神経痛を改善!鍼灸治療で痛みを和らげよう

神経痛
こんにちは、いりえです。
朝晩めっきり涼しくなってきましたね。
この時期には神経痛に悩む方が増えてきます。
神経痛って本当につらいですよね。
痺れや痛みで日常生活に支障が出てしまう
そんな神経痛を少しでも和らげるには
鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療は、古くから痛みや痺れなどの症状に
効果があるとされてきました。
今回は神経痛や鍼灸治療についてのお話です。

神経痛ってどんな病気?

神経痛は、神経が何らかの原因で損傷したり
圧迫されたりすることで起こる痛みです。
糖尿病、帯状疱疹などの病気が原因の場合や
ケガ・姿勢の悪さ・栄養不足など様々な原因が考えられます。

■病気:糖尿病、帯状疱疹など
■ケガ:骨折、捻挫など
■姿勢の悪さ:長時間のデスクワークなど
■その他:冷え、栄養不足、ストレスなど


この秋から冬にかけて神経痛が増すのは
冷えが関係しています。
冷えによって血行不良が起こると体内に十分な酸素が行き届かなくなってしまいます。
すると、「セロトニン」や「ブラジキニン」などの
疼痛物質が筋肉内に蓄積され、神経痛が起こる可能性があります。

また、その症状も千差万別。
ズキズキする、焼けるような痛み、電気が走るような痛み、痺れる感じ、感覚の異常
など痛み方は人によって異なります。

よくある神経痛の種類には
■三叉神経痛:顔面の痛み
■帯状疱疹後神経痛:帯状疱疹の後遺症で起こる痛み
■坐骨神経痛:腰から足にかけての痛み
■末梢神経障害:手足の先など末梢の神経が障害されることで起こる痛み

こうした神経痛の治療として原因や症状により異なりますが、
痛み止め、神経痛の薬などの「薬物療法」
温熱療法、電気療法などの「物理療法」
痛みの原因となっている神経に薬を注射する「ブロック注射」
神経を圧迫しているものを取り除く「手術」
などが病院では行われます。

もちろん、病気が原因となっている場合は
その病気を治さないと神経症状は改善されません。

しかし、冷えやストレス、つまり血行に障害が出ているケースの場合は
鍼灸治療が効果的で、薬物投与よりよほど体に負担をかけません。

鍼灸治療が神経痛にどのように効果を発揮するのか

鍼灸治療が神経痛に効果を発揮する理由は、
主に以下の3つのメカニズムが考えられています。

■血行促進効果:
鍼を刺すことで、局所の血行が促進されます。血行が良くなることで、
痛みや痺れの原因となる炎症物質が除去されやすくなり、神経の回復を促します。
■鎮痛効果:
鍼刺激によって、脳内にはエンドルフィンなどの神経伝達物質が分泌されます。
エンドルフィンにはモルヒネ様作用があり、痛みを抑制する効果があります。
また、鍼刺激は自律神経のバランスを整え、交感神経の緊張を解きほぐすことで、
痛みを感じにくくする効果も期待できます。
■筋肉の弛緩効果:
神経を圧迫している筋肉を鍼で刺激することで、筋肉の緊張が緩み、
神経への圧迫が軽減されます。これにより、痛みや痺れの改善が期待できます。

また、鍼灸治療で期待できる効果として
血行が改善され、冷え性やむくみの改善にもつながり、自律神経のバランスが整うため
ストレスによる症状の改善にも効果が期待できます。
冬には免疫力が低下しやすいんですが、鍼灸治療は体全体の
免疫力を高める効果も期待できます。

神経痛の種類別の鍼灸治療

神経痛には、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛、坐骨神経痛など、様々な種類があります。
鍼灸治療は、それぞれの神経痛の種類や症状に合わせて、ツボや施術方法が選択されます。

■三叉神経痛: 顔面の痛みを伴う病気ですが、鍼灸治療で痛みを軽減できるケースがあります。
■帯状疱疹後神経痛: 帯状疱疹の後遺症として起こる神経痛ですが、
鍼灸治療で神経の再生を促し、痛みの軽減を目指します。
■坐骨神経痛: 腰から足にかけての痛みを伴う病気ですが、
鍼灸治療で筋肉の緊張を緩め、神経の圧迫を軽減することで、痛みの改善が期待できます。


ただし、鍼灸治療の前に以下の注意は必要です。
●医師に相談する: 必ず医師に相談し、鍼灸治療を受けることが適切か判断してもらいましょう。
●経験豊富な鍼灸師を選ぶ: 鍼灸治療は、施術者の技術によって効果が大きく左右されます。
経験豊富な鍼灸師を選びましょう。
●治療効果には個人差がある: 鍼灸治療の効果には個人差があります。
すぐに効果が現れない場合でも、根気強く治療を続けることが大切です。

鍼灸治療は、神経痛の治療法の一つとして注目されています。
血行促進、鎮痛、筋肉の弛緩など、様々なメカニズムによって、痛みや痺れの改善が期待できます。
しかし、鍼灸治療は万能ではありません。そこには重篤な病気が潜んでいるケースもあるので
医師に相談した上での判断も重要です。

神経痛のセルフケア

神経痛は、少しの工夫で症状が緩和できる可能性があります。
日々の生活を見直すことも大切です。

●身体を温める
神経痛は温めることで痛みが緩和されやすくなります。
身体が温まると血流が良くなり、筋肉内に蓄積された疼痛物質や疲労物質が体外へ排出されるため
痛みが和らぎます。
坐骨神経痛の場合は特にお尻部分を温めることで、症状が改善されやすいです。

●カフェインやアルコールを控える
カフェインやアルコールには交感神経を活性化する作用があり、
過剰に摂取すると身体が緊張して血液の流れが悪くなります。
血行不良が起こると冷えへとつながりますので神経痛の症状が出やすくなります。

●規則正しい生活を送る
規則正しい生活は何も神経痛に当てはまるだけではないのですが、
適度な運動やバランスの良い食事、質の良い睡眠などは
自律神経を整え、筋肉のこりやストレス、血行不良などを起こしにくいので
神経痛の緩和に適しています。

●神経痛を予防できる食品を摂る
ビタミンB12には、損傷を受けた末梢神経を修復する作用があるといわれています。
「しじみ」「あさり」「牡蠣」「豚レバー」「焼き海苔」などに豊富に含まれます。
また、カルシウムが不足すると筋肉を収縮し、硬くなってしまうため、
「干しエビ」「ひじき」などカルシウム豊富な食品も積極的に摂取するよう心がけましょう。

神経痛でお悩みの方はまず、相談しましょう。
適切な治療を受けることで、痛みから解放される可能性があります。
このブログが、あなたの神経痛の改善に少しでもお役に立てれば幸いです。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)