子供の姿勢を良くするのは早い時期が良い

子供の姿勢改善

子供の姿勢改善

こんにちは、いりえです。
以前も子供の姿勢についてお話ししたと思います。
5月5日は子供の日!ということで
子供の姿勢改善について再度お話ししようと思います。

子供の姿勢については以前から問題視されていました。
2016年から開始された「運動器検診」においては
側湾症や腰痛、脊髄に関する問題が多く報告されています。

現代の子供たちは運動不足からくる体力・筋力・運動能力の低下を示す層と
反対に過度な運動によってスポーツ障害を起こす層の2極化が進んでいます。

小学校1年〜高校3年までを対象とした検診の結果なのですが、
姿勢の改善をするには、まずは生活習慣の改善が挙げられます。

良い姿勢と動作、生活リズムを整えてこそ、本来の人体が持つ能力が発揮されるものです。

姿勢が崩れる原因は?

はい、原因は以前もお話ししたと思いますが、
日常生活の変化です。
近年増加している原因の一つに
ゲームやスマホなどが挙げられます。
また、7歳前後くらいから猫背が始まります。
これは小学校に入学し机について勉強する時間が増えたことによる、
と言われています。

それから、正しい姿勢を保つためには
日中にしっかり日の光を浴び、夜にぐっすりと眠るなどの
生活リズムを整えることが大事です。

昔の子供の生活ですね(笑)
日の光をしっかり浴びればセロトニンという神経伝達物質を分泌する
セロトニン神経が活性化されます。
このセロトニンは様々な作用を人体におよぼしますが、背筋などにも
緊張を与えることができます。

ちょっと小難しいことを言うと、セロトニンの作用の一つに
筋への促通効果が挙げられます。
セロトニン神経は運動ニューロンの域にも分布していて、
とくに体幹の抗重力筋、姿勢筋に関わる運動ニューロンに影響を与えると言われています。
難しいですよね…。
つまり、セロトニンがしっかり分泌されている時、人は背筋がぴんっと伸び、
顔つきもシャンとします。
対してセロトニン神経が弱く、分泌が少ないと背中が丸まって
すぐにしゃがんだり、力もなくなってしまうんです。

セロトニン神経が弱まると
夜に体温を下げて眠りを誘うホルモンであるメラトニンが
生成されにくくなるということもあります。
そうなるとしっかりと睡眠をとることが困難になり
結果、生活リズムが乱れるわけです。

次に原因として挙げられるのは
運動不足による筋力・体力の低下でしょう。
この辺は以前お話ししたと思います。


主たる原因をお話ししましたが、
昔は自然と備わっていたことが、
現代では難しくなっている、ということ。
外で元気良く遊び、家の手伝いをし、夜更かしせず眠る…
本来の人の暮らし方が自然と正しい人体を形成してきたんですけど
世の中の変化で人体がついていけなくなってますね。
切ないです。

しかし、正しく整えることを諦めてはいけません!
次に子供の能力を伸ばす正しい姿勢の作り方をご説明します。

正しい姿勢の3ポイント

まずは正しい姿勢はどんな姿勢でしょう。

人体にとって立つことより座ることのほうが腰や背骨、骨盤への負荷が大きくなります
子供や大人にかかわらず、正しい座り方であっても座るという行為は負担がかかるんです。

とくに子供は学校で授業を受けるので
以外と座る時間は多いですよね。

そこで座る時のポイントをお伝えします。

① 椅子に深く腰掛けます。その時膝は90度。膝下を垂直に下ろす感じで左右を揃えて座ります。
机と体の隙間は拳ひとつくらいに。足はしっかり床につけます。


② 背筋を伸ばし、胸を張らないようにします。お腹もまっすぐに伸ばします。
お尻は後ろに引く感じで。

③ 顎を引きます。頭を前に出さないように。

この姿勢を保つように心がけると同時に休憩中は席を立つようにしましょう。
負担を軽くしてあげることです。

正しい姿勢のメリット、デメリット

まず考えられるメリット、デメリットは
①呼吸器への悪影響

背を丸め、猫背の状態し胸郭の動きを妨げます。呼吸時、横隔膜の動きで吸気できない
となると頸部や肩の筋を使用してそれを補うことになります。
そうなると肩こりや首こりなどを発症したり、しっかり酸素を取り込めないので
持久力がなかったり、すぐに疲れたりすることになります。


②歯列への悪影響

口呼吸になってしまうことで歯列に影響します。
口が常に開いた状態だと舌で歯列を支えられなくなります。
結果的に噛み合わせが悪くなってしまいます。

③勉強への影響
姿勢が悪いと体の軸が狂い、傾きます。すると目線も傾きます。
左右の目から入ってくる情報がずれ、脳が左右それぞれの情報をまとめる作業が発生し、
その分脳が疲れてしまいます。その反対に正しい姿勢は左右の情報にずれがないため、
脳も疲れず集中力がアップすると言われます。

④スポーツへの影響
こちらも左右の情報に対する脳の作業分、体を動かすタイミングに影響します。
正しい姿勢は判断力がアップし、さらに様々なスポーツ障害を未然に防ぎます。

⑤食事への影響
内臓が圧迫され、消化吸収にも影響がでます。また、歯並びや噛み合わせにも影響します。
足をプラプラさせるような姿勢はしっかりと噛むことができないため、
顎の形成、発達に悪影響があり、発達しないと歯が並ぶスペースが確保できなくなり、
歯並びが悪くなるそうです。

子どもの姿勢を良くするために

子供の姿勢改善は様々なところに影響を与えますね。
親御さんは声かけの際に一工夫してみてはいかがでしょうか。

いつも毎度毎度おなじセリフ「姿勢を良くして!」
と言うより、
悪い姿勢を長く続けさせないように促す言葉に切り替えるとか。
休憩を促してみたり。

あとは、日の光を浴びるように促すとか。

複式呼吸も効果があるそうですよ!
お腹が膨らむまで鼻から深く息を吸い、お腹をへこませながら
口からゆっくり息を吐く呼吸法です。


それでもなかなか効果がでないなら
プロにご相談を。

体の状態をみながら、しっかりとメンテナンスさせていただきます。
僕は鍼灸、整体だけでなく、柔道整復の国家資格も持っています。
様々なことに対応しますし、
正しい姿勢を保持するための日常的なメンテナンス法なども
お伝えします。
痛いことされるんじゃないか、とご心配の方、
痛いことはしません!(笑)

子供はもちろん大人の方で不調がある場合、
姿勢が原因かもしれません。

一度ご相談ください。


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
肩こり腰痛、自律神経の調整から交通事故の治療まで 廿日市市地御前 いりえ鍼灸整骨院におまかせを!




入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)