夜になるとしびれが強くなる理由は?鍼灸整骨院の教える原因と対策

しびれ
こんにちは、いりえです。
日中はそれほど気にならないのに、夜静かになると手足のしびれが強くなり、
眠れなくて困っているという方は少なくありません。
「重い病気ではないか?」「どうして夜だけ?」と不安を感じる方も多いでしょう。

実は、夜間にしびれが強く感じられるのには、人間の体の仕組みや環境による
明確な理由があります。今回は、その原因を深掘ります。

なぜ「夜」にしびれが強くなるのか?

夜間に症状が悪化する理由は、主に3つのポイントが関係しています。
その一つとして副交感神経の優位性が挙げられます。

① 自律神経の切り替わり(副交感神経の優位)

日中は活動を支える「交感神経」が働いていますが、
夜になると休息を司る「副交感神経」が優位になります。
副交感神経が優位になると、血管が拡張して血流が変化したり、
痛みやしびれを伝える神経の閾値(感じ方)が変わったりすることで、
日中よりも感覚が敏感になることがあります。

② 体温の変化と血流の停滞

就寝前、体は深部体温を下げるために末梢の血管を広げて熱を逃がそうとします。
この過程で血管の拡張やうっ血が起こり、神経を圧迫している部位に
さらなる刺激が加わることがあります。
また、長時間同じ姿勢で寝ることで筋肉が硬くなり、
血流が滞ることも「しびれ」を強くする一因です。

③ 脳の集中度(静寂の影響)

日中は仕事や家事、テレビの音など外部からの刺激が多く、
脳が「しびれ」以外の情報も処理しています。しかし、夜の静かな環境では
意識が自分の体に向きやすく、わずかな違和感も強く認識されてしまいます。

注意したい「夜のしびれ」を引き起こす疾患

しびれが出る部位によって、考えられる原因は異なります。
ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

手のしびれ:手根管症候群や頸椎症

■手根管症候群: 手首の正中神経が圧迫される疾患です。
特に明け方にしびれで目が覚めるのが特徴的で、手を振ると一時的に楽になります。

■頸椎症(けいついしょう): 首の骨の変形やヘルニアにより、腕へつながる神経が圧迫されます。
上を向く姿勢や、高い枕で寝ている際にしびれが出やすくなります。

足のしびれ:腰椎疾患や血行障害

■腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症: 腰の神経が圧迫されることで、太ももやふくらはぎにしびれが出ます。寝返りを打った際や、足を伸ばして寝た際に神経が引き伸ばされ、症状が強まることがあります。

■閉塞性動脈硬化症: 足の血管が細くなり血流が悪化する病気です。横になると重力による血流の助けがなくなるため、足先が冷えてしびれや痛みを感じやすくなります。
「足全体ではなく、指先だけがジンジンする」「親指の付け根や指の間がピリピリ痛む」といった、
局所的な症状に悩まされる方も多くいらっしゃいます。これには足固有の構造が関係しています。

特に足の中指と薬指の間、あるいは人差し指と中指の間にしびれや痛みが出る場合、
「モートン病」の可能性があります。
足の指の付け根を通る神経が、骨や靭帯に圧迫されて起こるものです。
日中にきつい靴やヒールを履いていると、夜、靴を脱いでリラックスした際に、
圧迫されていた神経が解放される過程で、強いしびれや違和感として現れることがあります。

また、腰椎が関係しているケースもあります。
なぜなら、足の指先の感覚は腰の一番下の骨(腰椎5番や仙骨付近)から出る神経が司っているから。
そのため、腰自体に痛みがなくても、寝ている姿勢で腰が反ったり、
マットレスが体に合っていなかったりすると、ピンポイントで「足の指先だけ」にしびれを飛ばすことがあります。
これを「関連痛(放散痛)」と呼び、指先そのものよりも腰周りの筋肉を緩めることが解決の鍵となります。

