姿勢矯正・骨盤矯正について

姿勢矯正・骨盤矯正
矯正には様々ありますが、ここでは特に近年要望の多い矯正について挙げておきます。
それは、姿勢矯正(猫背矯正)・骨盤矯正。
身体の不調を引き起こす原因の一つに背骨や骨盤の歪みがあります。
そしてそうした歪みをの原因となっているのが姿勢の悪さです。

姿勢の悪さにより背骨や骨盤が歪むと、首・肩・腰・膝などに負担が増します。
人体において首にしろ、肩、腰、膝といった部位は自由に身体を動かすために必要な部位です。
それぞれの部位には関節があり、この関節があるから
自由に身体の曲げ伸ばしが可能となっています。

座ったり、歩いたり、走ったり、捻ったりなどさまざまな角度に曲げたり伸ばしたりできるのも
関節のおかげですが、その分負荷も大きくかかります。

負担が大きくなると筋肉は硬くなり、血流も悪くなります。
すると、栄養分や酸素がめぐりにくくなり、同時に疲労物質も体内に蓄積されるようになります。
また、自律神経も圧迫されると様々な不調の原因となります。

猫背に代表する姿勢(背骨)はどんな状態か

猫背は首から背中にかけてが丸くなっている状態、前屈みの状態が続くために
呼吸も浅くなりがちで内臓も圧迫されてしまいます。

これは、胸椎が後ろ側に曲がっている、歪んだ状態です。
この歪みを良い状態に矯正してやる必要があるのですが、
この良い状態がどんな状態なのかご存じですか?

胸椎は背骨=脊椎の一部です。
この脊椎は首(頚椎)、胸(胸椎)、腰(腰椎)、お尻(仙骨)、尻尾(尾骨)で
構成されています。

そして、それらが横からみて全体的に緩やかな「S字」を描いているのが正しい状態
、良い状態です。

猫背ではない場合でも胸椎部分は自然な湾曲を成しています。しかし、猫背の方は
この部分がかなりきついカーブを描いています。

そうすると人体はバランスを取ろうとして背を丸め、肩と頭が前に出て、「S字」から
「C字」になってしまいます。

近年、スマホやパソコンを見る時間が長く、そのせいで
猫背になる人が多いのです。

また、猫背は若年層にも広がっています。

猫背に代表する姿勢(背骨)の矯正

身体の歪みを正しく矯正するのが整体です。
「整体」とは、体を支える中心となる骨盤や背骨を整え、
骨のズレなどを矯正することによって筋肉のコリや疲労をほぐし、
体全体のバランスを整えます。

自覚症状がなくとも手技により
身体のこり、歪みやズレを確認できるので
症状の悪化を未然に防ぐことも可能です。

こうして歪みを根本的に改善するため、
痛みの再発を防いだり、遅らせることもできます。

猫背を自覚している方の多くは
こうした猫背を治そうとあえて胸を張ったり
首を前にあげるなど努力されています。

ですが、ふと気づくと元の猫背になっている、ということが多いのでは?

根本的な猫背の原因がわからないまま
なんとなくで姿勢を良くしようとしても良くなりません。

猫背のタイプは
首が前に落ち、そのまま背中全体が緩いC字カーブを描いている「首猫背」タイプ。
スマホ使用時になっている姿勢です。

ヒールを履いている女性に多い「腹猫背」タイプ。
腹筋が弱いのでお腹が前に出てしまい、反り腰になります。

お年寄りの姿勢になる「腰猫背」タイプ。
背中全体が大きく前に曲がって大きなC字を描いています。

猫背のタイプでも色々ありますので
自分に合ったタイプやその原因を追求するのは
人体の仕組みがよくわかったプロじゃないと難しいでしょう。

猫背は単に姿勢をよくしよう!と気持ちだけでは改善できないのです。

骨盤の歪みとは

骨盤矯正という言葉は随分身近な言葉です。
女性は骨盤矯正補をすることで美容にも効果があると思われているのではないでしょうか?
実際にどんな効果があるでしょうか?

骨盤は上半身と下半身を連結させる重要な部位です。
が、日頃の姿勢や習慣、癖などで少しずつ歪んでくる部位でもあります。

骨盤が歪むと腰痛、倦怠感などが現れます。
また、骨盤が歪み広がることで内臓器が下がります。これにより基礎代謝の減少、
自己修復力の低下などの症状も引き起こします。

また特に産後は出産により骨盤の歪みが強く出るので
腰痛や尿もれ、ぽっこりお腹の原因になります。
また、骨盤の歪みは肩こりや冷え性とも関係しています。

骨盤は日常的に歪みやすい部位なのですが、
その歪みやすい行動とは

片足重心
椅子に浅く座っている
片方に荷物を持つクセ
足を組む

などです。

まずこうしたクセを治す必要があります。
ただし、こうしたクセが筋力低下による場合
もあるのでなかなか改善できないことが多いのも事実です。

骨盤の矯正

骨盤の歪みは様々人により異なります。
筋力低下や加齢によって起こることが多い「前傾タイプ」
筋力低下や加齢によって起こる「後傾タイプ」
骨盤が横に開くタイプの歪み「開きタイプ」
お腹やお尻の筋肉に左右差がある「左右傾きタイプ」

自分の骨盤がどんな歪み方をしているか分かりにくいので
整体などでの治療が一番望ましいといえます。

骨盤矯正は骨盤に付随している筋などに働きかけ
指圧し、歪んだ癖を取り、正しい位置へ骨盤を戻す施術です。

また、正しく筋肉を使っていないことで
骨盤の歪みを起こす場合もあるので
筋肉にもアプローチすることが望ましいといえます。

特に腰痛を起こしやすい
仙腸関節と股関節をしっかり緩めることも大切です。

骨盤を矯正しても筋力がなければ
元に戻ってしまいやすいので
定期的な通院とともに筋力を衰えさせない方法も
アドバイスしてもらえる施術院が望ましいと言えるでしょう。