応急処置はアイシングです。疼痛には消炎鎮痛薬(外用内服)や超音波、低周波などの物理療法など一般的です。
ですが、根本的には筋肉(太もも)の硬さを取ることです。
前述のように太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)がオスグットでは大きな原因となります。
大腿四頭筋は膝関節が曲がりすぎないようにブレーキをかける働きがあります。
太ももの前をストレッチしたりマッサージや電気治療が意味をなさないわけではないですが、
根本的に治すなら「なぜ、硬くなったのか」という原因の究明です。
僕が思うには、
筋肉が硬くなるには何らかの原因があるので(何にもないのに子どもの筋肉は硬くならないのでは?)
その原因を解決しないと、せっかくスポーツをしているのに再発や完全な治癒にいたらないと思うんです。
僕自身、スポーツが好きですし、その醍醐味というか楽しみや喜びはすごくわかります。
できなくなることの辛さも。
じゃあ、硬くなるのはなぜでしょう?
僕は姿勢だと思います。
姿勢が悪いから重心が狂い、結果太ももに余計な負荷がかかり、硬くなる…。
体全体の歪みなのか骨盤の歪みなのかははっきりと診ないと何ともいえませんが。
悪姿勢は関節の柔軟性も失われるので余計に負担が同じ箇所にかかります。
オスグットで治療を怠ると
痛む箇所をかばうような動きをするようになります。
すると、体の使い方がおかしくなったまま成長します。
ますます正常な姿勢とはほど遠くなり
患部をかばうせいで
筋肉や神経、関節に負担がかかります。
また、成長後もスポーツでの再発や本来持てる実力も十分に発揮できない事態にもなります。
姿勢が改善され、きちんとした重心を維持できれば
太ももの前の硬さ・張りは自然となくなります。
当院ではまず、しっかりとした問診、そして検査でオスグットになった原因とこれからの改善方法について
お話しします。
そしてその原因と考えられる部位をしっかりと施術し、
完治するよう最善を尽くします。
将来、安心してスポーツを楽しめるように
また、不安なく生活できるように
普段の姿勢メンテナンスもお伝えいたします。
意外と姿勢は「こんなことで!」というようなことが原因だったりします。
けっこう簡単なことを気をつけるだけで
変わります。
1日でも早くオスグットを完治して
のびのびと青春、スポーツを子どもたちには謳歌してほしいと切に願います。