後頭神経痛と自律神経の深い関係。廿日市の鍼灸整骨院が解説!

後頭神経痛
新年、明けましておでとうございます!いりえです。今年最初のブログを公開します。
今年もどうぞお付き合いください!!

「後頭部がズキッと一瞬、電気が走るように痛む」
「頭皮に触れるだけでピリピリして、不快感で集中できない」

このような「後頭神経痛」の症状に悩まされていませんか?
病院で検査をしても「異常なし」と言われ、痛み止めだけで
様子を見ている方も少なくありませんよね。

しかし、現場で多くの患者様を診ていると、この痛みは単なる神経の圧迫だけでなく、
「自律神経の乱れ」と密接に関係していることが分かっています。
実は、首の筋肉の緊張が、痛みと自律神経の両方を同時に狂わせる
「負のスパイラル」を引き起こしているんです。

今回は国家資格を持つ鍼灸整骨院の視点から、後頭神経痛の本当の原因と、
自律神経を整えて痛みを根本から断つための解決策をプロの視点で徹底解説します。

「もうこの痛みと一生付き合っていくしかない」と諦める前に、
まずはその痛みの正体と、当院で行っている最新のアプローチを知ってください。

後頭神経痛とは?その特徴と主な症状

後頭神経痛とは、頚椎(首の骨)から出て後頭部から頭頂部へと走行する末梢神経が、
筋肉の緊張や骨格の歪みによって圧迫・刺激されることで起こる神経痛の一種です。

まずは、主な症状のチェックリストで自身の痛みの本質を見極めましょう。

【主な症状のチェックリスト】

□発作的な痛み: 数秒から数分間、電気が走るような「ズキッ」「ピリッ」とした痛みが走る。

□片側性: 多くの場合、左右どちらか一方に痛みが出る。

□放散痛: 耳の後ろ、頭頂部、時には目の奥まで痛みが響く。

□感覚異常: 頭皮を触ったり、髪をとかしたりするだけで違和感や痛みを感じる。

後頭神経には「大後頭神経」「小後頭神経」「大耳介神経」の3種類があります。
痛む場所によってどの神経が圧迫されているかまでわかるんです。
【「ズキッ」「ピリッ」とした発作的な痛み】
筋肉の隙間を通る末梢神経が、まるで「ペンチで挟まれた」ような状態になっているサインです。
特に、首の付け根にある「後頭下筋群」という小さな筋肉が硬直すると、
神経をダイレクトに圧迫します。
持続的な痛みではなく「発作的」なのは、首の角度や呼吸の深さによって、
その瞬間の圧迫強度が変わるためです。

【「片側だけ」に痛みが出る】のは骨格の左右差・歪みが関係しています。
人間には利き手や噛み癖があるように、首の骨(頚椎)にも左右どちらかに
捻じれが生じやすい特性があります。
片側だけの痛みは、「上部頚椎(首の骨の1番・2番)」のズレが
左右非対称であることを示唆しています。
いつも同じ側が痛む場合、その方向へ首を傾ける癖や、片側の肩甲骨が上がっている
「骨格の歪み」が根本的な異常箇所です。

【「耳の後ろ・頭頂部・目の奥」への放散痛】に関しては
どのレベルの頚椎や筋肉に異常があるかが特定できます。
頭頂部まで響く場合は大後頭神経に問題があり、首の最も深い筋肉(下頭斜筋など)が原因。
耳の後ろが痛む場合は小後頭神経に関係していて首の横側にある「胸鎖乳突筋」の
停止部の緊張が原因。
目の奥が重い場合は後頭神経自体が脳の三叉神経(目の感覚を司る神経)と
一部の情報を共有しているため、後頭部の異常が「脳のバグ(関連痛)」として
目の奥に痛みを感じさせています。

【頭皮を触るだけで痛い】場合、これが最も注意すべき項目です。
専門用語で「アロディニア」と呼びます。 
通常なら痛みと感じない「接触」を「痛み」と誤認するほど、
脳と神経系がパニックを起こしている状態です。
この状態は、慢性的な痛みによって自律神経(交感神経)が常にONになり、
リラックスを司る副交感神経が機能不全に陥っている「異常事態」を指します。

長々と説明しましたがまとめると、
鋭い痛みは筋肉の深層「後頭下筋群」の過緊張が原因で
片側性なのは骨格の歪み「上部頚椎(C1-C2)の亜脱臼・捻じれ」。
広範囲の放散痛があるのは神経周辺の血流不全と酸欠が起き神経ルートの炎症によるもの。
触れるだけで痛い状態は自律神経の深刻な乱れ・脳の過敏化があるということ
です。

マッサージで表面の筋肉を揉むだけでは、深層の神経圧迫は取れません。
逆に刺激が強すぎて症状を悪化させる(揉み返しや神経過敏の増大)リスクもあります。

当院では、このチェック結果に基づき、「どの筋肉をミリ単位で緩めるか」
「どの骨をミリ単位で整えるか」を決定し、
鍼灸で自律神経のスイッチを切り替えるオーダーメイドの施術を行います。

なぜ「自律神経の乱れ」が随伴するのか

さて、後頭神経痛を抱える方の多くが、肩こり、めまい、イライラ、
不眠などの自律神経症状を訴えます。これには解剖学的・生理学的な理由があります。

① 構造的な要因:首(上部頚椎)の重要性

後頭神経が通る「後頭下筋群(後頭部と首の境目の筋肉)」のすぐ近くには、
自律神経の重要な中継地点が存在します。首の筋肉がガチガチに固まると、
脳への血流が阻害され、脳幹にある自律神経中枢に悪影響を及ぼします。

