
発症を遅らせるとも可能だと、また重要ではないかと思うわけです。
大脳皮質や海馬には
「アセチルコリン」という脳内物質を使って情報の伝達をしている神経が多数あり、
鍼はこの「アセチルコリン」を増加させると言われています。
なので、鍼灸治療は脳血管障害やアルツハイマーなどの予防にも効果が期待できる、と。
また、認知症本人だけでなく、それを支える家族にとっても何かしらサポートできたらと思っています。
僕の力が何かしらの手助けになればこれほど嬉しい事はありません。
次回は、さらに鍼灸について深くお話ししたいと思います。
奥深き鍼灸の世界へ誘いますよ!お楽しみに!!
廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!
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「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」
●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅
《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院
《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)