もちろん末梢神経障害と血行不良は足先のしびれの原因として多いのも事実です。
足の指先は体の中で最も心臓から遠く、血流が滞りやすい場所ですから。
「夜になると指先が冷えてしびれる」という場合、毛細血管の循環不全が考えられます。
特に糖尿病予備軍の方や、長年の喫煙習慣がある方は、末梢神経に十分な栄養が行き渡らず、
夜間の静止時に強いしびれを感じやすくなる傾向があります。

プロが教える「夜のしびれ」対策とセルフケア

ではこうした夜間における対策としては何ができるでしょうか?
少しでもしびれを和らげるために、日常生活で取り入れやすい対策をご紹介しますね。

① 寝姿勢のセッティング(ポジショニング)

■腕のしびれがある場合: 肘や手首を深く曲げたまま寝ると神経を圧迫します。抱き枕を使用し、腕を軽く伸ばした自然な角度で固定すると楽になります。

■足のしびれがある場合: 仰向けで寝ると腰が反り、神経を圧迫しがちです。膝の下に丸めたバスタオルやクッションを入れることで、腰の緊張が抜け、しびれが緩和されます。

② 入浴による深部からの加温

シャワーだけで済ませず、39度〜40度程度のぬるめのお湯に15分ほどゆっくり浸かりましょう。
筋肉を物理的に緩めるだけでなく、自律神経のバランスを整える効果があります。
ただし、お風呂上がりに急激に体が冷えると逆効果なため、
靴下やレッグウォーマーで保温を心がけてください。

③ 専門的な調整

しびれの多くは、神経そのものの問題だけでなく、
その周囲にある「筋肉の硬直」や「関節の歪み」が引き金となっています。
特に、深い層にある筋肉が神経を締め付けている場合、
セルフストレッチだけではアプローチが難しいのが現状です。
専門的なマッサージや鍼灸によって血流を根本から改善し、
神経の伝達を正常に戻すことが早期回復への近道です。

そのほかの足の指先のしびれを防ぐ「就寝前のポイント」

指先のしびれを和らげるために、寝る前に以下の2点を試してみてください。

■足指のグーパー運動: お布団の中で、足の指を思い切り開き、次にギュッと握る動作を10回ほど繰り返します。これだけで足先の毛細血管が刺激され、うっ血が改善されます。

■足首を温める: 指先がしびれるからといって指先だけを温めるのではなく、「足首(くるぶし周り)」を温めるのがコツです。足首には太い血管が通っているため、ここをレッグウォーマーなどで保温することで、効率よく指先まで温かい血液を届けることができます。

我慢せずに専門家へ相談を

夜のしびれは、体が「これ以上放置しないで」と送っているサインかもしれません。
「ただの疲れだろう」と放置している間に、
神経の圧迫が進み、筋力の低下や感覚の麻痺につながってしまうケースもあります。

当院では、患者様お一人おひとりの生活スタイルや症状に合わせ、
負担の少ない丁寧な施術を行っております。
もし、夜にしびれを感じて不安な時間を過ごされているのなら、
どうぞお気軽にご相談ください。あなたの体が本来持っている
「治る力」を最大限に引き出し、心地よい眠りを取り戻すお手伝いをさせていただきます。


廿日市の整骨・整体はいりえ鍼灸整骨院へ。慢性的な痛みの緩和だけでなく自律神経の調整も行っています。
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入江院長
「痛みや不調にお悩みの方、ぜひご相談ください」

 ●いりえ鍼灸整骨院・院長 入江 毅

《経歴》
・関西鍼灸短期大学卒業 在学中に鍼師・灸師免許取得
・大阪にて鍼灸整骨院に勤務
・国際東洋医療学院柔道整復学科にて柔道整復師免許取得
・山口市の医療法人内鍼灸整骨院にて院長として約6年間勤務
・広島県内鍼灸整骨院にて4年間勤務
・業界17年の知識と経験をもとに廿日市市地御前に「いりえ鍼灸接骨院」を開院

《資格》 ■鍼灸師 ■柔道整復師(国家資格)