② 痛みによるストレススパイラル

神経痛による「いつ痛みが来るかわからない」という不安感や、
激しい痛みそのものが強いストレス(ストレッサー)となります。
これが交感神経を過剰に優位にさせ、血管を収縮。さらに筋肉を硬くさせ、
神経痛を悪化させるという負のループに陥るのです。
通常、筋肉の疲れ(乳酸などの蓄積)であれば、
睡眠による血流改善でリセットされます。
しかし、後頭神経痛が睡眠だけで解決しないのには、3つの明確な理由があります。


① 睡眠中の「寝姿勢」が神経をさらに圧迫する

後頭神経の出口である上部頚椎(首の付け根)は、非常にデリケートです。

意外と枕の高さが合っていない場合が原因であることもしばしばあります。
顎が上がったり、逆に下がりすぎたりすることで、後頭下筋群が引き伸ばされ、
寝ている間中、神経を「締め付け続けて」しまいます。

あとは寝返りの減少も原因のひとつ。自律神経が乱れていると、体全体の緊張が抜けず、
寝返りの回数が減ります。同じ姿勢で固まることで、明け方に痛みが
ピークに達することも珍しくありません。

② 自律神経の「スイッチ」が故障している

本来、睡眠中は「副交感神経」が優位になり、血管を広げて神経の修復を行います。
しかし、後頭神経痛を抱える方は、痛みそのものがストレスとなり、
寝ている間も「交感神経(戦闘モード)」が優位なままです。 
血管が収縮したままでは、神経に酸素や栄養が届かず、
寝ても寝ても「神経の炎症」が引きません。
これが、朝起きた時に「スッキリしない」「すでに痛い」原因です。

③ 「脳の記憶」が痛みを増幅させている

痛みが数日続くと、脳の脊髄後角という場所が「痛みに対して過敏」になります。
たとえ寝て筋肉が少し休まったとしても、脳が「この場所は痛い場所だ」と記憶してしまっているため、
わずかな刺激(寝具との接触や体温変化)を激痛として処理してしまいます。
この「脳の誤作動」は、ただ休むだけではリセットされません。

プロが教える「現代版」の主な原因

教科書的な原因だけでなく、臨床現場で多く見られる
リアルな原因を深掘りしてみましょう。
昔と現代では原因に差異があります。

原因① スマホ首(テキストネック)とPC作業

現代人の後頭神経痛の最大の要因は「長時間の前傾姿勢」です。
首が30度前に傾くだけで、首への負荷は増大します。
この負荷を支え続ける「後頭下筋群」が神経を締め付けてしまうのです。

原因② 気圧の変動(気象病)

自律神経は内耳にある気圧センサーとも密接に関係しています。
低気圧の日は自律神経が乱れやすく、筋肉のポンプ作用が低下。
神経周囲のむくみが生じることで、後頭神経を圧迫しやすくなります。

鍼灸整骨院だからできる「根本改善」のアプローチ

単なるマッサージや痛み止めでは、その場しのぎになりがちです。
当院では以下のステップで根本的な解決を目指します。

① 精密な触察による「筋膜リリース」


後頭神経を絞扼(締め付け)している深層筋を特定します。
特に「下頭斜筋」や「半棘筋」といった深部の筋肉に対して、指圧や徒手療法で的確にアプローチし、
神経の通り道を解放します。

② 鍼灸(しんきゅう)治療による自律神経調整

鍼治療は、手では届かない深部の組織に直接刺激を与えることができます。

●局所へのアプローチ: 痛みの閾値を下げ、炎症を抑えます。

●全身へのアプローチ: 背部や足にある自律神経を整えるツボ(天柱・風池など)を刺激し、
副交感神経を有位に導きます。これにより、血管が拡張し、自己治癒力が高まります。

③ 頚椎・骨盤の矯正

根本的な姿勢(アライメント)が崩れていては、すぐに再発します。
当院独自のソフトな矯正法で、ストレートネックや猫背を整え、
首への物理的負荷を最小限に抑える体作りを行います。

ご自宅でできるセルフケアのアドバイス

ブログを読んでいる皆様に、今日からできる対策をお伝えします。

① 蒸しタオルで温める: 後頭部から首筋を温めることで、血管が拡張し、筋肉の緊張が緩和されます。
(※ただし、脈打つような激しい炎症時は避け、主治医にご相談ください)

② 顎(あご)引きエクササイズ: 背筋を伸ばし、指で軽く顎を後ろに押し込む運動を10回。
これにより上部頚椎の詰まりが解消されます。

③ デジタルデトックス: 就寝1時間前はスマホを置き、交感神経のスイッチを切る習慣をつけましょう。

後頭神経痛は「たかが頭痛」と放置されがちですが、
その背景には心身のSOSである自律神経の乱れが隠れていることが多々あります。

「薬を飲んでも繰り返す」「どこに行っても良くならない」とお悩みの方は、
ぜひ一度当院へご相談ください。解剖学的な知識に基づいた施術と、
東洋医学による自律神経ケアの両面から、あなたの健やかな毎日を取り戻すお手伝いをいたします。

廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせ

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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)