よく質問される「腰痛Q&A」

腰痛
こんにちは、いりえです。
今日は来院される方によく質問されることについて
お話します。
いわゆるQ&Aですね。
みなさんが疑問に思われていることに回答する形で
進めていきます。
これを読んでいただいて疑問を解消してください。

【Q】腰痛は安静にすべきですか?

【A】大体の患者さんが腰痛の時は安静にされます。もちろん急性期には無理して動かさず、安静にする必要はあります。急性期は特に痛みが強い時、例えば「ぎっくり腰」だと当日から翌日くらいが非常に痛みが強い時期なんですが、一般的に腰痛の急性期は約1週間くらいでしょう。しかし、この急性期をすぎてもずっと安静にしていると別の不具合が起きてきます。痛みを感じていてもできる範囲で動くことが腰痛の治療には必要なことなんです。
最初の1週間は激しい痛みをとるために安静にします。そして少し動けるようになったら簡単なストレッチなどを行い、スクワットなどの筋トレを行なっていくような感じですね。

【Q】腰痛は薬で治る?

【A】病院で処方されるお薬を説明する前に以下のことを説明しておきますね。
急性期腰痛 発症〜1週間
亜急性期腰痛 1週間〜3ケ月
慢性期腰痛 3ケ月以上
ということを頭に入れていただいてこれから説明することをお聞きください。

まず、急性期腰痛の場合、いわゆる消炎鎮痛剤が処方されると思います。
これはロキソプロフェンやアセトアミノフェンなどに代表されます。
聞いたことありますよね。

これは慢性腰痛にもある程度効きます。
しかし、慢性腰痛にこれらの効き目がなくなった時は
オピオイド系またはデュロキセチン系の薬を処方する場合もあります。

これらはあくまで痛みを抑える対症療法にすぎず、病気そのものを治すものではありません。
腰痛の根本原因を解消できるものではないのです。

【Q】コルセットの着用を勧められたけど?

【A】腰痛にコルセットというのはよく聞きますね。確かにコルセットは巻くと腹圧を高め、体幹を安定させるメリットがあります。ですが、慢性腰痛だとむしろ筋力を弱めてしまう場合があるので必ずしも良いとは言い切れないです。
コルセット着用が良い時は急性期です。慢性期にはコルセット着用を少なくして運動することのほうが効果があります。
物理的な療法だと、電気・温熱などですね。腰痛には牽引と言う方もいますが、牽引療法にはエビデンスはないです。
ただし、坐骨神経痛には一定の効果があります。
と言った感じでコルセットは一時的な対処と思ってください。捻挫したから包帯を巻いて固定した。と言った感じです。

【Q】腰痛があるときには温湿布か冷湿布のどちらがいい?

急性の腰痛には冷湿布、鈍い痛みが続く慢性腰痛には温湿布が適しているといわれています。

冷湿布の目的は、症状が発生した直後に患部を冷やすことで毛細血管の収縮を促し、炎症の被害を最小限に食い止めること。
つまり、症状が発生した直後に効果があるんです。痛みが緩和されたからと言って、痛みの原因そのものが治癒したわけではなく、一時的に無痛になっただけの状態なので、不適切な時期に使うとかえって治癒に時間がかかるので要注意です。

温湿布は毛細血管の膨張を促し、傷ついた細胞へ流れる血流量を増やすことが目的です。血液量が増えると酸素や栄養が患部に届きやすくなるので治癒が促進されます。

温湿布を使用する時期は患部の炎症が落ち着いた後。炎症の悪化を防ぐためです。
痛みがある部分に熱っぽさを感じている間は、温湿布の使用を控えましょう。

また、慢性腰痛の場合は筋肉の緊張や血行の悪さが痛みの原因となっていることがあります。
その際は冷湿布よりも温湿布で温めて血行をよくし、筋肉の緊張を緩和する方が良いですね。

ただし、これも根本的な改善ではなく対症療法であることをお忘れなく

【Q】年をとると、腰痛は仕方ない?

【A】経年で背骨や椎間板、筋肉の老化などが進むことで腰痛は出やすくなります。
しかし、視力や聴力などの老化と違って、何歳になろうと改善できるのも腰痛です。腰痛の場合、筋肉を鍛えることで軽減できます。運動ですね。姿勢を矯正し、腹筋・背筋を強化する運動や体操を続ければ、何歳でも腰痛を治す事が出来ます。

【Q】寒くなると腰痛が起こるのはなぜですか?

【A】背骨を支え、体の動きを安定させているのは、腹部と背中の筋肉です。体が冷えると、これらの筋肉が緊張して硬くなり、通常より負担を感じやすくなります。そのため、寒い季節にはちょっとしたことで腰痛が起こりやすくなります。
この時期、腰痛予防のためには、筋肉を温めてやることが効果的です。

【Q】腰痛があるのに、病院でいろんな検査をしても異常なしと言われるばかり。

【A】検査ではほとんどわからない関節の動きの悪さや、筋肉の緊張など機能的な問題が痛みの原因となっている可能性が高いですね。レントゲンなどの画像検査は、腰痛に対する検査では神経や骨の状態を診ることがほとんどなんです。となると、画像に映らないくらいなので深刻な状態ではないと判断されたのでしょう。こうした状態ならば施術により改善の可能性があります。

【Q】腰痛で起き上がり時がきついんですが。

【A】腰が痛むときの起き上がり方のコツは、まず横向きになること。どちらでも良いので痛くない方に横向きになり、そこから下になった方の肘をつき徐々に上体を起こしていきます。真っ直ぐに起き上がる方法は、腰への負担が強く、より大きな筋力が必要ですので、避けた方が良いでしょう。

【Q】寝るときも腰が苦しいのですが、楽な寝方は?

【A】寝ているときの痛みで最も多いのは、仰向けで足を伸ばした姿勢時の痛みです。普段から腰が丸い方は、足を伸ばすと骨盤が前側に引っ張られ、その結果腰が反って痛みを引き起こします。この場合、膝の下にクッションなどを入れて膝を立てるか、横向きで少し丸まって寝転がると楽に寝られます。
廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ



入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)